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任天堂の「ナポレオン」アブストラクトゲーム(2)

前回の記事(1)からの続きです。必ず(1)をお目通しください。
現時点では、まだ、ラジくまるの個人的妄想が続いています。

たぶん、その答えは、こうだったんじゃないですか?
「ゲームなんてどうせお子様が買うんモンなんだよ。」
「子供用ってのは、こんなレベルでいーんだよ。」
っていう思い込みと誤解が、この時代の日本のゲームパブリッシャーに蔓延してたんじゃないかなと考察しています。
そんなことだからきっと、この当時は誰も、ヨーロッパのボードゲーム見本市に参加してみようなんて、思いつきもしなかったんじゃないですかね。
鎖国してたんですよ鎖国。たぶんですけど。

そんな長期の「鎖国」による停滞で、どんよりと淀んでいた鎖国日本に風穴を開けてくれたのが、エポック社の「Aladdinゲームシリーズ」でした。

「インターセクション(米国名:corner)」、「トリップル(米国名:Trippples)」「ゴモック(米国名:Per-Plexus)」「バリヤー(米国名:Barrier)」などなどの全6種。「外国からの黒船」が、次から次に入ってきました。
当時としては日本初の試みです。外国産の「物珍しい新作の」アブストラクトボードゲームが「個人輸入ではなくて、本格的&大規模に」輸入されるという大事件でした。
この事件がきっかけとなり、日本のボードゲーム鎖国は終わったのです?たぶん。

ところで、日本初の試みだったと思うのですが、この画期的なプロジェクトの利益の方はどうだったんですかねぇ。
Aladdinゲームシリーズが日本において商業的に成功したのか、失敗してしまったのか?
私は業界関係者じゃないんで、全く情報を持ち合わせておりません。どうだったんでしょうか。

そのちょっと後に、アメリカのボードゲームを文庫版サイズにして日本で次々と(続々と)販売する「シュウ・クリエイション」というベンダーさんが出て来ましたし。
優れたボドゲはどんどん輸入販売しちゃおう、というハードルは間違いなく低くなった。そのきっかけを作ったのはエポック社さんだったんだと思っています。

*今では、エポックさんは シルバニアファミリーの会社になっちゃいました。ボドゲのベンダーさんではなくなっています。私個人にとっては残念なことです。でも、私を幸せにしてくれる大きなキッカケを作ってくれた大恩のある会社さんなのです。
?私をボドゲ地獄に引きずり込んだの間違いか?

以上、裏付け情報を全く取っていない、ラジくまるの妄想でした。
お読みいただきありがとうございました。

・・・・以下「ナポレオン」(任天堂)のルールです。
これより後の文章は妄想ではありません。

ナポレオン  2 players
勝利条件:
盤面の上下方向(2名とも共通)を端から端まで自分の色のコマでつないだら勝ち。
「つなぐ」には2通りある。タテヨコに並んでいる状態でつなぐ方法と、ナナメに並んでつなぐ方法。
用具:
ゲーム盤 7x7
コマ 白と赤 13個ずつ 合計26個
遊び方:
自分のターンでできることは、下記の2つのうち1つ。
A 手持ち(ストック)のコマを1つ、盤上の任意の空きマスに置く。
B 盤上の任意の自分のコマを、すぐ隣の空きマスに移動する。
勝利条件の詳細説明:
勝利の時の、コマ同士のつながり方の例を図として示す。

いろいろな勝ち方の例

初心者へのヒント
手持ちのコマは13個しかないので、1~7個目までは続けて置き続ける。
8個目以後は、コマを動かすことを優先する。ここだというタイミングで時々コマを置くのが良い。

後攻の人はゲーム開始直後は、先攻の人の邪魔に専念する。
特に下図のパターンを先攻が作るのを防ぐこと。

白は勝利確定(ナナメのつながりが作れる)

ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。