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ナチュラルの筋肥大に最強の味方〜インスリン〜

1. インスリンとは


インスリンはランゲルハンス島β細胞から分泌されるペプチドホルモンです。インスリンは21個のアミノ酸からなるA鎖と、30個のアミノからなるB鎖が2つのジスルフィド結合を介してつながっている次の様な構造をとっています。

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インスリンは主として血糖値の向上性を保つために放出されるホルモンであり、血糖値を下げる役目を担っています。

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血糖値を下げるためのホルモンはインスリンのみであり人間が進化の過程で豊食な環境に適応するために発生したホルモンと言われています。その他の生理作用として次のものが挙げられます。

 ・骨格筋におけるアミノ酸、K+の取り込み促進  ・タンパク質合成の促進
・肝臓における糖新生の抑制 ・グリコーゲンの合成促進・分解抑制
・脂肪組織における糖の取り込みと利用促進 ・脂肪の合成促進、分解抑制
・腎尿細管におけるNa再吸収促進作用 ・交感神経活性化
・食欲抑制

  このように多岐にわたる生理作用がインスリンには存在する為、これを利用しドーピングをする人が後を断ちません。しかし、インスリンについて正しい知識をつけないままドーピングをしてしまうと極度の低血糖になってしまい脳死や脂肪と言った取り返しのつかない状況になってしまいます。そこでこのnoteではインスリンがなぜ筋肥大を引き起こすのか、安全に使用するためにはどうしたらいいのか、専門的な知識を含め解説していきます。更にインスリンの自己分泌を最大限引き出す方法も解説していきます。ナチュラルの方もそうでない方にも有益な情報が詰まったnoteです。

このnoteはインスリンによるドーピングを推奨するものではありません。


2. インスリンの分泌

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