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noteを書く目的を深掘りする(文章執筆初心者向け)


はじめに

この記事はnoteを読むと、自分がnoteを書く目的が本当に正しいのか?ということを確認できます。
ゴール設定が適切でないと、努力の方向も適切でなくなる可能性が高まります。
一緒にnoteを書く目的を確認しましょう!
今回からコーチングの技法も取り入れていきます。
パーソナルコーチングとまではいきませんが、みなさんのセルフコーチングの支援になるようなワークを取り入れてみました。(ゆくゆくはパーソナルコーチング的なこともやりたいなと思っています)

前回の記事で、自分が書きたい(もしくは書けそうな)テーマが定まったと思います。
まだ何について書きたいか決まっていない人は以下の記事もどうぞ!

それでは一緒に楽しみましょう!

定期的にnoteを更新しよう!という目標について考える

noteを書く目的は人それぞれだと思います。
中には「定期的に(毎日)ノートを書こう!」ということを目標にした人もいるかもしれません。
「毎日(週に1本)書く」という習慣を身につけるのはとてもいいことです。

他の習慣で考えると、
・毎日歩く(ジョギングする)
・毎日瞑想する
・食事の前に手を洗う
・起きたらプログラミングの勉強をする

みたいに、習慣化すると無意識に実行できるようになり、「息を吐くように」行動できます。
文章を書くという習慣も息を吐くようにできたらいいですね。

しかし、実は上記の毎日歩く、毎日瞑想する、毎日noteを書く、という目標はもう少し深掘りする必要があります。

なぜ定期的にノートを書きたいのでしょうか?

ではなぜ定期的にnoteを書くという目標のままではいけないのでしょうか。
それは、「定期的noteを書く」というのは実は「目的」ではなく、「手段」である可能性が高いからです。
その裏にはおそらく、こんな目的が隠れていると思います、

・文章が上手になるため
・自分の頭の中を整理するため
・日記をつけるため
・定期的にアップしてフォロワーを増やすため
・SEO的に更新頻度が高い方がよいため
・記事をたくさん溜めて書籍化したいため
などなどです。

つまり、「定期的noteを書く」ということは、「手段の目的化」になっている可能性があります。
手段の目的化とは、目的を達成するために選択した手段が、いつの間にかそれ自体が目的になってしまうことです。

裏の目的との整合性を検証してみる

今回はnoteを週に1回投稿するという目標があったことを前提とします。
では、例えば「文章が上手になるため」という目的に対して「noteを週に1回に投稿」という手段は最適な手段なのでしょうか。
それを確かめるには、「noteに週に1回投稿する」の代案を考えるのが良さそうな気がします。

文章が上手になるため、という目的との整合性

文章が上手になるためには、ノートを毎日書く以外に方法はあるのでしょうか?
もっというと、毎日ノートを書いていると、自分が理想とする文章が書けるようになるのでしょうか?
さらに深めていくと、文章が上手になった私と言う状態は具体的にどのような状態なのでしょうか?

なんか難しい話になってきそうですね。
今回は、わかりやすくするために、
「自分が好きな作家さんやブロガーさんのように文章を書きたい!」
という目標をゴールにしてみます。


Work1 仮のゴール設定

自分がこうなりたい!という作家さんやブロガーさんを何人かピックアップしてみてください。その人のような文章を書けるようになるという状態を(仮の)ゴールにしてみましょう。


ゴールは設定できましたか?
どんな作家さん、ブロガーさんの文章が好きなのかまたコメント欄で教えてください。(私は本田健さんの文章が好きです。)

では、ゴールに近づけたかどうかということは、自分のゴールとした作家さんの文章に近付いているかどうか、ということになります。
明確なゴール指標があると、後でフィードバックする際にとても役立ちます。
いきなり同じ文章は書けなくても、書き出しの部分が似てきた、みたいに少しずつ近づけることは可能だと思います。

それでは話を元に戻します。毎週ノートを投稿していると、そのゴールに近づけそうですか?
先ほどの好きな作家さんみたいに文章を書けるようになる、というゴール設定だと、ただ単にノートを書くだけでは、ゴールに近づくことができなさそうです。
ゴールに近づくアプローチとしては他の方法の方が効率が良さそうです。

例えば、

文章を書く前に、その自分のゴールとしている作家さんになりきります。そして、その作家さんなら、自分の書きたいことをどう書くかということを考えます。そして、その作家さんになりきって、文章を書くと言う方法もありだと思います。
横にその作家さんがいて、アドバイスをくれている、みたいなイメージを持って書き始めるといいかもしれません。

また、その作家さんの書く文章のフレームワークを分析するということが大事だと思います。

フレームワーク(framework)とは、英語で「枠組み」「骨組み」「骨格」「構造」「構想」などを意味する言葉です。
いわゆる「起承転結」もフレームワークです。

例えばグリム童話では以下のフレームワークがあります。
・「むかしむかし、まだどんな人の望みでも、思いどおりにかなったころのことです」という書き出し
・ファンタジー性を帯びた物語
・ふしぎで、時には残酷な物語

日本の昔話では「昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました」みたいなフレームワークもよくありますね。

では好きな作家さんのフレームワークはどうでしょうか。
例えば、
・最初に、こういう話題を持ってきがち。
・次に一般論を書き、
・具体例を提示して、
・それに対する反対意見を書くことによって、客観性を持たせる。
・その後に自分の気持ちを書き、
・最近の時事的な話題にも触れ、それと絡める。
・最後は読み手が気持ちよくなるような言葉をかけ、
・今日から実践できるような小さな取り組みの提案をする。
・そして、読み終わった後に読み手を前向きにしてくれる。
みたいな感じです。

自分がなぜその作家さんが好きなんだろうということを分析して、その仕組みを自分が理解し、その仕組みを使って自分が文章を書く。
これを繰り返していると、いずれは、その作家さんに近い文章が書けるようになりそうな気がしますね。
毎週noteに投稿しよう!という目標よりもこちらの方が「文章が上手になりたい!」という「裏の目標」に適合してそうな気がします。

書く前提を固めるのは大事

このように目標の設定は大事です。
このことはよく飛行機に例えられます。
ゴールは目的地、手段は飛行機です。
ニューヨークに行きたいのに、イギリス行きの飛行機に乗っていたのではだめです。
文章を上手になりたいのに、毎週漠然とnoteを更新していたのではだめです。
それでは、次のworkです。
先ほどは文章が上手になりたいということがnoteを書く前提でした。
実際のあなたのnoteを書く理由は他にもあるはずです。それを棚卸しましょう!


work2 自分の書きたい理由を知る

・自分がnoteを書きたいと思う理由を箇条書きでたくさん挙げてください。
・挙げた後は、優先順位別に並べてみてください。
・並び変えた後のリストを眺めて、要約して、感想も添えてみてください。


前回、書きたいテーマが決まりました。
そして今回、書く理由を確認できました。
順調ですね!
書く前提を固めずに書いてしまう人がほとんどです。
ある程度書いた後に、
「私は文章を書いて何がしたかったんだろう」
「何のために書いているんだろう」
と振り返ったことがある人もいると思います。
そんな中、あなたは書く前提を認識した上で書こうとしています。一歩リードですね!
設計図を書かずに家を建てる人はいません。しっかりと計画して文章を積み重ねていきたいです。

次が今回最後のworkになります。
最後はアファメーションと言われる技法を使います。
ゴールを達成している自分を、できるだけ鮮明に思い浮かべます。
解説はworkの後にしますので、チャレンジしてみましょう!
(先に解説をみるのもありです。)


work3 目標を達成している自分を鮮明にイメージしよう

work 3-1
先ほど作成した「自分が文章を書きたい理由」から、「目標を達成した状態」を設定しましょう。
例えば
「本田健さんのような文章が書けている状態」
「私が書いたnoteが共感を呼び、フォロワーが1万人を超えている状態」
「noteの収入で生活が成り立っている状態」
などなどです。

work 3-2
次に、目標が達成している状態を具体的にイメージしましょう。
まずは先ほどの目標とする状態(work3-1)を眺めて、口に出します。
そして、情景をイメージします。
「noteで「きっとよくなる」のような文章を私は書いている」
「noteの画面を起動するたびにお知らせにフォロワーが100人増えました、の通知がでている」
「組織にとらわれることなく、どこででも、いつでも文章を書くことができている」
みたいな感じです。

それに情動(感情)を足します。そのためのツールとして、以下の情報も添えましょう。
・場所はどこですか(自宅のタワマン?高級ホテルのラウンジ?)
・誰と一緒にいますか(パートナー?有名な作家さん?)
・どんな匂いがしますか(コーヒーの匂い?海の匂い?アロマ?)
・どんな感触がしますか(ふかふかのクッション?コーヒーカップ?キーボードを叩く感触?)
・どんな音(音楽)がしていますか
・どんな気持ちですか
・どんな1日を過ごしていますか

目を瞑って、ゆっくりイメージしてみてください。
ここで感じた「未来の記憶」が、あなたのモチベーションになります。


まとめと解説

脳は、現実と空想の区別がつきません。
例えば、この文字を読んでいるあなたも、空想の世界にいます。
この文字はスマホやディスプレイの光点の集合であり、一つ一つは何の意味も持ちません。

小説(文字列の羅列)に涙し、映画(光点の集合と波の振動)で笑うのも、脳が現実と空想を区別できないためです。
つまり、ゴールの自分を明確にイメージすることで、ゴールの自分にフォーカスすることができます。
できない理由にフォーカスするのではなく、やりたい動機にフォーカスすることができます。
さらに、情動を交えると効果は上がります。

これは脳の扁桃体という部分は情緒を司り、さらに記憶の定着も促します。

石器時代の人類を想像してください。
野生の猛獣に襲われた記憶は忘れるわけにはいけませんよね?
なので、強い情動を感じた場面は、脳は「これ重要!」と判断します。
その結果、長期間記憶をされたり、無意識が重要度をあげたりします。
現代では野生の猛獣に襲われることはなかなかないですが、この機能は現在の人類にも存在します。

一流の作家、選手、発明家などは、空想の自分を現実に持ってきます。
今回のワークはそのお手伝いをするものです。
今日のイメージが鮮明なほど、空想の自分が現実化する可能性が高まります。
workを何度も定期的に繰り返しましょう。
何のためにwork(アファメーション)を繰り返すのでしょうか。
それは空想の自分を現実化するためです!

さいごに

この記事を通して、読者の知識や視野拡大に役立てていただけたら嬉しいです。常に新しい情報やアイデアを発信していく予定ですので、引き続きご注目いただければと思います。
今後はセルフブランディング、記事の質を担保するためにワークフロー・フレーム枠作り、ロードマップを使った行動変容方法などの記事を書く予定です。
最新情報をお伝えしたいので、よければフォローをおねがいします。
是非、掘り下げて学び、自身の成長につなげてください。
コメント、スキ!は大変励みになります。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

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