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くら寿司で夕食の小一時間後に再度お寿司は熟成中トロと漬けマグロ 樹齢30年超の凝縮ヌーボー

家族でくら寿司の回転寿司をビールで楽しんだ後、パパはレジで受け取ったテイクアウト寿司で自宅ワイン晩酌。イートイン寿司の小一時間後にテイクアウト寿司。寿司は大好きだが、何より寿司とワインのペアリング実食への熱が、この変人的行動へと突き動かす(嗚呼、くら寿司にワインがあれば…)。
解禁日に10本ほど自宅に到着したボジョレー・ヌーボーに合わせるべく、赤みのネタを多めに持ち帰る。

ふり塩熟成中トロ、熟成漬けマグロに合わせたのはメゾン・ジョゼフ・ドルーアンのもの。1880年にブルゴーニュワインの中心地ボーヌに創立され、140年以上もの間、家族経営にこだわるブルゴーニュを代表するワイナリー。
同社のボジョレー・ヌーボーのはじまりは1959年もちろん、他のヌーボーと同じくガメイ品種100%だが驚くほどパワフルな一本。スタンダードのヌーボーとは畑の区画、収量等でより制限の厳しいボジョレー・ヌーボー・ヴィラージュだからこその力強い表現力。樹齢30年以上の手摘みブドウから造られる。

メゾン・ジョゼフ・ドルーアン, ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー, 2023, 13%, 3,630円
Maison Joseph Drouhin, Beaujolais Village Nouveau, 2023, 13%

黒みがかった濃さのある色調、ヌーボーにしては強い色調。
プラム、ダークチェリーなど黒みがかったチェリーのよく熟した果実香、ほんのりと青い皮のバナナはほんのりとヴェジェタルなタッチも、厚みのある力強いフレーバー。
密度の高い果実味はさすがヴィラージュ。タンニンがズドンとくるガメイとは信じがたいタンニンの攻撃力、こぎみよい酸味もワインの余韻を盛り上げる。ヌーボーとは思えないようなパワフルさ。

ふり塩熟成中トロにワインを合わせる(写真左側の一貫)。滑らかな脂に余韻には磯の香りと鉄分のフレーバーがほんのり。ワインの方が風味ボリュームがやや強いが、醤油とシンクロしつつそのまま熟成中トロの奥深い風味にも浸透。相性: ★★★★☆

続いて熟成漬けマグロに(写真右側のニ貫)。やや硬めの筋繊維が気になるも、熟成により落ち着いた風味、クセは少なく滑らかな脂で万人に好まれる味わい。やや風味が弱く磯の香りに欠けるのは物足りないか。良い方向に合わさるが、ワインの果実味、タンニンがパワフルで、今回のやや淡白なマグロの風味を圧迫してしまうのはもったいない。相性: ★★★☆☆

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