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響き合う子育て流⭐️中学受験《イライラするのは子どもが悪いからじゃない》



意味がないとわかっているのに、いつものバトル


子どものことを思ってサポートしようと思っているのに、本人は全くその気がない様子で、勉強の合間にこっそりゲームやYouTubeをやっていた!!なんてことありませんか?

うちの息子もそうでした・・・

他にも、

「宿題、ちゃんとやったよ」

という言葉に、

「どれどれ」と覗いてみたら、答えが書いてあるのみで、答え合わせさえしてない!!ということもありました。

(答えを写しているのだから、答え合わせをする必要は本人としてはなかったのでしょうね・笑)

そんな状態だったので

「本当に受験、やる気あるんですか??」

と頭に血が上ったことは1度や2度ではありません。

「ママの受験じゃないんだよ!」

「こんな態度だったらもう受験辞めてもいいんだよ!!」

と言い放った後も、何も根本解決にはなっていないことはわかっていたので、もやもやした気持ちは、残ったまま。

勉強時間を決めようとか、ゲームを取り上げようとか、毎日の宿題スケジュールをもっと細かく立てようとか・・・色々工夫はするものの、

それでも結局、思い通りにならない我が子にイライラして、いつもと同じ言い争いになっていました。

そんな私も、”イライラの根本原因”を見つけることでスパイラルから抜け出すことに成功しました。

(完璧ではなかったですけどね・笑)

今回は、「同じパターンを繰り返しちゃうあなたへ」”イライラの根本原因”とその見つけ方ついてご紹介したいと思います。


※同じ内容をポッドキャストでもお話ししています。
音声で聞きたい方はこちらからどうぞ🎵

イライラは繰り返したくないよね

イライラするのは子どもが悪いからではない


もしあなたが、私と同じように”イライラ”のパターンを繰り返しているとしたら、少し時間をとって自分の心の中を整理してみるのがおすすめです。

なぜなら

イライラするのは子どもが悪いからではないんです。

腹が立つ本当の原因は大人側の心の中にあるからです。

いつも子どもに向かっていた意識を、自分の心に向けてみることで、イライラの根本原因を見つけ出すことができる可能性がぐーんと高まります。


イライラが爆発する最大のきっかけ


整理を進めるために、まずはイライラが爆発するきっかけについて考えてみましょう。

人が”イライラ”の感情が出てくる”きっかけ”はなんだと思いますか?

それは

「自分が相手に否定された」と言う解釈が心の中で生まれた時。

実は”怒り”は否定された自分のことを守りたくて生み出される感情なんです。

否定されたと感じた相手に怒りの感情をぶつけることで、反撃しているイメージです。

成績がいつまでも悪い子ども

宿題をやらない子ども

ゲームばっかりしている子ども

そんな子どもの姿を見てあなたがイライラするとしたら、無意識に”自分のことが否定されている”ような感覚が湧き起こっています。

一見、気づきにくいかも知れませんが、感情を辿ることで”何が原因で自分のことを否定されたように感じたのか”が見えてきますよ。

”ありのままの感情”を感じながら、思いをじっくり整理していきましょう。

成績がいつも悪くてイライラする


例えば、「いつも模試の成績が振るわない我が子にイライラしてしまう・・・」といったケースを考えてみましょう。

なぜそんなにイライラするのか、自分の心に意識を向けてみてください。

イライラの他にも、不安や恐れや悲しみといった感情もあるかも知れません。

それらの感情も辿ってみましょう。

紙に書き出すのもおすすめです。どんな思いが溢れてくるでしょうか?

「このままどこにも合格できなかったらどうしよう」

「希望通りの学校に行けなかったらどうしよう」

「子どもが落ちこぼれの人生になってしまったらどうしよう」

このとき、どんな気持ちがあっても否定せず、全部OKにしていくことがうまく整理をすすめるための秘訣です。

内側にあるこうした思いがあることに気づき、認めていくだけでも、怒りを生み出す心の圧力を、少し緩めることができますよ。

少しずつ心を緩めよう

否定感を生み出しているものはなんだろう?


こうした恐れや不安を生み出している感情を辿っていくと、もう少し深い部分の自分の本音に辿り着くかも知れません。

それは”ありのままの自分では価値がないのではないか”といったなんとも拭がたい”自己否定感のかたまり”のようなもの。

ここまで感じ取ることができたら、整理はかなりうまくいっています。

例えば先ほどの
「子どもの成績が良くないのでイライラする」というケースを考えてみましょう。

「このままどこにも合格できなかったらどうしよう」

「希望通りの学校に行けなかったらどうしよう」

「落ちこぼれの人生になってしまったらどうしよう」といった本音が出てきました。

その更に奥にある本音は、”偏差値の低い学校では自分の価値がないのではないか”という不安かも知れません。

もし親が一般的に良いとされる学校出身で、
「偏差値の高い学校に通ってよかった」「そんな自分に価値がある」と感じているとしたら、
その感覚の裏側には「偏差値の低い学校では自分の価値は認められない」という気持ちが隠れています。

ですから、成績が振るわない子どもの姿は間接的に、「自分の価値が認められない」と自己否定的な感覚を生み出してしまうんです。

ここに「自分を否定されたという解釈」→「怒りが爆発」というメカニズムが働いているんですね。

つまり、イライラは幻想だった


私自身も、息子が受験生の時は、心の深い部分では自分が否定されと解釈が生まれ、イライラしている場面がたくさんありました。

例えば、イライラの感情を整理してみると「中学受験に失敗したら、義理のお母さんにダメな母親と思われる」というものが出てきたのです。

「良い子でなければ価値がない」というのは私のお決まりのパターンでした。

(こちらの記事も参考にされてください)


「良い子=良い母親」として、子どもを良い学校に入れるためのサポートをしっかりしなくてはいけない。

それに失敗したら、「ダメな母親」と思われる、結果として「自分は価値がない人間」になってしまう。

そんな心の動きが無意識にあって、宿題をしない子どもを前にイライラしたり、焦りを感じたりしていたのでした。

「まりちゃんならできるから大丈夫よ!」という義母の励ましの言葉に「ちゃんとしなくちゃ」と益々プレッシャーを感じたものです(笑)

実際、義理のお母さんが孫が良い成績を取ることを強く望んでいたかというとそうではありません。

「まだ小学生なんだから、どんな結果であれ、挫折感は味わって欲しくない」というのが義母の本心でした。

結局、「いい母親でなくてはいけない」という不安から、子どもの成績をあげなければ自分が否定されると、幻想を作り出して、イライラしていたに過ぎなかったのです。


整理整頓は心の中こそ大切みたいだよ

イライラの原因を自分なりに整理してみよう


「私はいい母親と言われたいんだな」

「良い成績なら自分には価値があると思っているんだな」

私自身、少しずづ感情を整理しながら、イライラの原因である”自分の本当の想い”に気づき、認めていくことで、子どもにイライラすることが減りました。

感情に翻弄されなくなると、「なぜ宿題をしないのか」「今の子どもに必要なことは何か」と子どもの現状を客観的に理解しやすくなるし、「どういう声掛けが効果的かな?」と見極めやすくなります。

結果として、「なんとかしなくちゃ」とあれこれ頑張って行動するよりも、「関わり方」や「声かけの仕方」の正解を引く確率も高まっていきました。

あなたがイライラするのは子どもが原因ではありません。

だけど、子どものためにと無理に笑顔になる必要もりません。

何よりもまず、自分の心を整理して、心の声をじっくり聞いて「本当の原因」を見つけてみてください。

そうしたら、イライラのスパイラルから抜け出して「きっと大丈夫」という感覚がじんわり生まれてきますよ。


こちらの記事も参考にしてください🎵


<中学受験生の親御さんへ>
響き合う中学受験のススメ【個別無料相談会のお知らせ】

「受験ではお母さんの笑顔いることが大事ですよ」と言われても、抑えられない感情が噴出してくるのが中学受験の親子の関わりです。

「勉強もしないでゲームばっかり!イライラした感情をなんとかしたい」

「合格できなかったらどうしよう・・・押し寄せる不安を減らしたい」

そのためには、大人自身が「なぜ不安なのか」「なぜイライラするのか」自分の心をきちんと整理した上で、お子さんと関わっていくことが欠かせません。

大人が心を整理し、楽に自由になればなるほど、子どもは本当の意味で子どもらしい中学受験を経験することができます。

そんな中学受験はきっと、お子さんと親御さんの絆を深め、人生の宝物とも言える、かけがえのない貴重な経験となり得ます。

とはいえ、一人で整理するのはなかなか大変だと思います。

響き合う子育てラボでは、お子さんの中学受験を考えている、または受験を控えているという親御さんのサポートをしています。

「子どもの主体的な力を伸ばしてあげたい」

「子どもとの信頼関係を築き、安心安全な環境を作ってあげたい」

そんなあなたのお役に少しでも立てたら嬉しいです。

個別相談会ではお一人お一人のお話を伺いながら、無料の範囲内でアドバイスさせていただいています。

どうぞお気軽にお問い合わせください。


(オンライン)(所要時間40分)

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