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【書評】「あの人がいるだけで会社がしんどい……」がラクになる 職場のめんどくさい人から自分を守る心理学

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職場や学校などで「この人めんどくさいな。。」と思ってしまう方は多かれ少なかれいると思います。完璧な人間などいません。

そしてその人に精神的な苦痛を与えられ続け、うつ病などの症状を出てしまう方も残念ながら多くなってきているのが現代社会です。

そうなる前に「うまく交わして人生をラクに生きる」というのが本書のメインのテーマです!

本書では、めんどくさい人だけではなくハラスメント的な行為までする人の「奥底に眠っている欲求」まで掘り下げ、具体的な対処方法まで細かく載っていました。

人間関係で悩んでいる人、めんどくさい人が身近にいる人でなくても、職場で関わる人に無意識にハラスメント行為をしないためにも、本書をおすすめしたいです!

それでは見どころをどうぞ!

読んだ本📕

あらすじ📗

職場ではさまざまな人と関わる必要があり、人間関係を選ぶことも難しい。自分に都合の悪いことは無視する上司、融通がきかない部下、承認欲求が強く、自己アピールが激しい同僚……。そうした“面倒くさい人”たちをうまくかわすにはどうしたらいいのかは、多くのビジネスマンが抱える課題ではないだろうか。

 さらに、コロナ禍で働き方やコミュニケーションのとり方が変化したことにより、これまでとは違った悩みを抱えている人も少なくない。リモートワーク中に上司に監視される、部下をマネジメントできているか不安、職場内のコミュニケーションが不足している……。テレワークなどで人間関係のストレスは軽減しているとも言われているが、人間関係にまつわる悩みは今後もなくなることはないだろう。

 著者である井上智介氏は、精神科医、産業医としてこうした悩みを抱える約1万の人々と向き合うとともに、ブログやWebメディアを通じて人間関係のコツやメンタル不調の対処法などを発信してきた。

 本書では、井上氏の経験をもとに、人間関係の基本をおさえつつ、ニューノーマル時代の新たな悩みにも対応した仕事の人間関係をラクにするポイントを解説する。

見所ポイントを3つ📚

① 上司や部下、お客様のハラスメント行為に潜む欲求を8つに分類
② 相手の欲求ごとの具体的な対処方法
③ メンタルのケア方法

見所ポイント1️⃣ 上司や部下、お客様のハラスメント行為に潜む欲求を8つに分類


職場のストレスは3つに分類できるとされており、「仕事の量」「仕事の質」「人間関係」です。
その中で仕事の質や量は周りが助けてくれたりする場合が多いですが、人間関係についてはなかなか解決しづらい問題です。

誰かにとってはハラスメントでも、誰かにとっては全然気にしないという場合も多く一概に他人に共有しづらいからだとされています。
そしてこのようなハラスメント行為を行う人の奥底に潜む欲求を解決しています。

例えば、「悪口、陰口ばかり言う人は「平等であることを人一倍意識している」という人」だと言えるそうです。
人それぞれ平等がいいので、誰かがいい成績を上げて昇進したり、給料が上がったりすることを極端に嫌がっているため悪口や陰口ばかりいうそうです。

他には、「ことあるごとにマウンティングしてくる人 彼らは、「自分はすごい人間なんだぞ」「特別な人間なんだぞ」という自己顕示欲が抑えられずに周りにアピールしている」そうです。
これも人間が多かれ少なかれ持っている「自己承認欲求」が人一倍強い現れになっています。

さまざまなハラスメント行為に対して「何かしらの欲求」が隠れています。これを認識することで「あの人の奥底にはこういう欲求があるんだな」と相手を理解することができ、適切に対応できるようになると本書は書かれていました!

これらを頭に入れておくだけで十分自分を守ることができるようになると思います!

見所ポイント2️⃣ 相手の欲求ごとの具体的な対処方法

見どころ1で説明した欲求に対して具体的な対処方法を解説されていました!

全てのハラスメント行為から共通してできる対策としては「物理的に距離を取る」です。

最近だとリモートワークが活発になり、物理的に距離を取ることができるのでこれを活用してできるだけ関わらないようにするとか、産業医がついている会社だと産業医に相談の上部署移動することが認められているそうです。これからも活用していきましょう!と書かれていました!

とはいえ「物理的距離はどうしてもとれない。。。」というのが現実のところでしょう。
そこで著者はさまざまな対処方法を載せていました!


例えば、「めんどくさい人にめんどくさい人だと思われるようにする」とか「ハラスメントのターゲットにされないように腹黒い人間になろう」というような抽象的なアドバイスから、「相手の求めているような反応をあえてしない」とか「反応をワンテンポ遅らせる」など具体的なアドバイスまで紹介されていました!

これらをメモして職場にいくと精神的に消耗されていくことがだんだん減ってくると思います!

見所ポイント3️⃣ メンタルのケア方法


メルタルケアの方法も載っていました!
普段から小さなSOSを出しておいたり、いつも自分を褒めようなど、
小さな習慣ですがメンタルをコントロールする方法について書かれていました!


感想📖

本書でも言及されていますが、人間関係に悩む人は、だいたいいい人なのだと思います。優しい人であるからこそめんどくさい人にめんどくさいといえない、相手のことを考え嫌なことを嫌だと言えないそういう人だと思います。

これを認識した上で、「戦略的に腹黒くなってもいい」と教えてくれるのが本書だと思いました!一度目を通してみるといいと思います!
人間関係に悩まれている方にとってはコスパ抜群の本だと思いました!


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