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「第8回世界双極性障害デーフォーラム」感想「傷つきを分かってくれる」

 たくさんあるのですが、印象が強い順に書きます。私の理解の範囲で書きたいと思います。

フォーラム終盤にパネリストで司会の医師が、

「(双極性障害だから、何かを)しないようにすると、傷つきは大きいでしょうね…

とおっしゃいました。
本当にそうです。よくわかってくださった、という感じでした。
躁になるかもしれないと活動の幅を縮めます。行けないところも出てきます。(鬱になるかも…も同じです。)
自分は双極性障害なんだから仕方がない、と思ってそうするのです。
けれど、実は傷ついている。

 本当ならみんなと同じ行動ができたはずなのに、ひとり端っこに置かれる感覚にさらされます。私はずっと「傷ついてはいけないんだ」と思ってきました。双極性障害なんだから。むしろ、自分から端っこへ行かなくてはいけないんだと。
 でも双極性障害であっても柔らかな心をもって、傷ついている自分も明るいところへ出してあげていいんだと思った一言でした。

行けないこと、に傷ついていい。
やれないこと、に傷ついてもいい。
行けなくてやれなくて、傷ついている自分に、ねぎらいの言葉をかけてもいい。
医療現場からもねぎらいの言葉が届く日が来るかもしれない、と思いました。

本当に聞いてよかった一言でした。
日頃からそういう目で患者を診て下さってるんでしょうね。いいお医者さんがいるんだなぁ、主催の大学(福岡大学)で研究・勉強して下さってる内容がすごくいいなぁと思いました。

※世界双極性障害デーフォーラムはゴッホの誕生日の近くに開催され      ているそうです(カバーの絵はゴッホの絵にしました)

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