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岡本太郎展・・・たろさの大爆発を見た!!

こんにちは、ぷるるです。
今日は愛知県美術館にて開催中の、「岡本太郎展」に行ってきました。

「たろさはやっぱり、この目で見ねばなんね!」との、強い気持ちに駆られて。
 ※たろさ=岡本太郎氏の愛称(命名タナカカツキさん)

数十年前に、岡本太郎美術館へ行って以来のたろさだなあ。

入口ではミニ太陽の塔がお出迎え。キュートだな、君は!

まずは岡本太郎について、簡単なご説明を。

絵画、立体、パブリックアートから生活用品まで、強烈なインパクトのある作品を次々と生み出し、日本万国博覧会(大阪万博)の核となる「太陽の塔」をプロデュースし、晩年は「芸術は爆発だ!」の流行語とともにお茶の間の人気者にもなった岡本太郎。
彼は、戦後日本の芸術家としてもっとも高い人気と知名度を誇るひとり(以下略)

展覧会 岡本太郎」のHPより引用

私の岡本太郎評は後述するとして、まずは作品の一部をご紹介しましょう。

「愛」 1961年

この角度で見ると、より理解が深まる。

「予感」 1963年

これ、「すっげービビッときた」系の予感じゃない?

「跳ぶ」 1963年

かなり遠くまで跳びそう。例えば宇宙の果てとか。

「犬の植木鉢」 1963年

うちに来いよ、ワンワン!一緒に暮らそうぜ、ワンワン!

今回は下絵の展示もありました。

左から「よっ!」「きたぜ!」「先行くぜ!」

岡本太郎の絵画はあまり好きじゃありません(彫刻は好き)。
ではなぜ、わざわざ展覧会に足を運ぶのか・・・。

それは岡本太郎が私の中で、『特異な芸術家』だからです。


「ノン」 1970年

『圧倒的NO』を感じる。YESと言う時、それは死ぬ時。

「未来を見た」 1971年

「どんな未来でしたか?」と彼らに聞くのはやめておこう。

「ジュレイⅡ」1971年

あなた、呪術廻戦に出ていませんでしたか?

「メガミゾウ」1979年

ふんわりしていそうだが、確実に硬い。

岡本太郎は、各作品から発せられる「強烈な生命エネルギー」に一番魅了されます。

絵から彫刻から流れ込んでくる強固な意志。
それがあまりに強いので、好き嫌いを超えちゃうんですよね。

そういう意味で「特異な芸術家」なんです、私にとって。

これほど己の心を掴み出し、キャンバスに写し取り、世界に向かって「どうだ、見ろ!」と言い切るなど、私には死んでも出来ないでしょう。

可愛くきれいに描きたくなるし、人の目や声が気になる。
創作の厳しさに、己との対峙に、白旗をあげてしまった。

そう、私はアーティストではないのです。

それでも岡本太郎の作品を前にすると、いつも彼からの問いかけを感じます。
だから見ているうちにドキドキしてくるのです。

たろさは作品の向こうから、あの目を向けてこう言います。

「お前はなんだ!何者なんだ!言ってみろ、叫んでみろ!!!」

ビリビリきますよ、しびれますね。
いやいや、しびれている場合じゃない。

たろさに向かって私も叫び返さねばなりません。

でも私の声は太郎に比べて弱い、悔しいけれど。
昔よりはマシになりましたが、でもまだまだ、まだです。

彼の芸術作品に負けない強さで、叫べる自分になりたい。
その時にたろさにどう思われるかを一切気にしない自分でいたい。

死ぬまでの、私の課題の一つです。


さて、岡本太郎展ではナイスなグッズがたくさん売っていました。

ひゃー!!欲しいけど、いいお値段するなあ・・・

そこでお手頃価格のグッズを購入してみました。

右の箱は、写っている5つのうち何が入ってるか不明。ドキドキするう〜!

中身はこれ。なかなか満足な引きでした。
ちなみにフィギュアは海洋堂の作品。さすがの完成度に脱帽。

小さくなってもすごい存在感。岡本太郎の造形力に感服。


最後に記念ボードと一緒に撮影し、満足度はMAXになりました。

敬愛するタローマンにポーズが寄せきれず、無念。

本当に見にきてよかった!やっぱりたろさは裏切らねえ。

可能な方はぜひ、岡本太郎展に行ってみてください。
たろさと対話できると思いますよ。

ついでにタローマンもご紹介。YouTubeのNHK公式チャンネルで全話見れます。


<おまけ>
ところで岡本太郎には様々な書籍がありますが、私のイチオシはこれです。

リンク貼っといてなんですけど、ブックオフとかなら100円で買えると思う。
いや、そこまでメジャーな漫画じゃないか・・・。

この漫画には岡本太郎の名言がたくさん出てきますが、言葉の伝わりが群を抜いていると思います。
ちなみに作者タナカカツキさんは、人気ドラマ「サ道」の原作者です。

そして私が岡本太郎を「たろさ」と呼んでしまうのは、この漫画のせいなのです。



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