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こびとづかんに手を出してしまった

図鑑とは、世界に存在するものの全体像を俯瞰的に見ることで、世界を知ることが出来る優れたものです。


恐竜図鑑について思う

よって私にとっては恐竜図鑑自体も必要性が低いとすら思っていました。なぜならば実際に存在していたということは化石によって確かでありながらも、体表の色、羽毛の有無などは科学的な証拠が存在せず、想像で描かれているところが現実感を乏しくさせている点でした。

例えば実際に観たり、捕まえたり、あるいは肉や魚などならば食べたものを、それぞれ動物、昆虫、魚などの図鑑と比べてみる。そんな作業も恐竜図鑑では起こり得ない。

あり得てもテレビに登場した恐竜や、食玩などの恐竜フィギュアの名称を一致させるための図鑑活用ぐらい。

そうはいっても実体とは異なる可能性を含んだフィクション込みのサーチ対象を、これまた想像を含んで描かれた図鑑と照合するのでおおよそサイエンティフィックな行為とかけはられていると思っておりました。


妖怪百科

我が家ではひょんなキッカケにより、子供が妖怪に興味を持ち始めました。

この一冊をハブとして他の妖怪関連本を読み漁って妖怪のことをたくさん知ることになりました。

妖怪は想像上のものでありながら、民衆の生活に密接で、日常生活で気をつける事柄と妖怪との関連性など古来より伝承されている言い伝えなど民俗学的理解も高まる効用も期待できました。



鬼滅ワールドへ

そうこうするうちに、妖怪のなかでも童謡「鬼のパンツ」節分の鬼、お寺の山門の仁王が踏みつけている邪鬼などといった、頻出妖怪である『鬼』に対しては、恐れも含めながらも河童と並んで親近感の高いものとなっていました。

程なくして空前の鬼滅ブームがやって来ました。
遅ればせながらアニメを観て、単行本を読み、フィギュアで遊びと、鬼滅ワールドへどっぷりとハマって行きました。怖いといいながらも次々と登場する鬼にも時には感情移入してりして目を向けていました。


ん?んん??

妖怪、鬼、とフィクションの要素が大きいコンテンツに触れていくにつれ、恐竜の世界と距離を置いてきたことに疑問を感じ始めておりました。

フィクションあるいは想像を含めた世界に触れさせることへの抵抗がもはや意味を成さないことも認識しました。

ゆえに恐竜の図鑑も導入しました。


こびとの世界

本屋では平積みになっている「こびとずかん」が子供の気を惹いており、見かける度に読んでいる我が子。

さらには幼稚園の教室にこびとずかんの一冊が置いてあるそうで「こびとずかんの世界」にいつのまにか抵抗もなく入っておりました。

もはや妖怪や鬼の世界と変わらないではないか、という思いと、「もやしもん」の菌達も大好きになっているところでさほど違いもなかろうと


「こびと大図鑑」を購入しました。

親の儚き抵抗はいとも簡単に乗り越えられました。

最近はトイレットペーパーの先端を三角に折るようになりました。

まるでシノビイエコビトのように

 (以下は下記blogより引用ささていただきました)

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さらにはこびとづかんの公式noteもあるようです。

おわりに

いまやこんなこびとがいれば面白いなあ、と思いながら図鑑を共に読んでいる私です。

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