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日本の現状と人生観~「我が人生に悔いなし」をフォローしてみる


「日本はオワコンだ。」そう言われて久しい。長いデフレ(今はインフレが懸念されているが)、上がらない賃金、中国の経済的侵略や労働搾取、安全保証問題、少子高齢化、都市直下型地震などなど数え切れないほどの問題が山積している。加えて最近読んだエコノミストの本ではこれから大恐慌になるなど、また三大投資家の1人といわれる人の言動によると今の平和な日本は終わり日本を出るか銃を持つかのニ択に迫られるであろうと自分の事以外に色んな問題が窓から飛び込んでくる。日本が経済的に成長していれば問題は多少和らぐのだが岸田政権はPBバランスを黒字化にすると財務省に折れる形になり、その期待はかなり薄い。「国の借金は家計の借金とは違う。日本は日本の通貨があるのだからギリシャのようには破綻しない。そして国が借金しなければ経済成長はない」という理論を半分信じ、片方で若干その精神論に引きながらも借金をし続ければ「日本は財政破綻する」といういわゆるヤノ論文にも目を通しながらどちらも半分ずつ合っているのではないかと思っているに加え、積極財政派も緊縮財政派も反対の事を主張しているようで結論としてはどちらも「通貨に対する信頼次第」であると理解したが、結局日本はこのままズブズブと沈んでいくのではないかと思っている。物騒な事件も多発しているし、大阪のクリニックや小田急線問題など今までは考えもつかなかった事が起こっているのも事実だ。またこの二ヶ月で日本の状況や世界情勢はがらりと変わった。今では地政学的にも日本は脅威にさらされており、核の心配までに及んでいる。だからといって自分に何ができるか、どう悲惨な未来を防げるかなどこの小さな脳では妙案もない。自分と自分の家族をどう守るか、どう生きていくか、などどうあがいてもできることが限られている。確かに一票に託す(そして毎度落胆する)、または人気YouTuberを見習い日本脱出を試みる(そして背伸びして「日本脱出しかない」とツイートするくらいしかないという結論に達する)など色々対策を講じたとしても、究極的には「今ある恵みは明日にはないかもしれない。」と考えて生活するのが一番なのかもしれないと思っている。今いる家族、今ある資産、今ある健康そして命。それらは明日にはないのかもしれない。"present is a present"-「今(英語でプレゼント)という時間はプレゼントなのだ」。その格言は正しいのかもしれない。また「メメント、モリ」(ラテン語の格言で「死ぬ事を忘れるな」)という言葉もある。優等生の歯に絹きせたスピーチは好きではないが、ただ物事斜めに見続けても生産性はないのかもしれない。毎日、明日はないかのように過ごし、それでも未来は続くかもしれないように計画をたてやれる事をし、愛おしみ、感謝する。良く生きる、それが後悔のない最良の策かもしれない、と大人が小学生に説うかのようなシンプルで当たり前の事をこの年になってしみじみ感じている。

参考文献:
「ジム・ロジャーズ大予測」ジム・ロジャーズ著 東洋経済
「日本を喰う中国」藤井聡著 ワニブックスplus新書
「長生き地獄」森永卓郎著 角川新書

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