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ホウボウの梅生姜和えbyフィシュル ハンガリーの滋味深い湖ワイン

フィシュルから毎月、ミールパック6点を注文している。前回は食べきれずに冷凍庫に溜まっていたので一度スキップ(同じベースで消費するわけではないのでこのオプションはありがたい)。最近、フィシュルはかなりの人気のようで、注文してから一回目の発送に少し時間がかかっているようだ。私のスキップした分がどなたかに届きますように…
ミールパックの味付けは万人好みのもので、魚のクセがうまく抜けていて、魚が苦手な方にもおススメしたい。さらにパッケージデザインはSNSとの親和性よく、未利用魚の活用という素晴らしい発想。これらがうまくはまってマーケティングに成功しているようにみえる。私も頼まれてもないのにこうしてNoteに取り上げている。あぁ、悔しい。でも手軽で美味しい。

先日はフィシュルからホウボウを使ったピリ辛胡麻坦々が届いた。ホウボウがたくさん獲れているのだろうか。こちらは大分の安心院ワインのシャルドネが素晴らしい相性だった。ちなみに安心院ワインの母体は麦焼酎いいちこの三和酒類。

さて、今回はホウボウの梅生姜和え。冷凍庫から取り出して10分少々流水で解凍。

胡麻を追加でトッピング

魚は厚めに切られていてひと口の満足感が高い。ホウボウそのものは比較的淡白なはずだが、肉厚の身から筋繊維がしっかりと感じられ、そして旨味、甘味が確かに味覚に伝わってくる。独特のコクとほのかに土っぽいニュアンスも。ホウボウは海底をヒレを使って歩くように泳ぐので、土っぽい香りを帯びやすいのかもしれない。いや、そういうことを想像しながら食べるから私の頭から味覚にそういう指令が入ることも手伝うのかもしれない。噛めば噛むほどに広がる旨味と甘味に、やや軽快な梅と生姜の味付けが爽やかで絶妙に調和。

今回は、ハンガリーのバラトン湖近くで作られる白ワイン、イタリア アブルッツォ州で作られる赤ワインに合わせる。ハンガリーの白ワインは先日、アユの塩焼きとも素晴らしい相性を見せたワインで、今回、ホウボウにも期待を上回る相性。漬け、焼き、照り焼きにと幅広い魚に好相性。和食にハンガリーワイン、意外だが驚くほど合う!

こちらはアブルッツォの赤ワイン

先ずはハンガリーの白ワインに。

パーツァイ, アグネシュ, ハンガリー, バラトン, バダチョニ, 12.5%, 2,574円
Patzay, Agnes, Badacsony, Balaton, Hungary,

ワインについては先日のNoteに。バラトン湖近くで、3種のブドウをブレンドして造られる。ヴェルシュリースリング 、スルケバラート(ピノ・グリ)、リースリング。
香りには花梨蜜や黄色い花、貝殻などの硬質なミネラルのニュアンス。キュッと詰まった酒質、やや酸化的ニュアンスを好意的に伴いまったりした印象。開栓から1週間ほどたつが、風味は発展を続けている。じっくり楽しみたいワイン。ハンガリーワインショップより購入可能。

ホウボウの梅生姜和えにワインを合わせる。バラトン湖で獲れる淡水魚は郷土料理にも使われる。その湖の近くで造られるワインは不思議とお魚と好相性。ワインの滋味豊かな果実味、コクに、梅と生姜の奥ゆかしい風味が素晴らしい調和。そのままホウボウの旨味、甘味にも高度なレベルで調和。相性: ★★★★★

続いて、イタリア アブルッツォの赤ワインに。

カンティーナ・トッロ, エンメオー(MO), モンテプルチャーノ・ダブルッツォ, リゼルヴァ, 2017, 13.5%, 2,365円
Cantina Tollo, Mo, Montepulcianod'Abruzzo Riserva, Italy

ワインについては先日のNoteに。香りには快活で陽気な表情にドライフルーツが入り混じる。ブドウの旨みが豊かに広がり緻密な酒質。深淵なボルドー好きにも、妖艶なブルゴーニュ好きにも。2,000円少々の驚異のコスパ。トスカニーで購入。

ホウボウの梅生姜和えに。味付けの梅にワインのチャーミングな果実味がよく繋がり、ホウボウの磯の香りや土のニュアンスにもワインが反発せず、程よい熟成感で包み込むのが素晴らしい。梅生姜の味付けならば軽快なホウボウでも、重すぎない赤ワインと十分にバランスする。相性: ★★★★☆

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