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【モンキ】おぼえ書き_045 双極性障害と生きていく その6

みなさんどうも。「モンキ」です。
私は双極性障害のうつ状態により9か月間会社を休職していたのですが、現在復職して働いています。
今回は復職の経緯および私の現状について書いていきます。

私の勤めている会社はとても理解のあるところで、これまで休職を三回も繰り返しているにもかかわらず、復職を前提としてゆっくり休むように言われていました。
お言葉に甘えてお休みをいただいていたのですが、今回、自分から復職を申し出て、主治医および会社からの許可を得ることが出来ました。

それでは心身ともに万全な状態であったかというと、そんなことはありません。
不安も恐れもありました。
私の持つ双極性障害が、本当に快方に向かっているのか自信が持てなかったのです。

双極性障害の治療というのは、症状が長期間にわたり見られない状態、いわゆる寛解という状態を目指すのですが、薬物療法心理療法の二つの柱で行っていきます。

薬物療法は気分安定剤を中心とするもので、私はラミクタールという薬を軸として服用しています。双極性障害特有の気分の波を取るものです。
あと、軽躁を抑制するエビリファイ。
うつ症状の改善のためのラツーダ。
そして睡眠用にゾルピデムとベルソムラ。
頓服として抗不安薬のエチゾラム。
漢方の“柴胡加竜骨牡蛎湯”も飲み始めました。

薬を飲み始めてもう何年も経つのですが、いまだに抵抗があります。
たまに、薬を掌に載せてため息をついています。
それと、人前で飲むのは、なんとなく恥ずかしいです。
でも、ちゃんとお薬を飲むのは大事だと言い聞かせています。

心理療法は、認知行動療法を学びました。
認知行動療法とは簡単に言うと、自分の考え方のクセ、マイナス思考を見直し、バランスの良い考え方に変えていく手法のことです。
いずれ機会があれば、認知行動療法や私の考え方のクセなど、少し書こうと思います。

以上の二つの手法により治療を進めてきたのですが、この寛解という状態がよくわかりません。
これまでもうつ状態によって休職し、精神的に安定してきたと思って復職したところ、再度うつ状態となってきた経緯があります。
休職期間中にもうつ状態から軽躁状態へ、そしてまたうつ状態へと気分の波を経験してきました。
本当に気分の波は落ち着いたのか、どうやってそれを判断すればいいのか、わかりませんでした。

ですから復職のタイミングをどうするか、とても悩みました。
考えるのが苦しくなり、もう誰でもいいから勝手に復職のタイミングを決めてくれ、とまで思いました。
不安、恐れ、焦り、怒り。
復職という言葉を前にして気持ちは揺れ動いていました。

そんなある時、リワークスクール カラフル・金沢のスタッフと話をしていたところ、こんな言葉を聞きました。
それは、「復職してもしなくても、どんな選択をしても、カラフルはあなたの味方です」というものです。

何故でしょうか、あれだけ悩んでいたのに、ふと復職しようと思い至りました。
出来るかどうかは分からないけれど、相変わらず不安でいっぱいだけど、とりあえずやってみよう。

会社との調整の結果、当面6時間の短縮勤務から復職スタートということになりました。
ちなみに勤務時間終了後、リワークスクール カラフル・金沢はまだ開いている時間なので、帰りに毎日寄れということに。
今後もお世話になります。

さて、勢いつけて復職したのですが、とにかく最初の一週間は会社に行きたくなくて、とても苦しい朝を過ごしました。
でも、最初だから当然の反応だ、大丈夫やっていけると、自分に対してセルフトークをしていました。

仕事中も、しんどい、きついという言葉が浮かんできましたが、そんな時は、「しんど インドカレー」とか「きつ ねうどん」などと言い換えていました。
少しでも気分を変えていこうという、カラフル・金沢スタッフ発案のダジャレ戦法です(笑)。

最終的には、自分の感情をありのままに受け入れることにしています。
今、辛いと感じているな、と客観的に自分の状態を受け止めることが出来れば、それだけで少し冷静になります。

そんなこんなで色々なことを試しながら、なんとか年末年始繁忙期を乗り切りました。
もう、へとへとです。でも、やり切りました。
なにか自分へのご褒美を考えよう。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
次回は、自分が経験した過食と拒食について書こうと思います。

現在の状態:軽躁状態 口数多し