目標を達成するために必要なことは、諦めないことだと言われていますね。
ただ、諦めるかどうかにフォーカスしすぎると良くないなと感じます。

諦めずに続けていれば必ず達成できる。
諦めることは、最も簡単なこと。
諦めたら、全ては無かったことと同じ。

そんな風に言われて勇気づけられても、自分の中で腑に落ちなければ行動に移すことは難しいのではないかと思います。
諦めたら終わり。
それは分かってる。
でも、なぜか先に進めない、諦めそうになっている。
正直なところ諦めるかどうかは問題ではないのに、そこばかり考えているからです。

目標にワクワクしているか？

ここが問題です。
目標にワクワクしていたのは当たり前として、もう一歩踏み込みます。

あれ？もしかしたら達成できないかも知れない、そう思いはじめた目標にも、ワクワクできるか？

もし、できそうになかったらこう考えてみて下さい。

こんなの達成できるわけない。
あれ？でも、でも。

誰が見ても無理なこの状況から、達成できたら面白そう。

こっちにフォーカスすることで前向きになれるはずです。
目標を掲げたときの、一番最初に抱いたあのワクワクを別の姿で蘇らせる。
諦めるという選択肢は、そもそも無かったかのように消え去ります。

どうしても諦めるかどうかについて考えたい場合は、諦めたときのデメリットよりも、諦めるメリットのほうを考えてみて下さい。

楽ができる。

今の目標に注いでいる時間を、別のことに使える。

これくらいですね。
別のことと言っても、きっとまたワクワクできるなにかを求めるので、新しい目標に向かっていくはずです。
そうなると、諦めるメリットは実質的には楽ができるだけです。
そして、楽をするというのはメリットでしょうか？
たまには良いかも知れません。
将来、楽をしたいからこそ今を頑張っている人もいるかも知れません。
楽をしたときに自分がどう感じるか、そのときに分かることだと思います。

諦めるメリットが無い。

ここまで持ち込めば大丈夫です。
人間の持ち前の損得勘定で、勝手にお得なほうを選びます。
目標に向かうことがどれだけお得中のお得か、諦めるメリットを考えることで見えてきます。

ですが一番良いのは、無理かも知れない目標にもワクワクできることだと思います。

絶体絶命からの逆転力。

それは、ここから巻き返したら面白そうという、楽しむ気持ちから生まれるんでしょうね。