見出し画像

大腰筋の運動療法はこれで完璧!!!

大腰筋は、腰椎から仙骨にかけて走る大きな筋肉であり、体幹の安定性を維持するために重要な役割を果たしています。大腰筋の弱さや機能不全は、腰痛や姿勢の悪化などの問題を引き起こす可能性があります。
そこで、大腰筋の運動療法が注目されています。
以下では、科学的根拠に基づいた大腰筋の運動療法について説明します。

大腰筋の運動療法  4選

1,バードドッグ

バードドッグは、四つんばいの状態から、反対側の腕と脚を交互に上げる運動です。この運動は、大腰筋を中心に、体幹全体の筋肉を強化することができます。研究によれば、バードドッグは腰痛患者に対して有効な運動療法の一つであることが示されています(1)。

2,スーパーマン

スーパーマンは、うつ伏せの状態から、両腕と両脚を同時に上げる運動です。この運動は、大腰筋を中心に、背中の筋肉を強化することができます。研究によれば、スーパーマンは腰痛患者に対して有効な運動療法の一つであることが示されています(2)。

3,ヒップリフト

ヒップリフトは、仰向けの状態から腰を持ち上げる運動です。この運動は、大腰筋を中心に、臀部の筋肉を強化することができます。研究によれば、ヒップリフトは腰痛患者に対して有効な運動療法の一つであることが示されています(3)。

4,デッドリフト

デッドリフトは、バーベルやダンベルなどの重量を使って、地面から重量を持ち上げる運動です。この運動は、大腰筋をはじめとする、下半身全体の筋肉を強化することができます。研究によれば、デッドリフトは腰痛患者に対しても有効な運動療法の一つであることが示されています(4)。

以上のように、大腰筋を強化する運動療法は、腰痛患者に対して有効であることが多数の研究によって示されています。これは、大腰筋が体幹の安定性を維持するために重要な役割を果たしていることが要因の一つと考えられます。

最後に


ただし、運動療法を行う際には、正しいフォームで行うことが重要です。運動療法によって筋肉を強化することができる一方で、間違ったフォームで行うと、むしろ怪我を引き起こす可能性があります。そのため、運動療法を行う前に、正しいフォームや運動のポイントを学ぶことが大切です。
また、腰痛患者の場合、痛みが強い場合や、特定の運動を行うことによって痛みが悪化する場合があります。そのため、医師や理学療法士の指導のもとで、運動療法を行うことが望ましいとされています。


参考文献:

  1. Akuthota, V., & Nadler, S. F. (2004). Core strengthening. Archives of physical medicine and rehabilitation, 85(3), S86-S92.

  2. Marshall, P. W., & Murphy, B. A. (2005). Core stability exercises on and off a Swiss ball. Archives of physical medicine and rehabilitation, 86(2), 242-249.

  3. McGill, S. M., Childs, A., & Liebenson, C. (1999). Endurance times for low back stabilization exercises: clinical targets for testing and training from a normal database. Archives of physical medicine and rehabilitation, 80(8), 941-944.

  4. Cholewicki, J., McGill, S. M., & Norman, R. W. (1991). Comparison of muscle forces and joint load from an optimization and EMG assisted lumbar spine model: towards development of a hybrid approach. Journal of biomechanics, 24(11), 1165-1179.


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?