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#238:脂肪は白と茶色

前回はダイエットに効果的な筋肉の話しをしましたが、今回は脂肪についてです。
筋肉は赤と白がありましたが、脂肪は白と茶色・・・白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の二つがあります。白色脂肪細胞は、体の余分なエネルギーを中性脂肪として体内に貯めておく働きがあり、全身の特に下腹部、お尻、太もも、内臓まわりなどに存在します。

一方の褐色脂肪細胞は、褐色(茶色)をしている脂肪で、食事から取り入れた余分なエネルギーを燃やして熱を作り出し、体温を維持するなどの働きがあるのですが、白色脂肪細胞に比べるとほんの少ししかなく、場所は首の後ろや肩甲骨(けんこうこつ)の下部、腎臓のまわりなどで成長するにつけてどんどん減っていきます。

ここまででわかるように、ダイエットに関して言えば、褐色脂肪細胞の働きが活発な方がエネルギーをたくさん消費することができるので太りにくいということなのですが、褐色脂肪細胞の働きは、遺伝子により差があり、残念ながら日本人の三分の一はその遺伝子の関係でもともと太りやすいといわれています(さらに歳をとると減っていくので太りやすくなる)。

ただ、褐色脂肪細胞の働きを活発にすることは可能で、具体的には、熱を発散させて体温を維持させるような例えば水泳などのスポーツは特に有効とされています。
また、適度な運動と規則正しい生活を続けることも、褐色脂肪細胞の働きがよくす
ることができるようです。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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