原宿発祥オーサム。都内店舗を歩いていると酒のつまみにぴったりの商品を見つけた。おつまみ皮つきさきいか、194円。

パッケージに”和酒とは竹馬の友”とあり、日本酒とも相性良さそうだ。もちろん私は自宅でワインと合わせる。なお、オーサムは2023年6月でオンラインストア事業を終了したが、実店舗は通常通り営業を続けているようだ。

先週から新酒を飲み続けているが、今回は山梨県のヌーボー。その名もラスボスの雫！ラスボスと聞いて想像がつく方もいるかもしれないが、演歌歌手小林幸子が手がけたワイン。2021年11月に自身のYouTubeの撮影で山梨・勝沼の老舗ワイナリー「シャトー勝沼」を訪れたことを機にワイン造りに挑戦。昨年11月に同甲州市の観光大使に就任した縁で、今年２月、同市内に約７０アール（サッカーグラウンド程）の「さっちゃん葡萄（ぶどう）園」を開園。甲州種のぶどうを育て、9月にワインボトル約1,000本分となる1トンを収穫。ラベルの「雫」の文字は自身の書を採用するなど、こだわりが詰まった一本。収穫されたブドウ分、1,000本の限定販売。
ちなみに山梨ヌーボー は2008年から11月3日と定められていて、ボジョレー・ヌーボーの11月の第三木曜日よりも早く楽しめる。

シャトー勝沼, ラスボスの雫, 2023, 11%, 3,300円

微かにべっこうがかった淡い色調。
フレッシュなスダチ、カボス、グリーンな酸を感じさせる柑橘香、わずかに大ぶりの和梨、微かに吟醸香。
みずみずしい口当たり、こぎみよい明瞭な酸味、中盤から余韻にかけて柔らかいほろ苦さがゆるゆると。シンプルでフレッシュな果実味溢れる新酒の喜び。

皮付きさきいかにワインを合わせる。塩加減が強すぎず弱すぎず程よい、じんわりと広がる旨みとイカらしい甘み。皮付きで皮からの旨味、コクも豊かに広がる。皮からのフレーバーも力強い。ワインのフレッシュなカボス系の柑橘香がそれをキュッと引き締める、邪魔せず寄り添うおしとやかでしなやかな味わい。相性: ★★★★☆

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