ちょっと前、ポジティブという言葉が流行っていた。
私は心の中は、天気のように毎日変わるので
持って行き場のない気持ちになる事がよくあった
無理に笑いたくない時もある、、、

人生で影になったとき
どうするのが良いんだろうと思った

どの人も人生の日向に居たいのに

様々なカテゴリーの中で
陰陽ができる

息子が産まれたとき
親族のなかで、四人の子供達が同時に
人生で躓いた
二人は進路と転機と異文化との戦い
あとの二人は健康面でピンチになった

おばあちゃん達は気持ち的にはどの子にも手を貸したかったが無理で、それぞれ一人を選んで
助けた

すると助けた二人は母と祖母の力で好転したが
あとの二人は、どうにもならなかった
一人は環境に適応出来ず精神を病み独立、転居。
もう一人は早産して重篤な身体の障害を持った

この重篤な身体の障害を持ったのがうちの子だった

だいぶん影の人生を歩んできた

こんなときは、どう生きたらいいのだろう、、

そう悩んでいる時、ポジティブブームは
辛かった

あれから時は流れて

いまも、身体との戦いはつづいているが、
この子は、趣味が出来た

ちょっと興味を持ったのをきっかけにして
野球やウィンタースポーツ観戦とiPadと、
お笑いと、馬との触れ合いを継続するなかで
個人的な小さな喜びを何年もかけて
ちょこっとずつ見つけては喜び大事にして
過ごしてきた

悩みの多くが、解決していない中で
同じ趣味の人を見つけては
嬉しそうに過ごしている

親族の中ではお陰役だが陽気にお陰様をしている

自分が、いじけてしまったら悪循環を重ねる形になるところを、日々の中に、小さな楽しみを見つけて過ごしている

自分の楽しいと感じた物や事があったら
もう一度やってみて、気持ちの変化をみてみる

それで経過を見てみて
いつの間にか趣味になったものは、
さらに続けたり、その分野を学んでみて
さらに気持ちの変化をみてみる
の繰り返し、、、

瞬間に感じた気持ちを、きっかけにして

時々次の小さな楽しい兆しが現れるので
それを、たどってゆくと、少しずつ何かが変わる

自分ではどうにもならないことは
沢山あるけど
個人的に楽しいと感じる何かがあり、
日々楽しみにしている事があるようになる

そして、自分の好きな何かを

私も好きだから、一緒に

という人を見つけては
今日も息子は、生きている