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飲みにケーション 無礼講?


#いい時間とお酒

気付けばもう師走。
忘年会シーズンとはいえ、前より少し寂しくなった駅前の繁華街。今は田舎住みだから余計閑散としている。


年末。
今からかなり前の話、決算で忙しく最後の最後まで協定台数を追いかけて居たあの頃。
クリスマスソング等もはや聞こえない🎄。


半端なく怖いマネージャー(鬼上司)に
「年末まであと2台!」
厳しく言われる度

「ハイ!」

マネージャーが席を外すと皆で
「なんにもあんなに怖い言い方しなくても良くない?」
から始まり営業全員でいつものフラストレーションを上司に向け愚痴る。(※営業で女は私だけ)


事務所のドアが空いた時みなビクッっとして全員ドアに目を向けると……

若く可愛い事務さんが、
「忘年会の出席とりまーす。希望者はここに○してくださいねというか、皆さん、提出遅いので、ここで聞いていきますね♡」


安堵する皆、どうせ全員出席なんだからとる必要ない確認だったりするので、


若い事務さんに
「○○ちゃんも行くのー?なら俺も行こうかなー!」
なんて言ったりするオッサン営業に、

若い事務の女子
「セクハラですよ!じゃ皆出席で、失礼します」
そんな師走に仕事も一段落して忘年会を迎える。



寒い中、皆仕事を切りあげディーラーの営業、事務、サービス、メカニック全員がその時間にぼちぼち
「お疲れ様でーす」
と挨拶しながら集合する。

当時、営業とちょっぴり仲の悪いメカニックさん達が集ったり、あまり話さない、サービスの方が隣に座ったり、仕事とは違う不思議な雰囲気漂う居酒屋。

マネージャーが現れるとやはり場の雰囲気変わる。
とりあえず生ビールが目の前にある中、
マネージャー
「今年1年皆さん、お疲れ様です!今年は不景気にも関わらず……etc……」
長い(`ーωー´)イラッ


「いいから早く乾杯するべー。ビールぬるくなっちまうー!」

1番偉いメカニックさんが急かすと、

マネージャーが笑い、
「そうだな!じゃ皆今日は無礼講で!!乾杯!!」


この乾杯の後に飲むビールは凄まじく美味い!!
何杯でもいけそうだ。

しかし、飲み過ぎ無礼講。この言葉を間に受けると、とても不味い事になるのを新入社員達は学んだりする。(身をもって知っている)

やはりお酒が入ると、皆雰囲気が楽しくなるし、あまり仕事で話さない人とも話したり、パブリックではなくプライベートの顔がチラホラ出るので、いつも黙ってたり、怒ってばかりいる人は、
ああ、話すとこんな感じなのかぁ!!

出席したくなかった人ほど思い切り弾けたりしてそれなりに楽しかったりする。

いつかの忘年会


この頃ハイボールが流行り出したり、ビールが苦手な女子でもシャンディガフ等飲みやすくなったお酒が増えて、(クラフトビールより飲みやすい気がする)途中からかなり盛り上がってくる。


特にマネージャーは酒を飲むと、陽気になり、いつもの怖さの気配完全に無くなり、かなりノリが良くなるのを知っている1部の皆は、ものすごく持ち上げる。そのうち皆が持ち上げ始めると?

「今日の幹事誰だ?これから二次会に行く奴だけは、次全部払ってやる!!二次会行く奴まとめろ!!🔥」

今では飲みハラ、アルハラと呼ばれるかもしれない。けど、私達は楽しかった。

何故なら別に行きたくなければ行かなくても良い。楽しければ行けばいい。


若い社員もかなり二次会参加していた。
日頃やっぱり社会、会社の中に居ることが殆どだからこそ、プライベートの顔が見えるコミュニケーションの時間は貴重だった。嫌なことも吹き飛ばす!


忘年会は、意外に盛り上がる。盛り上がりすぎるくらい盛り上がる。

鬼上司が、え!?ていう行動を見せたりして、いつも小憎らしいミーティングには無い楽しい時間を過ごすことで、いつもの上司の印象まで変え、
皆、時には三次会までついて行ったりするのだ。
それは成績や出世に全く関係ない。


気分良くなり楽しいから、この1年頑張ったから奢ってくれる(酔っていても)、焦りながらも財布の中身を確認し、会計してるマネージャー(鬼上司)の背中を見て、なんか1年私自身頑張ったなぁ……。

よし、また頑張ろうと、思えたりする。

取り続けたインセンティブ


無礼講とはどこまで?
お酒に飲まれるヤツで、他人に迷惑かける経験は1度はしたことがあるかもしれない。


そうやってお酒の嗜み方を覚えて行けば会社の忘年会ほど楽しいものはない。
緊張感の全くない気の知れた友達と飲むよりずっと楽しかったりする。

今は少しのことでパワハラ、アルハラ、セクハラ、ハラスメントをつける。

当時はそんなもの当たり前すぎて、多少のことは我慢し、いちいち騒がず叱咤激励とはまた違うもので多少叱られなければ人は育たないと思う。

本気のハラスメントは、社会的地位を利用した人に対するいじめでありそれを履き違えてあまり厳しく律すると、楽しみすら見いだせなくなる。
行くか行かないかは自分次第なのだから。

心に傷を受けるほどのハラスメントでない限り、
騒ぎすぎるのはどうかと思う。
きちんとした会社ならコンプライアンスの部署もある。相談するところはどこにでもある。

辛いことがあるから、楽しさを感じるその時間。

たしかに社会は厳しい。
その中で、忘年会を行う会社も少なくなったと感じる。

アルコールを交えた職場の忘年会。
1度参加してみると楽しさが分かるかもしれない。

奢りすぎた鬼上司、行きつけのスナックで自爆無礼講。
味も分からぬ皆にガブガブ飲まれボトルキープ消える。(悲)


次の日のシラフに戻った、クスッていう感覚。それは行ってみないと分からない。

左がキャバクラのスタッフ。ホントに可愛いかった。
当時は女性でもキャバクラ入れた!忘年会でしか経験できないかも???



最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます。










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