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あなたのスマホ首、大丈夫?自宅でできるセルフチェック法3選!

皆さんこんにちは(^.^)/~~~
理学療法士のカズです!現在、月間約350名の患者さんを診ていく中で、よく多い質問で、「ここにきているときは色々教えてもらえるけど、家ではなかなか自分の状態が把握できない」という声が多かったので、今回のテーマとしました!

今回は、スマホ首に悩む皆さんのため、まずは自身の状態を知ることが重要だと私は考えます。

特に、首や肩にかけて痛みのある方に対し、セルフチェックを行うことによって今あなたにどんなことが起こっているのか。また、なぜそうなっているのかを考える手段として利用できるようになります。

是非、今回紹介する内容を通して、今の身体状況の確認をするとともに、 今後の対策にどのようなものを選択すべきなのかを決定するためのツール として使用してもらえたら良いなと思っています(´・_・`)

なぜ、セルフチェックが重要なのか

この議題、論理的な感じでなかなか読みたくない部類になるかもしれないですが、個人的にめっちゃ重要だと思います!!

ゆっくり噛みしめて読んでみてください。

現在、様々なメディアが溢れ、ものすごい情報が飛び交う世の中になっています。たくさん情報があることは素晴らしいですが、逆にそれが全てであり、全部有用だと思い込んでしまう事が大きな落とし穴になります。

何度も言いますが、TVや雑誌等で紹介されている対策方法は、万人受けはしません。また、例えそれがあなたにとって最善だったとしても、主観的に改善効果が感じられなかったら、その方法はよくない方法だと思い込んでしまう恐さもあります。

つまり・・・

その方法が悪いのではなく、
その方法を選択した結果として効果が実感できなかった。なのであなたは「この対策は使えない」と感じた。
ただそれだけです。

主観的な感情だけで、その方法を否定することは止めましょう(*_*;
そのためには、まずは自分自身の状態について知ることが最優先事項です。

私も日々臨床をやっていて、

「昨日TVでやってた運動が肩こりにとても効くって言ってたから、試しにやってみたら今朝から痛みが強くなり頭痛までしてきて調子悪いです。」

このような会話がよく出てきます(;^_^A

全国放送で大大的に取り上げられていた内容でもあり、とても良いと言われている運動を言われた通りやっただけなのに、なんで症状が悪化してしまうのか。

答えは簡単です。

その運動は、その方の症状の原因に作用しなかったという事です。    きちんと、今の症状の原因として考えられることを分析し、そこに適した対策を打つから、症状が軽減するんです。

このような事になる前にセルフチェックでまずは確認し、状態把握をしたうえで対策していくことが重要だと私は考えます!

スマホ首のセルフチェック法3選!!

その1👉立位法
①壁に背中を当てて自然と立つ(身長計る時の要領)
②腰と肩甲骨を壁に着けた時、後頭部が楽に壁に接触しているか確認する

青=後頭部、赤=肩甲骨と腰

「後頭部が壁に接触していない」
「着けようと努力性に意識しないと壁に接触しない」

という状態になっていないか確認しましょう。
どれかひとつでも当てはまりませんか?

※ちなみに、立って行うことができない人の場合、背もたれの無い椅子を壁に沿わせて置き、座高を計る要領で座って確認してもらい、当てはまる場合も同様です!

その2👉あお向け法
①あお向けに横になる
 ※柔らかい地面ではなく、できるだけ畳や床(カーペットはギリギリ可)   
  で実施してください。
 ※膝は曲げていても伸ばしていてもどちらでも構いません。
②背中に痛みが出ないか、楽に頭が床に接触できているか確認する


「肩甲骨まわりの背骨のどこかに痛みや強い圧迫力を感じる」
「頭を床に楽に降ろせない」
「顎が天井方向に飛び出た姿勢になってしまう」

という状態になっていないか確認しましょう。
どれかひとつでも当てはまりませんか?

その3👉おへそ覗きこみ動作
①膝を曲げた状態で、あお向けに横になる
 ※柔らかい地面ではなく、できるだけ畳や床(カーペットはギリギリ可)   
  で実施してください。
②おへそを覗き込むように頭だけ持ち上げる

「最後まで持ち上げられない」
「持ち上がるが、保持できない」
「持ち上げようとすると首が痛くなる」
「腹筋がとてもきつくなる」

ということが無いか確認しましょう。
どれかひとつでも当てはまりませんか?

行った結果、「 」に書いてあるような現象が感じられるか、それぞれのチェックで確認しましょう。

この3つのうち、その1またはその2どちらか一つでも起こっていて、さらにその3まで当てはまっている場合、あなたはスマホ首の状態になっている可能性が高いです(;゚Д゚)

また、当てはまった人たちの中に、PC作業やスマホ使用中以外に、いつもの自宅での動作や何気ない日常生活においても、同じ部位に痛みを感じる事があるのではないでしょうか??
上記チェック項目が、他の日常での動作や動きにも共通して影響していることが十分に考えられます! より詳細に状況把握が必要ではないかと、この時点で判断します。


チェックしたが、当てはまらなかった人たちへ

これまでのチェック方法で、症状は普段感じているのに当てはまらなかった人もたくさんいらっしゃると思います。

なぜ当てはまらなかったのか、今も症状はあるのに…
そう思われたかと思います。

今回の方法で当てはまった人と違うことは、

・首や背骨の可動性にはあまり問題はない
・症状を感じる時の環境因子が大きく関わっている
・筋力が問題なのではなく、筋力で自分の頭や首のコントロールそのものが 
 できていない

など、これらの他の因子が影響している可能性が考えられます。

まず根本的に何に対してもですけど、あなたのその症状には、必ず原因があります。原因の無いところに結果はありません。その症状は起こるべくして起こっています。
当たり前のことですが、その原因が埋もれた状態だからこそ結果(症状)に対する不安が強くなりますし、どう行動したらいいのかわからなくなり混乱します。

今回、上の3選に当てはまらなかった人も当然いらっしゃると思います。今後、その方々に対して、他に何が考えられるかなど、さらに細分化してサポートしていけるよう頑張ります!
皆さんがセオリー通りではない時こそ私の出番かと思いますので(^.^)


まとめ

いかがでしたでしょうか(^^ 
今回紹介したセルフチェック方法は、様々な方法の中でも簡便に確認でき、さらに変化が起こったときにその違いが感じやすいものを優先してチョイスしています(^.^)

他に細かく見ていく方法はたくさんありますが、まずはあなたの全体像を把握することからやっていきましょう(^_-)
ざっくりで全然かまいませんので、まずはやってみてください!

今回の内容からさらに掘り下げたものや、他に考えられることなど挙げながら、あなたの症状改善のため尽力しますので、今後もチェックしていただけると幸いです。
それではまたお会いしましょう(^.^)/~~~



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