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採用活動の顧客は誰か?

しばらくドラッカーの話を
書いてきましたが
自分事に落とし込もうとしたときには
おそらく「経営者に贈る5つの質問」から
入るといいだろうと思います。

『もしドラ』でも
野球部とは何か、野球部の顧客とは誰か
から入ってましたし、
それと同じで、そもそも

・自分の所属する組織の使命は何なのか
・顧客は誰なのか

という話をハッキリさせるところから
全てが始まります。


私自身は、採用担当ですので
直接、売るためのモノを作ったり
モノを買ってくれる顧客と関わったり
…ということはしません。

ですので、一旦
採用担当にとっての顧客は誰か?
ということを考えてみたいと思います。


誰のために働くか?

採用担当を含めた間接部門は
モノを買ってくれる顧客とは
直接かかわりませんから
直接的には「社内の人」のために
働くことになります。

ただ、ドラッカーはこんなことを
言っています。

働く人のため、経営者のため、株主のため そんなことを言っている企業はときを経ずして倒産するだろう  

社内の人とか
会社の持ち主とかのために
働いていてはいけない

というわけです。

最終的に企業は常に
「社会のため」にある
わけですから
「社内の人」のために…ではなく
「社内の人のために働くことで
 その先に居る社会の人のためになる」ことを
目標にする必要があるでしょう。

もちろん、会社そのものが
しっかりと社会のために役立っていて

これからも役立ち続けるため
経営陣の示した目標に沿って採用する
…ということなら、社会のためになる
仕事ができる、と言えると思います。


じゃあ、結局、顧客は誰か?
というと

実際に、採用担当の仕事で
直接的に影響を受けるのは

・採用しようとする学生
・採用計画を出してくる経営陣
・採用した学生と一緒に働く社員

であり、こうなると
学生+会社全体 というのが
実際の答えになってしまいそうです。


また、会社は『地域社会への貢献』を
存在意義として掲げている
くらいですので

私たち採用担当は

採用活動を通して

学生には、より社会で活躍できるフィールドを与え
(当社に合わないなら、他で活躍できるように…
 という意味も含めて)

会社には、会社がより社会に貢献できるような
人材を供給する

ということが使命になってきそうです。


顧客が明らかになってくると
今度は「顧客にとっての価値」を
明確にする必要が出てきます。

ここは、もう少し考えていきたいと思います。

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