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ねぇみんな、推し関連に不満があったらどうする?

今すごく悩んでいることがある。
それは「推しや推しの出演物にどうしても許せない部分があった時、どうするか」ということ。

漫画、アニメ、映画、芸能人などを本気で応援しだすと必ずぶち当たる問題なのではないだろうか。
好きな作品や好きな人にどうしても直してほしいところがある、もしくはそれらを扱った番組・出演しているメディアの内容や技術に不満がある、など。

こういうとき、みんな、どうしてる?
言う? 言わない?
無言で去る? 言って去る?

自分はいつまでも直らないと言いたくなってしまうのだけど、言ったら言ったでものすごく後悔する。
でも、言わなかったら言わなかったで、見ててストレスになったりする。
どっちに転んでも行き先は地獄だ。

どうするのが正解なのだろうか。
ちょっと考えてみよう。


言った場合

意見を言った場合の自己の心の動き、周囲の動きは、言わなかった場合に比べて多岐にわたる。

・罪悪感を感じる

言うとスッキリするのではないか、と沈黙派には思われそうだが、実はそうではない。
言った後しばらくの間、自分に罪悪感が降りかかってくるのだ。

あんなこと言って傷ついていたらどうしよう、良くなかったかな、言わない方がよかったかな……とずっと考えてしまう。これはとてつもないストレスとなる。

・考えてくれるきっかけになる。

特に相手が全然気づいてないことだった場合、改善してくれることがある。長い目で見ると相手の成長につながるかもしれない……と考えるのはおこがましいだろうか。
ただし、勘違いされて変な方向へ走ってしまうこともよくあり、そうなった時は目も当てられない。

逆に、すでに相手がわかっていることだった場合、これは完全に余計なお世話となるだろう。ただただ相手に不快感を与えてしまうだけとなる。
その見極めが難しいよね。

・周りからアンチ認定される可能性がある。

ネガティブな意見が荒らしとして見られたり、そうでなくても関係者とファンから嫌われることもかなりの確率でありうる。
応援しているのに嫌われると悲しいよね。

・イメージダウンにつながる可能性がある。

よく知らない人から見たら、あの作品はよくない、あの人は出来が悪い、という印象を与えてしまう恐れがある。

逆に悪いイメージを持っていた人ならば、なぜ上手くいかなかったのか、なぜ今停滞しているのかの理由付けになり、むしろ理解が深まることもあるかもしれない。

イメージに関しては良いとも悪いとも言えなそうだ。
上記のうちの多数派の割合と、運が関係するだろう。

・詳しくないのに口を出していいのか問題。

「知らないくせに口をだしてくるな!」という声が聞こえてきそうだから言いにくいよね、という話。

自分は、詳しくなくても意見を言っていいと思っている。
というのも、プロじゃないと意見してはいけないなどと制限を設けるのはおかしいし、制作者は視聴者側の見え方を優先すべきで、自分の表現を視聴者にくみ取ってもらおうとするのは甘えだからだ。知らない人にもわかってもらえるように工夫するのが仕事であり、言葉を借りると「作者の自己満足」にしかならない。

また、「相手の方向性を変えてしまうかもしれないから責任が持てない」という意見もよく見るが、これも表現者が取捨選択をしていくべきものである。もしそれで失敗しても消費者に左右されすぎた本人が原因なので責任は向こう側にあるだろう。


言わなかった場合

黙っている場合、気になるところがいつまでも変わらないと、ひたすら嫌なものを見続けることになる。特に定期的に行っている配信や番組なら、ただただストレスになるだろう。つまり、言っても言わなくてもストレスになるのは変わらないことがわかる。

・この場合の道は2つ。

見切りをつけて見るのをやめるか、変化するのを願って辛くても見続けるか。
何も伝えないなら、このどちらかしか道がない。

応援したい気持ちを抑えて見るのをやめる人も多いだろう。
推しや関係者は人気がなくなったと思ってしまうかもしれない。番組から切り捨てられるかもしれない。
実際自分ひとりが見なくなっただけではそこまでいかないだろうけど、もし他にも同じようなファンが多数いたとしたら、どうなってしまうかわからない。

ただ、言わないことにより自分に責任は伴わない。衝突も炎上もイメージダウンも起こらない。無言を貫いた方が結果相手のためになるのではないか。

そもそも何も行動しなければ、
自分だけはつらい思いをしないで済む。
自分だけは安全圏にいられる。
自分には直接関係のないものだし、首を突っ込むのはよした方がいいのかもしれない。

でももし勘違いして、見捨てられたと思って傷ついたりしたら……
創作や活動自体やめてしまったら……
推しは推せるときに推せってよく言うし……
と、この堂々巡りを、ここ最近し続けている。


別の人のお話

とある人は、ソーシャルゲームの大好きなキャラクターについにボイスがつく!
と楽しみにしていたが、実装された声はその人のイメージとは程遠く、嬉しくもあるがガッカリした、という話を聞いた。

彼女は迷ったが、
「好きだからこそ声を出して言いたい。どうせ浅いファンは何も言わないだろうし、伝えることによって声優さんの演技がいい方向へ変わってくるかもしれないから」
という結論に行き着いたようだ。

その後、どうなったのかはわからないのだけど。


結果、どうしたらいいの?

ちなみに現在自分が悩んでいるのは、推しが出ている生放送の雰囲気や内容が自分には合わない、というもの。推しを応援したいのでよく見てるけれど、結構しんどくなってきている。
拒否反応を示している人もいるみたいなので、ある程度言葉を選びつつ伝えたほうがいいのかなーとは思うのだけど、結局どうするのが一番なのか見当がつかない。

自分は推しというものを、特に3次元の推しをこれまで持ったことがなかったので、こういうところですごく迷うのである。
未来を見据えたうえでどう行動するのがいいのか、知っている人がいれば教えてほしい。

まあそこまで重く考えず、適当でいいのかもね。
でも感想はいいことだけ伝えるのではなく、正直にぶつけたほうが利益になると思うんだよなぁ。

それだけ。


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