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8.お手軽スッキリ方法

 手を洗う事です。まさにお手軽。

 ヒトを人間たらしめるものはなんでしょうか。人によって色々な意見が分かれる問いだと思います。答えはひとつではないと信じているので、私の意見を述べるならば「脳」は必ず上がってくる項目の一つでしょう。
 中でも(外側ですが)重要な分野が大脳新皮質だと感じます。ヒトの言語、記憶、思考などの高次の脳機能をつかさどる大脳新皮質。ここの進化なくして叡智、そして文化、文明は得られていないでしょう。
 もちろん、散切り頭を叩いても音がなることはないはずです。

 そんな大脳新皮質は感覚にも密接にむずびついており、更に部位によって偏りがあるそうです。
 感覚の指標の一つに触二点識別閾というものがあります。詳細は下記

体表面上の二点に触覚刺激を与えたとき、それらが別々の二点であることを識別できる最小の距離のことであり、人の皮膚の空間解像度を表すものである。触二点識別閾が小さいほど、皮膚の空間解像度は高いと言える。この触二点識別閾は、指先や口唇、舌先などで小さく、脚や腕、背、肩、などで大きい

出展:皮質体性感覚野の身体表現理解を促す

 簡単に実験できると思うので爪楊枝2本使って、舌や唇、比較で肩や脛などをちくちくちくちくしてみると楽しいかもしれません。
 私が初めにこの話を聞いたとき、日常でも思い当たる節があると気が付きました。口に髪の毛が入るとすぐわかるし、器用にその髪の毛だけを口から取り出す事ができます。
 魚の骨などもしかり。ミリ単位の異物が混入していてもわかります。

 さて、北アメリカ生まれのホムンクルスをご紹介します(この記事のサムネの彼ですね)。安心してください、おそらくカナダ生まれです。アメストリス生まれではありません。
 ペンフィールドという脳神経外科医が大脳皮質が司る面積と対応する体部位の関係を研究してまとめ、大脳皮質の対応部分の面積と体の表面積が1対1に対応していない事がわかりました。そして出てくるのがホムンクルスです。大脳皮質の相当領域の面積とホムンクルスの体の各部分の大きさが対応するように描かれているそうです。
 ホムンクルスを見てわかる事は、手と口がとにかくでかい!大脳新皮質を使用している比率が大きいのが一瞥するだけでわかります。

 そんな大脳新皮質の面積割合を大きく占める「手」を洗いスッキリできれば、大体のスッキリ感は得られると、私は考えたわけです。
 無理やりすぎかと思うでしょうが結構効果がありまして、この記事も手を洗うことでスラスラかけました。(個人の感想です)

 気分転換の際の選択肢に「手を洗う」。オススメです。
 皆さんも是非、気分転換手洗いに手を染めてみてください。

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