おもてなし(＝表裏無し)の学びと気付き

人間の強い心弱く脆い心、その心を理解する

私の体験ですが、
日本のおもてなし(裏表無し)の学びに因り
刹那に生きて来た弱い心に克つ色々な心
の気付きを得ることが出来ました。

この学びは読者の皆さんに該当するか否か
解りませんが、参考程度になると思います。

強い心と弱い心は、表裏一体

(背中合わせ)

人間は心身共に進化成長するために
未完成で適度に弱く作られています。

人間は、
人間(自他)の持つ様々な弱さを知ることに因り、
人の強さが何であるか❓を知ることが出来ます。
その強さは、
どのような状況下でも平らに保て、
自らの感情・思考・意志・人の情欲
を上手くコントロールできる強さです。

自らの弱さを理解して克服するために
人間は一時的に自分が傷つきます。
人は誰でも、弱い自分の心を強く
鍛えたいと望むのは向上心からです。　

どんなに自分を強くしようとしても
中々出来ないのは、何故でしょうか？　

強くなりたいと望んでいるのに、
なぜ出来ないのでしょうか？

最大の理由は、
変なプライドがあり格好悪く
自分が心を開き自尊心が傷ついたり
辛い思いをする自己開示に背中を向け
都合よく自分を強くしようとする
気持ちからではないでしょうか❓

自分自身が傷つくということは、
人に知られたくない己の心を見せ、
見たくない自分の脆く弱い面を受入れ、
自分の嫌いな面に気付くことです。

自分の弱さを認め、受入るということは、
自分に自信のない人には難しいことです。
そしてそこには、当然のこと
自分自身の心の中で長く厳しい闘い
が生まれる故です。

何故ならば、自分の弱さを認めると
唯でさえ生きる基盤が脆く弱いのに
一時的にでも自分の生きる心の基盤が
益々失われてしまうと考えるからです。　

体験からも
自分の弱さを自ら認めるということは、
一時的には今迄の自分の存在基盤を
自ら否定することになると思うからです。　


人は、意外と他人に否定されるなら
耐えることもできますが自分で自分を
否定することは耐えられないことと
人生後半から受けられるように成れました。


己のこの心身の活動に耐えられない人は、
自分の弱さを認め、受容れられないのです。　
このようなことの悪循環が自分の心を
益々弱くしてしまうと思います。　

人は自信をつける上で自分の弱さを素直
に受入れ認めることが不可欠なのに、
それを認めようとしないからいつまでも
弱い自分から抜け出せなのだと思います。　

人は失敗をするとより大きく強くなれる
と言われますが、本当に傷つき苦しんでこそ、
強くなることが出来、自信が付くと思います。　
傷つくということは、
良し悪しに関わらず多種多様な経験を重ね
それを生きる知恵として身に付けることです。
私もそうでしたが、
変なプライドを持ち自分自身が傷つくことが
楽しいことでなく、恥ずかしく恐ろしいから
自分の弱さを心の底から認められませんでした。

素直に受け入れ認められないから、
苦しみが続くのではないかと思います。


自分が強くなりたいと切望しても
強くなれず苦しんでいる人は、
｢傷つかないで楽をして強くなろう
としてはいないだろうか❓｣
と自問自答することをお勧めします。
　
自分が強くなるには、一時的にせよ、
今迄の自らの生き方を全否定して
絶望の淵に追いやられることは
避けられないことだと考えます。　


その絶望の体験を乗り越えた人だけが、
強い自信を持てるのだと思います。　
絶望を乗り越え克服出来たからこそ、
自らの心に自信が付くのだと思います。

人生で絶望や挫折のなかった人の自信は、
偽りものの場合が多く崩れ易いようです。
体験からですが、周りの人で自信を持って
活動している人に出会うとそういった経験が
過去にある人が多いと思います。

何度も記しますが、
自分を精神的に強くするためには、
自らの弱さを受入れ認めること、
即ち、自分自身が一時的にせよ
更に傷つくことは避けられないのです。　

自分自身を知れ受容れると言うことは、
自分が傷つくことと同じと思います。　
古から人間は
「自分はどこから来て、どこへ行くのか」
と、言われ続けて来ましたが、
「自分は、
　何のために、
　どこから来て、
　どこへ行くのか❓」
と言う心の路を日々見つめながら
日々生きて行くのが人生だ！
と人生後半になり気付きました。

人は自分の外面(見た目)や環境を
どんな風に変えても揺るがない
強い自信は得られません。

自信を付けるために自分の心と
本気で向き合い、内面(本質)を
確り見つめるしかないのです。　

それを行い続けてこそ生きる
安堵感、生きる楽しみや目的
が見つかり得られる、と思います。

本当に心の強い人、自信を持っている人は
やはり自分の弱さを知り、理解しそれに
立ち向かう勇気を備えた逃げない人、
ではないかと体験から思いました。


大切なことは
自心に嘘をついたり、
言訳をしたり、
本心に向合わずに
自心に背を向けないこと。

そして、
同時に自分の弱点も認め受入れ、
人に素直に助けて、と言えること。

人は得てしてこれが簡単なようで
中々言葉に出して言う行動に移す
ことの出来ない人が多いです。

弱い人ほど他人に助けと素直に
言えないから、自分で何でも
解決しようとしたり、その逆に
全くしなくになってしまう。

また、人間には
全く自分のマイナス感情を隠し
持ちながらまるで何もないかの
ように仮面を被ったままで自分の
本当の姿を隠して人に接する人もいます。

引籠りや裏社会を歩く人、犯罪者に
このタイプの人が多いと実感しました。

自らの弱さも認め、受入れ、自分と向き合い
弱い自分と素直に心から向き合い仲良くし
背を向けずに逃げたり偽ったりしない人、
そして無私の気持ちで自己開示できる人、
自然体で周りの全てに感謝の発信が出来る人、
他人のことも愛し認めることができる人、
このような人は本当に強い心と自信を
備え持った人ではないか、と思います。

強い心と弱い心を知り理解する

※心の強さは、気が狂う位本気で
真剣に自分と向き合った先に生まれる。

“強い心” と言われる人✅

1.[　] 心行一致、実践垂範している
2.[　] 艱難辛苦を克服でき、
          忍耐力がある
3.[　] 苦難や辛さがあっても
　　  表に出さず笑顔でいられる
4.[　] 自分の発した言葉に責任を持ち、
          その言葉の重みも自覚している
5.[　] 喩え、年下の者であっても、
         己の過ちを認め、素直に頭を下げられる

6.[　] 自分の評価は、人任せ。
          自分の評価は全くしない
7.[　] 強靭な意思と強い信念
         を備えている
8.[　] 自分の欲や煩悩に左右されない
9.[　] 自分に厳しく他人に親切で優しい
10.[　] 損得意識抜きで人を立てられる
           (損得勘定で動かない)

11.[　] 過ちを許す寛容寛大さを備えている
12.[　] 正しい判断は
          「人として正しいのか？」
            と言うことに照らし合わせしている
13.[　] どのような状況下でも冷静沈着に
            対処でき、平常心を保てる
14.[　] 他人に筋の通らないことを
           されるのは自分に責任の
            一端があると認識できる
15.[　] 己のした過ちは言訳を
           しないで謝罪する

16.[　] 感情で人や物を見ない判断しない
17.[　] 恩着せがましい言葉使いや態度がない
18.[　] くよくよ考えず切り替えが早い
19.[　] 叩かれ潰されても起き上がれる
         (七転び八起き)
20.[　] やる気、元気、勇気を備えている

【保有診断】番号の後に記入
　ある＝〇／どちらとも＝△／無い＝×
《下の枠内》
（重要度）Ｓ・Ａ・Ｂ・Ｃ　
（優先順位)　高　③・②・①　低　
　※持ちたい＝✔／不必要＝無記入ｏｒ０