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OH!YOYO!

昭和生まれの人間として家族団らんはみんなでテレビを観る事だった。

ごはんを食べて、お風呂に入って、りんごなんかを食べながら金曜ロードショーとかゴールデン洋画劇場とか映画を見たり、たまにドラマなんかを観るのが子供ながらに楽しみだった。今思うと幸せな平凡な日常だ。

いまだにゴールデン洋画劇場の和田誠氏の描くオープニングなんかはダンサーがステージで踊るところから男女がキスして頭から消えてくところ、最後のデデデデデンまで再現しながら歌ったりする。(最初の方はふわっとしか覚えてないけれど、途中の銃のシーンやダンサーくらいから急に鮮明になり歌える)


家族で観ているとたまに気まずいシーンがでてくる。

そう、ラブシーン。

洋画などはまず男女がじーっと見つめ合って目を見たり口をみたりしだしたら最後、あらやだ大人のシーン。(昔の映画は特に目を見て口を見てチラチラチュッチュする)

ドラマや時代劇だって気を抜いてたら、あーらやだピンクタイム。

そんな場面が来そうな時はピーンと緊張感が走る。

各家庭によってその場をどのように過ごすかそれぞれだろう。

そのまま無言で過ごすもよし、トイレに立つもよし、そういえばさ〜と他ごとを急に話すもよし、寝るふりするもよし、テレビを消すもよし。

これは各自の気まずい時への危機管理能力が試されるのだ!

そんな場合の我が家での対処法。

それは魔法の言葉
「およよ」
だった。

当時の桂三枝(現在の文枝)の口癖からいただいたのかどうかはわからないが、ちょっとお色気シーンが出てくると親が「およよ〜」と言いながら前のめりになって見ると言うのがQQ女家の対処法となった。

そのおかげで私もそのようなシーンも
「およよ」と言いながらニヤニヤ茶化しながら観る事ができた。

私の中ではこれ以上素晴らしい案は無いと思っている。

世の中の親となる方はお子様が思春期になる前の幼少期の頃からこの「およよ」を使い、気まずい時間の回避トレーニングをオススメいたします(笑)

しかしお子様がQQ女のようなふざけた人間になってしまうかもしれないというリスクをお忘れなく… 


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