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祭典のもたらしたもの

スポーツの祭典が終わりしばらく経った。
ラジオからは今でも連日のように、『レガシーとして考える』や、『功罪を考える』などと言った議論が耳に届く。

未来を考えるにあたって重要なのはことなのでしょうけれど、限られたニュースの時間のなかで連日、時間を割いて報じる必要があるのかといえば、個人的には辟易としており、『他でやってくれないか」と思ったりもする。

開催以前は踏み切ること自体、不安視する見方も多い状況もありながら、始まってしまえば魅力されたという方もいらしたでしょう。

斯くゆう私もその一人でした。

当初は積極的に観る予定のなかったオリンピック、パラリンピックであったが、ふとしたきっかけで「開会式が見たい」という子供の意思を聞き、自国開催なのに触れないというのも、という思いから視聴することにした。

様々な国や地域が世の中にはあること、国旗や人種などが多様である窺い知ることが出来たようでした。

子供は柔道や水泳などに魅了され、ウェブのAI実況の中継を観たりしていました。

表彰式にも興味を持ったようで観たがりました。

パラリンピックの開会式で布袋寅泰さんを好きになったようです。

私自身がかつて興奮して聴きながらギターを抱きしめていた頃を思い出しながら、その頃の活躍を、当然BOOWYも知らないのですが。

そんな我が子がHOTEIを気に入ったのだから純粋に嬉しかったのです。

またあるとき、ふと子供が「またパラリンピック観たいな。オリンピックよりパラリンピックの方が好き。だって車椅子で走ったり、テニスしたりするんだからスゴいよ」と言っている。

得てしてオリパラではオリンピックに注目が集まりがちであるが、子供の純粋な目ではパラリンピックのアスリートの方により凄さを感じ、感動を覚えたという。

どこか潜在意識下でなのか、決めつけていること、分類していること、ヒエラルキーなど…。それを疑わずに様々な事象を当てはめながら我々は生活をしている。

しかし子供の無垢な目線で物事を捉える姿勢からは多くのことが学べると思う。

私にとっては物事の見方を考え直す機会になっている。謙虚な姿勢で受け止めていきたい。


おしまい

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