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選ばされていませんか?悪用厳禁の質問方法

質問の方法に、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンと言うものがあります。

オープンクエスチョンとは、相手に自由に回答を求める質問のことです。例えば、「どう思いますか?」や「どんな感じですか?」などがオープンクエスチョンにあたります。

一方、クローズドクエスチョンとは、相手に限られた選択肢から回答を求める質問のことです。例えば、「はいかいいえか?」や「AかBか?」などがクローズドクエスチョンにあたります。

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンは、それぞれ異なる心理効果を持ちます。

オープンクエスチョンは、相手に対して興味や関心を示し、話を引き出す効果があります。オープンクエスチョンは、相手の意見や感情を尊重し、自己開示や信頼関係の構築につながります。また、オープンクエスチョンは、相手の思考や創造性を刺激し、新しい視点やアイデアを生み出す効果もあります。

一方、クローズドクエスチョンは、相手に対して制限や圧力をかける効果があります。クローズドクエスチョンは、相手の回答を予測しやすく、情報の収集や確認に便利です。しかし、クローズドクエスチョンは、相手の自由度や多様性を奪い、話を短絡化する危険性もあります。また、クローズドクエスチョンは、相手の思考や創造性を抑制し、既存の枠組みや固定観念にとらわれる効果もあります。

したがって、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンは、場面や目的に応じて使い分けることが重要です。オープンクエスチョンは、相手とのコミュニケーションや関係性を深めたいときや、相手の発想力や創造力を引き出したいときに有効です。一方、クローズドクエスチョンは、相手から具体的な情報や回答を得たいときや、相手の意思や判断を確認したいときに有効です。

この質問法に、一番最後に取得した情報の印象が残る初頭効果と。一番最後に取得した情報の印象が残るという新近効果が加わるとある効果が期待できます。

初頭効果が発生しやすい前提に『並列に情報を扱っている』『一つにまとめられた情報である』というものがあります。ここから「AとBとどちらが良いですか?」とクローズドクエスチョンで質問すると、Aを選択する確率が上がります

新近効果が発生しやすい前提に『反対の情報を扱っている』『大勢の人からの(たくさんの)情報である』というものがあります。ここから「Aが良いですか?」「Bが良いですか?」と一つ一つ区切ってオープンクエスチョンで質問すると、Bを選択する確率が上がります


初頭効果については、こちらの記事も参考にどうぞ。

新近効果については、こちらの記事も参考にどうぞ。

初頭効果は、対象の全体から一部分を判断することで生じる現象に対して対象の一部分から全体を判断するハロー効果というものもあります。

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