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中途入社者の組織適応をサポート!早期活躍を実現する戦略人事のオンボーディング施策

システムソリューション事業部(以下、SSOL)では、中途入社者の早期活躍を支援する取り組みとしてオンボーディング(※)施策を導入しています。
2021年7月の導入開始から現在に至るまでたくさんの中途入社者に参加いただき、配属先組織と人事でタッグを組んで、入社者一人ひとりの組織適応をサポートしてきました。

今回の記事では、戦略人事グループの日吉さんにSSOL事業部のオンボーディング施策について教えていただきました。

​​​​​​​※オンボーディングとは
船や飛行機等に乗っている状態を指す「on-boarding」から派生し、新たな組織や職場環境に新規参画者が馴染み、戦力として活躍できるようサポートしていく制度や取組みのことを人事領域では「オンボーディング施策」と呼ぶ。


インタビュイーのご紹介

日吉 莉早さん
システムソリューション事業部 事業戦略部 戦略人事グループ
新卒で保険の引受業務等に携わった後、約8年採用・人材育成から労務管理まで人事業務全般を幅広く経験。2023年1月にパーソルP&Tへ入社。現在は戦略人事として、人材開発領域をメインに担当。管理職・新卒・内定者など階層別の研修施策、また中途入社者のオンボーディングや受け入れ対応を担う。プライベートではお酒を飲みに行くのが好き。

入社者の不安を取り除き、いきいきと働ける環境を整えたい

ーー本日はよろしくお願いします。まずは戦略人事グループとしての中途入社者支援に対する想いを聞かせてください。

SSOL事業部には、毎月新しいメンバーが中途入社されています。
私自身も中途入社なのでよくわかるのですが、入社時にはワクワクする気持ちもあれば、もちろん不安な気持ちもあると思うんです。

このオンボーディング施策によって不安をなるべく取り除き、組織にも業務にも早く馴染めるようサポートすることで、いきいきと働けるようなお手伝いができればと考えています。

ーーパーソルP&T全体の中途入社研修とは別に、SSOL独自でオンボーディング施策を行っている理由・導入背景について教えてください。

中途入社者向けの入社時研修は、大きく分けてパーソルP&Tの全体研修とSSOL事業部独自のオンボーディングの2つから成り立っています。

今回ご紹介するSSOL事業部のオンボーディング施策の導入のきっかけは、コロナ禍の影響でリモートワークが進んだことが大きな要因です。

中途入社者が新しい環境で早期活躍するためには、以下の二つの適応が重要であると考えられています。

  • 仕事適応(仕事を覚え力を発揮すること)

  • 組織適応(組織に馴染み力を発揮すること)

SSOL事業部の場合、リモートワーク環境においても仕事適応は問題なく進むことが多いです。

ですが、組織のカルチャーや一緒に働くメンバーについての情報を獲得する機会が減少し、組織適応についてはどうしても難しくなってしまいます。

そこで、中途入社者の組織適応を支援することを目的にオンボーディング施策を導入することとなりました。

組織適応を支援するオンボーディング施策の具体的な取り組み

ーーここからは、オンボーディング施策の概要について教えてください。

​​入社後3ヶ月間をオンボーディング期間として、各種フォロー施策を実施しています。

オンボーディング施策は大きく「職場フォロー」「人事フォロー」の2つで構成されています。

職場フォローは主にコミュニケーションを目的とし、配属先組織にて行います。対して、人事フォローは戦略人事にて各種研修・面談等を行っています。

ーーまずは「職場フォロー」の詳細について教えてください。

配属先組織内に必ず「ナビゲーター」を配置し、中途入社者へのフォロー体制を整えています。

ナビゲーターは中途入社者の「立ち上がり伴走者」として、日々発生する小さな疑問、困ったことを解消できるようサポートしてくれるメンバーです。

ナビゲーターがいることで「誰に聞いていいのか分からない」「こんな小さなこと聞いていいのかな」といった不安や情報不足による職場適応の遅れを未然に防ぎ、早期活躍をサポートすることが目的です。

その他、リモートワーク環境ならではのコミュニケーション問題を解決する目的で、中途入社者には「自己紹介ミーティング」と「職場インタビュー」を実施していただいています。

対面で会話する機会も減っているため、自己紹介を通して中途入社者本人のことを知ってもらい、本来の自分(個性や持ち味)を早期に発揮いただくこと、またインタビューを通して組織の風土やカルチャーを知るきっかけになればと考えています。

ーー続いて、「人事フォロー」の詳細について教えてください。

研修としては、「労働マネジメント研修」と「人事評価制度研修」を行っています。

労働マネジメント研修は、労働マネジメントの考え方を知り、自分で働き方をマネジメントできるようになることを目的に実施しています。

人事評価制度研修では、人事制度・目標設定や評価方法の説明、またMBOシートの書き方まで具体的に説明しています。自身で入社後の目標を立てて目標に向かって走り出せるよう支援しているんです。

また、入社後3ヶ月時点で「フォロー面談」を行っています。元気にいきいきと働けているか、組織適応できているか等、面談にて確認しています。

入社後しばらくはどうしても業務優先となり、人事と話す機会もなかなかなかったりするので、この場ではざっくばらんに話していただいて、小さなことでも疑問があれば気軽にご相談いただきたいと思っています。

その他、コミュニケーション促進の目的で、中途入社同期のグループチャットを開設したり、Teamsに自己紹介を投稿してもらったりなどの取り組みも行っています。

参加者の声を反映しながら、より良い施策にアップデートしていきたい

ーー実際参加された入社者からは、オンボーディング施策に対してどんな反応がありますか。

フォロー面談時に話を聞いてみると、なんといってもナビゲーター制度が好評ですね。

実際に「ナビゲーター制度があることで、定期的かつ強制的にコミュニケーションをとれる方がいるのは精神面的に非常に良かった」「入社直後、頼れる人が明確になっているという意味でナビゲーターの存在は安心感があり、ありがたかった」などの声をいただいています。

またアンケートによると、自己紹介ミーティングや人事評価制度研修についても好評をいただいています。「自己紹介ミーティングがメンバーに自分のことを知ってもらう機会となり、業務で連絡をとる際にも会話が弾んだ」というメンバーもいました。

人事評価制度についても、「入社前にも評価制度についての話を聞いていたが、改めて入社後に説明を受けることができて安心感がある」という声もありました。

オンボーディング参加者に対するアンケートも定期的に行っており、参加者の声を反映しながらより良いものになるよう改善してきた結果、現在の形になりました。これからも状況の変化に合わせて常にアップデートしていきたいと考えています。

“人”を大切にしているから、安心して能力を発揮できる

ーー戦略人事として、今後の目標や取り組みたいことはありますか。

私個人としては、中途入社者同士の“横のつながり”を強化したいと考えており、現在取り組みを検討中です。

フォロー面談の中でも、入社後しばらく経って業務に慣れてくると自組織外の人と話してみたい、コネクションが欲しいという声をよく聞くからです。

同期入社同士で、良い面・悪い面含め入社後のギャップについて話せたり、ラフな雰囲気で情報交換できたりする場を作れるといいなと思いますね。

ーー最後に、入社を検討している方へのメッセージをお願いします。

私自身、入社前には色々な不安がありました。不安のかたちも人それぞれだと思います。
入社してみて感じたのは、とにかくパーソルP&Tは“人”を大切にしているということ。

私も大きく環境が変わって躓いたときに、親身になって話を聞いてもらえたことは感謝していますし、困ったときに相談に乗ってくれる人がいる、話しやすい環境が組織として整っているところは大きな魅力だと感じています。

中途でご入社される方が、SSOL事業部でこれまでのご経験を十分に活かし、安心して能力を発揮いただけるよう、戦略人事グループとして皆さんの新たなキャリアを全力でサポートします!


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