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鍋の手軽さ

このハッシュタグで繰り広げられる「つくる」ことは、コツコツ地道に作り上げた作品とか、手の込んだ料理とか、そういうものを指しているのだと思う。今から書くことは、その真逆であることを先に述べておく。

冬になると鍋ができることで、ある種、簡単に夕飯を用意できるようになる。夏も探せばあるのかもしれないが、現時点で鍋くらい簡単に作れて、なおかつ野菜を摂れる料理を私は知らない。

野菜を摂るというとサラダになるのだろうが、生野菜を食べるとなると、結構な嵩が必要だ。だから、サラダをたくさん食べるのって、実は用意するのも大変だし、食べるのもそれなりに量がいる。もちろんサラダ自体は好きだからお店に行けば注文することが多いが、家でそれを一品とカウントすると、一品増える割には他に主菜が必要だし、それなりに大変だ。

その点、鍋は食べたいものをすべて入れてしまえばよい。使う鍋つゆによって多少は変わるものの、葉物(白菜、キャベツなど)、根菜(人参など)、長ネギ、キノコ類、豆腐に加えて魚や肉を入れてしまえば、それで終わりである。こんなに楽なことがあるだろうか。切って鍋に敷き詰めて後は火に掛ければいいのだから、時間が計算できるのもよい。ちょっと豪華にしたければ、すき焼きやしゃぶしゃぶという選択肢も出てくる。

手の込んだ料理はもちろん素晴らしい。でも、それができない場合もあるし、苦手な人もいる。だから手軽においしく栄養が摂れることは、ありがたいことなんだなと思う。ちなみに個人的には鍋つゆは一度に全部入れずに、あとで雑炊を作るときに備えて、少々残しておくのがポイントだと思っている。

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