スーパーの鮮魚コーナーでイカ、ブリ、サーモン、マグロが入った刺身セットを見つける。家のセラーに前日に開栓して残している富山県氷見市のセイズファームの白ワインが残っていたので、それに合わせてみようと思いながら、買い物かごに入れる。

前日にら開けていた白ワインをセラーから引っ張り出す。

セイズファーム ソーヴィニョン・ブラン
Says farm, Sauvignon Blanc, 富山県氷見市, 2019, 13%
グレープフルーツ系のフレッシュな柑橘香をトップに白桃や洋梨が柔らかに、柑橘の果皮のビターな香り、さわやかにハーバルなタッチ、ピュアでクリーン。
みずみずしさ、快活な酸味、ミネラルを思わせるビターなタッチが広がりドライなフィニッシュ、透明感の高さは抜群。

刺身にワインを合わせる。

冷蔵庫に大葉があったので、刻んで刺身の横に添える。食材にそえるこういった薬味やソースがワインとの相性を大いに左右する。イカは甘さと粘度のある食感がたまらない。大葉を添えるとこの食感に爽やかでグリーンな香りが抜けていく。刺身を口にした後の余韻にワインをひと口。大葉の爽やかなトーンにワインのハーバルなタッチが同調、イカの柔らかく優しい風味をやさしく包む透明感の高い果実味が心地よい。ブリの刺身には、ブリ特有の脂に合うか心配したが大葉がつなぎ役となってくれた。サーモン、マグロとの相性も悪くはなかったが、ワインの透明感の高い果実味やハーバルなタッチはイカの風味のボリューム感、方向性に絶妙に調和した。
相性: ★★★★☆