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統合失調症の薬以外の治療法

こんにちは!しらすです!


今回は統合失調症の薬物療法以外の治療法についてお話していこうと思います。5つあるので何かのご参考になれば嬉しいです。

ではいきましょう!


心理教育

病気や薬について学ぶことを意味します。自身の病気や薬の副作用を知ることで自分自身と向き合うことができるようになることで、病気と上手く付き合っていくのに効果が期待できます。

様々な症状で苦しんでいる方もいらっしゃるかと思いますが、病気について詳しくなることは治療の第一歩と感じます。

まずは病気について調べたり本を読んだりして知識を身に着けていきましょう。私もまだまだだなあと実感しています。


内観療法

1・世話になったこと、2・して返したこと、3・迷惑をかけたことの3つの人間関係に関して考えることで、自分らしい生き方を模索する治療法のことを言います。

患者自身が自己中心的であった行動や考えを自覚することで、周囲の人に感謝を持てるようになり、人間関係が改善していくというものです。


この治療法は統合失調症の回復期後期から安定期に入っている方を対象とした研究があり、成果は良かったようです。

内観治療には1日8回程度を1週間続けて行う集中内観と1日1・2回を目安として1週間行う日常内観があります。


絵画療法

絵を描いて治療を進める絵画療法で回復された方もいるようです。

私も読んでみたいと思います。


絵画療法はF.L.グッドイナフが20世紀初期に開発した描画法が臨床の場に取り入れられたことから始まります。

描画には知能だけでなく精神面の状態も見ることができ、あまり意識していないことも表出すると言われています。

私自身もうつ病の際、1,2度絵画療法を行いました。その時期の考え方や気分が絵に反映されると教えてもらいました。自分や周りが本人のことを客観視できる治療法かなと思います。


課題を与えられて描く場合もありますし、自由に描画することもあります。

自分の考えを表現することでストレスが緩和されたり、よりよい生き方を選ぶことにも役立ちます。

気持ちを上手く言葉で表現できない人にも向いています。私も言葉で表現するのが苦手なので、向いているのかもしれないなあと思ったりしています。


SST(ソーシャル・スキルトレーニング)

人との会話を通じて社会生活を送れるよう、人間関係の改善に役立つのがSSTです。認知行動療法をベースに行われるところもあるようです。

統合失調症以外でも治療法として用いられています。

自分自身でストレスに対処できるようになったり、薬やお金の管理もできるようになっていきます。

ロールプレイやグループワークを通じて、鍛えていきます。


オープンダイアローグ

フィンランドにある西ラップランド地方の病院で1980年代に開発されたものです。WHOにもお墨付きをもらっている手法になります。


オープンダイアローグとは、「開かれた会話」を意味します。患者にあえて突っ込んだ質問をして経験や考えを話してもらうことで、症状が改善していくという手法です。

この手法では「ただ対話をする」ことに重点が置かれ、患者自身、その家族、主治医、カウンセラーなど、チームで行われます。

この開かれた会話をすることで、統合失調症患者の入院期間が平均で19日間短縮されたり、抗精神薬が必須とされた患者も35%(これまでの治療法では100%)と驚異的な数字を出しています。再発率も通常の治療の1/3程度となっており、目覚ましい成果を出しています。

医師との1対1の治療ではなく多対多で治療を進めます。患者の主観を大切にし、否定をせずにただ対話をする。治療や問題解決はまず横に置いておいて、患者自身の考えを尊重する。そのような治療法です。


この治療法の話を聞くと、統合失調症には周りの援助が非常に大切なのだとわかります。私が思うに、病気のことを分かってくれる人がいることは、信頼や安心につながります。家族や友人の力を借りることは、病気の改善につながるかもしれません。



ここまで薬以外の治療法を5つ紹介してきました。聞いたことがあるものもあったかもしれません。

精神疾患の治療には長期間かかります。自分でもいろんな手法を試していく必要もあり、辛くなることもあるでしょう。

私も意欲の低下や注意力の低下でしんどくなるときがあります。「どうして自分はミスしてしまったのだろう?」とか「元々記憶力がいいわけではないけど、自分どうしたんだ?」ということが結構あります。

精神的に滅入ってしまうことはあるけれど、自分がやりたい生き方に向かって、後退しながらでもマイペースに進んでいけたらなと思います。

みなさんにも何か勇気を与えられたらなあ、そんなことも考えています。


いつも読んでくださるみなさん、ありがとうございます。


ではこの辺で終わりたいと思います。

ではまた!

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