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【福島県/県立中学校・高等学校等】2023年11月(3)【教育の現状レポート】

お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。

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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。



このプラットフォームには、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています

私も福島県の教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、定期的に取り上げることが出来ればと思い、まとめ記事を発信しています。

今回は『2023年11月18日まで』の記事まとめです。



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1.未来の教室実証事業「ティーンディレクター」ワークショップで福島県内の高校生が活躍!(県教育委員会)


「ティーンディレクター」って何?

「ティーンディレクター」は、地域企業の社会課題への取り組みを、中高生が取材し情報番組を制作するもので、 教育を社会のみんなで支えるために、地域のメディア、企業、教育現場が三位一体となって行う新しい取り組みです。

「ティーンズディレクター」は、経済産業省「未来の教室」実証事業に採択されています。

映像制作を通し社会課題への理解を深める

地元で社会課題に取り組んでいる企業や団体を中高生が取材し社会の課題を知るとともに、未来へ向けた解決策を考えることを通して、テレビ局と映像制作会社であるディレクションズが、生徒たちとともに試行錯誤をしながら、取材した取り組みを地域に発信するミニ番組や動画を制作します。

福島で高校生がテレビ局とコラボ?

10月7日(土)福島でもティーンディレクター第1回のワークショップが行われ、県内から5校8名の高校生が参加しました。
場所は、福島市にあるあの場所!普段は入れない場所で、高校生たちが明日の福島の未来について熱く議論しました。

学生が参加する取組みには、「多くの視点」と「普段では出来ない体験」を含むことが大きな結果に繋がります。

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2.大学講座を開催しました(県立会津高校)


専門的な学問に触れさせることで学ぶ面白さを体感させること、
進路決定の手がかりとさせるとともに進学への意識を高めることを目的に、1・2年生対象の大学講座を開催しました。

福島大学、新潟大学、福島県立医科大学、会津大学、新潟県立大学から講師を招き、18講座を開設しました。

「国際」や「教育」、「経営」、「医」、「心理」、「理学療法」などの多彩な講座が設定され、興味のある2つの講座を聞くことができました。

18講座の中にはzoomを使用したオンライン講座もありました。

専門的な学問に触れ、進学への意識が高まった時間となりました。

本格的な学問から、マンガを題材にした経営学や生成AIまで、多種多様な講座が開設されており、学生に良い学びになったのではないでしょうか。

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3.「浸水土砂災害避難訓練」と「防災講話」を行いました。(県立いわき総合高校)


10月12日(木)、防災意識の高揚、土砂災害警報発令時の対応と避難経路の確認等を目的に、「浸水土砂災害避難訓練」を実施しました。

本校周辺の一部はハザードマップの土砂災害警戒区域に指定されています。
また、本校の目の前には宮川が流れており、すぐそばには新川との合流地点もあります。
浸水被害を受けやすい地域でもあります。

実際、9月8~9日にかけての台風13号の際には、宮川の上流域が氾濫し、内郷地域に多大な被害をもたらしました。

本校でも、グラウンド一面が雨水で覆われ、グラウンド周辺の部室は数十センチ浸水し、生徒昇降口が使用できないことになってしまいました。

浸水土砂災害を想定して、今回は、初めて全校生徒が北校舎から南校舎の2・3階へ避難して、安全な避難場所への経路を確認をしました。生徒たちは、担任の先生からの説明をよく聞いて、真剣にのぞむことができました。

避難訓練を行った後に、第一体育館へ移動して、防災講話実施しました。

いわき市危機管理部災害対策課より講師として阿部佑太郎さんをお招きし、『土砂災害から身を守るために』と題して講話をいただきました。

身近に災害の危険を感じている学生だからこそ、「自分の身は自分で守る」のはもちろんのこと、災害時に地域社会で高校生に求められる役割が大きくなっていること、自助・共助の取り組み等について深く考えることが出来たのではないでしょうか。

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4.「自伐型林業」ってなに?―林業の可能性をよく学び、よく考えるための講演会―(県立南会津高校)


「自伐型林業」とは、林業従事者が、自ら森林を管理し、小規模な伐採によって、継続的な森林を目指すもので、環境保全と複合的な経営を高い次元で両立するできることが最大の利点です。

新規参入する際のハードルが非常に低いため、中山間地域で生活していくうえでの有効な手段として、とても注目されています。

令和5年9月28日(木)、本校本校舎において、農業を学ぶ51名の生徒を対象に、「自伐型林業」をテーマにした講演会を開催しました。

講師を務めていただいたのは、NPO法人自伐型林業推進協会代表理事の中嶋健造氏で、高知県から遠路ご来校いただきました。

農業と林業は共に自然を相手に行なう業種ですが、学習的には独立して学ぶことが多いです。
今回のように横断的に学習することで新しい気づきを得たのではないでしょうか。

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番外編 「翔んで埼玉2」公開記念

埼玉県立飯能高校と岩手県立遠野高校がオンラインミーティングをしたそうです。
両学校の所在地の直線距離はGoogleMapsで432㎞あり、こういった一昔前には考えられない交流は、技術の発達のおかげですよね。



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