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「関係性」が成果をつくる?

最近、自分の中でけっこう大きな発見があった。そのきっかけは「1つの図」だったのだけど、それによって私は今の部署に異動してきてずっと苦しかったのがなぜだったのか。そして今仕事が楽しくなってきた理由を理解することができて、モヤモヤしていたものがさーっと晴れたようなスッキリした気持ちになった。

その「図」は、MITのダニエル・キム先生の「組織の成功循環モデル」

簡単に言うと、組織の中の関係性の質をよくしていくことが組織の結果の質を高めていくサイクルにつながるというもの。
(この記事がわかりやすい)

しょぼすぎる話で恥ずかしいのだけど、私は今の部署に異動してからずっと「もっと積極的に発言しよう」というようなフィードバックを受けていました。新入社員でもないのに…(苦笑)会議に出てるならちゃんとアウトプット出せよ、貢献しろよ、やる気ないのかよ、とは言われてないけど…まぁ発言しないのってやる気ない奴認定されがちです。

発言した方がいいことはさすがにわかってたんだけど、前の部署では普通にできていた「思ったことを言う」ということが、異動してからなかなかできなかったのです。

「1会議1発言」みたいな行動目標を形式的においてみても、どうもうまくいかない。そのフィードバックを受けるたびに「そうですよね…がんばります…」というようなどうにもならない受け答えをしながら、そんなこと言われてもできないもんはできないよ…って感じてた。

正直なところ、思ったことを言って本当に大丈夫かな?と思ってたんだよね。発言しろとは言われるけど、発言した時に地雷踏まないかなとか、的外れじゃないかなって具合に。発言の内容をどう評価されるのかが、こわくて仕方がなかった。

でも最近やっと(おそすぎるけど)100%かは別として、でもずいぶん思ったことを言えるようになってきたように思う。(自己評価だからたぶんね)

なにをしたのか。

1番大きかったのは、ただチームの1人1人と「1対1」で話す時間を意識的につくったこと。

何ヵ月かやる中で、(今さら感ありすぎだけど)チームのみんなと仲良くなって、好きになって、会社にいる時間が楽しい時間になっていった。

相手を知り、自分を知ってもらえている「1対1」の関係を1つづつ増やしていったことで、私にとって今のチームはとても安心安全な居場所になったのです

それと同じくらいの時期に、思ったことも(やっと)言えるようになっていきました。

で、このダニエル・キム先生の図でいうと、私の「発言できない(ことによって組織に貢献ができてない)」という課題は、関係性をつくり安心安全を確保した→発言したくなる/発言しやすくなる→発言してみた→発言したことが施策になる というように、関係性を変えたことで一気に解決したわけで。

なにかが「できない」とか「成果が出てない」という時。私たちはつい、行動を変えることに目を向けてしまいがちなのだけど(私はよくやってしまう)、行動したくない/できないことにはなにか理由があって、それを変えないまま行動を変えるのは難しい。

組織の中で「行動できない」という時。それを個人の「やる気」のせいにしがちだけど(これも私はよくやってしまう。自分に対しても誰かに対しても)、もしかしたら「行動」の手前にある「関係性」を変えることが、成果を変えるかもしれないということを、忘れずにいたいなと最近思っています。

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