レバレッジETFはありなのか?②

こんばんは。
実践をやってみるとイメトレを全然違うと実感したレイです。
#やって分かることも多い

さて。
本日も昨日に引き続きレバレッジETFについてアウトプットしていきたいと思います。


レバレッジETFのメリット

①お手軽である
指数への投資なので、手間のかかる個別銘柄の厳選が不要です。
どこの銘柄を買おうかなと選ぶ必要はなく、日経平均やS&P500など全体を買うことができます。

②資金効率がいい
少ない資金で、大きい利益を得られること

いかにも初心者が飛びつきそうなメリットです。
つまり、そんないいことばかりではないということです。


レバレッジETFのデメリット

①ハイリスク
値上がりすれば、利益が2倍3倍になりますが、値下がりすれば損失も2倍3倍になるということ。

②信託報酬が高い
例)
S&P500連動のVOOというファンドがありますが、年間の手数料は0.03%です。
また、S&P500ブル3倍のSPXLというファンドは、手数料は0.95%です。
→毎年約1%資産が削られるということです。

③分配金に期待できない
基本的にほとんど、分配金はでません。
対象指数が出した分配金の2倍3倍の分配金がでるわけではありません。
例えば一株買って、1万円分配金がでるとします。その先にレバレッジが2倍3倍のETFを買ったからと言って、分配金も2倍3倍でるわけではないということです。

④長期投資では減衰する
レバレッジETFは長期投資に不向きです。
よくある勘違いで、レバレッジETFが1年後に対象指数の2倍3倍になると思われてる方もいらっしゃいますが、これは大きな間違いです。
日々の値動きの2倍3倍になるように連動するため、長期ではもとの指数からどんどん乖離していきます。
なので、レバレッジETFが1年後に1万円という数字が2万円3万円になるかというとそうではないということです。

ボックス相場が続くと大きく資産が減っていきます。
例えば
レバレッジETFが10%上昇した時に、もとの指数が約+3%動いたとします。
その場合当然、10%減少したとすると、もとの指数が約-3%になります。
これを10日間繰り返すと、トータルの成績はプラスマイナス0のはずなのに、資産はもとより小さくなります。(95.1%)
0日目 資産100
1日目 資産110  10%上昇
2日目 資産99   -10%減少
3日目 資産108.9 10%上昇
4日目 資産98   -10%減少
・・・
10日目 資産95.1 -10%減少
このように上げたり下げたりのボックス相場が長期間続けば続くほど資産が大きく減衰します。

以上をまとめると
・高い信託報酬で確実に資産を削られる
・分配金がでないため、再投資による福利を活かせない
・ボックス相場が続くと大きく減衰していく
・どんどん元の指数からは乖離していく
レバレッジETFは長期投資に向かない。
=短期的な利用が前提の金融商品です。

明日はどのような人がレバレッジETFに興味を持つのかということからアウトプットしていきたいと思います。

ではまた。

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