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コンプレックスを隠して生きてるのって私たち日本人だけ?


私は高校を卒業と同時にアメリカに留学して、
その後ワーキングホリデーという海外に1年住むことができるビザを使って、いろんな国を転々としてきたんだけど、

私が日本を出てアメリカに行っていちばんカルチャーショックを受けた事。

それは、

自分のコンプレックスがこの国ではチャームポイントになるんだ!


って実感した事。

私は学生時代ぽっちゃりしていたので、
友達から、


「お尻大きいよねー」


「お前の体型は安産型だなー」


って言われることがよくあった。

自分でも自覚してたし、
お尻が大きい事が嫌で嫌でたまらなかった。

世間では「小尻」がいいとされてるのに
私は「小尻」から程遠い。。

だからいつも着る服は
お尻がなるべく目立たないダボっとした服装。

いつもお尻が隠れる服ばっかり選んで着てた。

アメリカで留学していた時、
ブラジル人のルームメイトから


「私、背だけが唯一足りないんだよねー。。
 大きなお尻もあるし、太い太ももあるから背だけあと少し伸びたら完璧」


って話されて

私が、

「私の国では、お尻は小さくて、細い足がみんな好きなんだよ、
 だから私はお尻小さくて、足は細くなりたい」

って言うと、

「何言ってるの??
 あなたには大きなお尻があって、太い太ももがあって魅力的じゃん!!
 小さいお尻に細い太ももなんて全然魅力ないし、辞めたほうがいいよ!!」


って。笑

嫌味に聞こえるようだけど
彼女は真剣にそう思ってるみたいだった。

語学学校では、
外国人の女の子の友達から

「いいなーお尻大きくて。。羨ましい!」

私は最初

「え?この子嫌味を言ってるの?」

どういうこと??

でもたしかに外国人の女の子たちって
お尻が大きい子達こそスパッツとかレギンス履いて
お尻が丸見え!
なんならお尻の形も丸わかり、
Tバック履いてる子ばっかりだから
Tバックも普通に透けてる。。

でも、これも文化的なものもある。
西洋人は本当に誰と会っても、
圧倒的自分に自信があるっていうか、
ブレない自分の軸があるっていうか、
本当にどんな自分でも好きなようにみえる。

一方、アジア人は
お尻の見えるようなスパッツとか履いてる人は
ほとんどいないし、
西洋人と比べるとそこまで自分に自信がある!って人は少ない気がする。

それでも、

これは、私が18歳のときに
自分の中の概念が大きく覆された体験だった。


よく、

「え。。こんなに太っててセルライトがあってもこんなタイトなレギンスとかドレス着れてすごいな。その自信が羨ましい!」

って事は10年経った今でもよく起こるけど、

みんな人からどう思われようが、
気にならないんです。

私は私の着たい服を着る。

しかも恥ずかしそうに着るんじゃなくて
堂々と自身持って着てるから
着こなせちゃうんです。

太ってるから、
恥ずかしいから、
タイトな服は着れない。
着たらいけない。

時代遅れ!


例え自分の着たい服を着て外を歩くのが恥ずかしいと思って自身なくても
自身満々のフリだけして歩く。

他の人から痛い目で見られようが

「自分も着たいけど着られないからってそんな嫉妬しないでよ」

って都合よくとらえて
自身満々のフリして堂々と歩く。

私はいつの間にかの長い海外生活で
スパッツで出歩くのは当たり前になったけど
それを帰国したときに日本でやってしまったときの
みんなからの目線といったら。。笑笑

それも慣れて、
「あーまた見られてる、似合ってて悪いね♪すまん」

って都合よく捉えて着たい服を着てる。


流石に帰国したときは
胸元の大きく開いた服だけは着ないよう控えてるけどね。笑


日本に帰国したときに
世間でいう「かぶれ」の人って
かぶれたっていうより、
そんな自信たっぷりの外国人達を目の当たりにして
自分の着てるものが恥ずかしくなったり、
自分に自信が持てるようになって、
着たい服、流行りの服が
何の抵抗もなく着られるようになる。

それを帰国したら
「あの人はかぶれてる」

とか言われちゃう。笑

私にとって、18歳で外国に出て
そんな日本の常識みたいなのって
世界では通用しないんだってことに衝撃を受けた体験だった。

私のお尻大きくて良かったー。ラッキー!

私の太もも太くてたくましくて良かったー。笑


服は自分のコンプレックスを隠すためにあるんじゃなくて
自分の体のラインを生かしながら
好きな服を堂々と着るためにあるんだ♪



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