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パートナーが妊娠したかも?とわかったら、男性がするべきこと


パートナー、もしくは同居家族が妊娠した場合、まわりの人も気をつけなければならないことが大きく2つあります。

1つ目は風疹抗体を確認してワクチンを摂取すること。
風疹は、妊娠20週までの妊婦さんが感染すると赤ちゃんが難聴・白内障・先天性心疾患を持ってうまれてくる可能性が高くなります。

妊娠1ヶ月でかかった場合50%以上、妊娠2ヶ月の場合は35%などと、その確率もかなり高いので、気をつけたい感染症です。幼少期にかかったことがある人は抗体がありますが、風疹にかかったことがない人は要注意です。

平成2年4月2日以降に生まれた人は2回、公費でワクチンを受ける機会があったため抗体がある可能性が高いです。しかし、昭和37年度から平成元年度に生まれた女性及び昭和54年度から平成元年度に生まれた男性は受けていても1回です。そして、昭和54年4月1日以前に生まれた男性は1回も予防接種の機会がなかったため、抗体を持っていない可能性が高いです。
妊娠中の妊婦さんは、風疹抗体があるか初期に検査されるものの、抗体がなくても妊娠中の風疹予防接種はできません。まわりの方が家庭に持ち込まない様に、予防接種を受けましょう。
現在、多くの自治体で、この風疹ワクチンや抗体検査を無償で実施しています。できれば、妊娠がわかる前に接種しておく事がベストですが、パートナーの妊娠がわかった今でもできる事があります。ぜひこれを機会に確認してみてください。

2つ目は妊婦さんの周りで喫煙しないことです。
妊婦さん自身が喫煙しない事はもちろんですが、周りの方も、妊婦さんのまわりで喫煙しないのが大切です。なぜなら、妊娠中の受動喫煙は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の要因であることが確実視されているほか、低出生体重・胎児発育遅延との関連も指摘されているからです。
近年アイコスなどの加熱式タバコが、煙や害が紙タバコより少ないと注目されていますが、残念ながら妊婦さんへの影響があることは変わりません。生まれた後の赤ちゃんにも、喫煙されている方にとっても百害あって一利なしなので、これを機会に禁煙にトライしてみるのも良いと思います。また、つわり時期の妊婦さんにとって、ちょくせつ横で吸わなくても、服についたタバコの匂いで気分が悪くなる方も多いです。そちらも配慮しましょう。
とはいえ、はい明日から吸いません!と簡単に禁煙できない方もいるかと思います。
できれば禁煙して欲しい所ですが、できない場合も、妊婦さんの周りでは絶対に吸わない様にしましょう。

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