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町田その子「宙ごはん」を読んで

やっちゃんかっこよすぎる。

町田その子さん、初めて読んだ。
あったかいー。ええなー。

ちょっと重くてしんどなるとこもあるけど、読後感◎。
誰かのために、しっかりごはんをつくろう。

素晴らしい作品でした。


この物語は、あなたの人生を支えてくれる

宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。厳しいときもあるけれど愛情いっぱいで接してくれるママ・風海と、イラストレーターとして活躍し、大人らしくなさが魅力的なお母さん・花野だ。二人の母がいるのは「さいこーにしあわせ」だった。
宙が小学校に上がるとき、夫の海外赴任に同行する風海のもとを離れ、花野と暮らし始める。待っていたのは、ごはんも作らず子どもの世話もしない、授業参観には来ないのに恋人とデートに行く母親との生活だった。代わりに手を差し伸べてくれたのは、商店街のビストロで働く佐伯だ。花野の中学時代の後輩の佐伯は、毎日のごはんを用意してくれて、話し相手にもなってくれた。ある日、花野への不満を溜め、堪えられなくなって家を飛び出した宙に、佐伯はとっておきのパンケーキを作ってくれ、レシピまで教えてくれた。その日から、宙は教わったレシピをノートに書きとめつづけた。
全国の書店員さん大絶賛! どこまでも温かく、やさしいやさしい希望の物語。
amazon内容紹介



やっちゃん、かっこよすぎでした。

こういう時は、助けられる奴が動かなきゃダメだろ。
本文より

僕もそうありたい。
困ったひとがいれば助ける。
そして、いつでも助けることができるように、片手を空けておきたい。

花野さんの盆栽に例えたやっちゃん評も刺さった。

自分を守るために自分自身を剪定しなきゃいけないときって、あんのよ
本文より

人は何かを蓄えて成長して大きくなる時期もあれば、削ぎ落す時期も必要なんやなー。
心に留めよう。


宙のまわりの大人たち。
みんな事情はあるんだろうけど何とかならんのか。
泣きたくなった。

ほんでなんでこんなに宙に色々降りかかるん?
「神様は乗り越えられる試練しか与えない」なんて言葉もあるけど、
不条理すぎてしんど。

でも長い人生誰もが悲劇に出会うことはあるんだろうな。

「笑って生きる」ができたら上等
本文より

いい言葉。
しんどい事があっても、笑って生きよ。


いろんな悲劇の中で「ごはん」が救いの種になります。

ごはん、大切にしよう。特に、つくること。

ちょうど減量中だったので、なおさら思いました。

家族のためにつくるごはん、手を抜いてないか。
ちゃんとこころを込めているか。

反省。

忙しくて手間暇掛けられる時ばかりでは無いけど。
それは「料理」なのか?「食事づくり」なのか?
みたいな問題もあるけど。

どうせ作るなら、すこしでも喜んでもらえるように作りたい。

前回作った時の反省とか生かしてるか?
ちょっとコツとかググるだけでも違うはず。

自戒。

とりあえずケータイのメモ帳にレシピメモつくりました。


ごはんといえば。

最近のマイブームはトースト。
ジャムもバターも何も塗らずに食べる。
シンプル。

コーヒーと合わせたらもう最高。極上。

アラジンのトースターがめちゃくちゃ優秀で、美味しく仕上がります。

トースター買って以来、ここ4年はまってる。

減量中でもこれだけは食べる!
炭水化物はほぼこれだけにしてる。

やっすい食パンでもめちゃめちゃうまい。

人生変わったといっても過言ではない。

新生活に是非おすすめ。


本屋大賞2023ノミネート作品、8冊目でした。

うーん、これも大賞あり得そうー。(ほぼ全部の作品で言うてる)

生きづらさの肯定というか、
「多様性」とは?「普通」とは?
みたいなテーマ、最近のトレンドついてるし。

「52ヘルツのクジラたち」から連続はあり得るのか?ってとこもありますよねー。

52ヘルツ未読なのでさっそく買いました!
読むのがたのしみ。

以上



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