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クレマチスの丘 

クレマチスの丘の、ヴァンジ彫刻庭園美術館/クレマチスガーデンが閉館してしまう。

9月12日に届いたメールマガジンは、それを知らせるものだった。

悲しくて、泣きそうになった。

夫と、姉と、友人と。
子どもが生まれてからは、子ども達と一緒に。

何度も行った、大好きな場所。


インフィオラータを見たり。

ハーブティーを飲んだり。

ベンチでガーデンを眺めたり。


建物の中での企画展を興味深く見ていた小学生の娘。

大好きなガーデンへ出るときの嬉しそうな子ども達。

子どもと、作品の両側から階段を下りてみたときの、中の様子と子どもの様子。

池でヤゴをみつけて喜ぶ5歳の息子。


穏やかなガーデン。



宝物の時間。






過ぎ去った時は
遠い幻か

確かに存在した
場所


想い
感情


あのときとは
別の人

同じ人だけど
同じじゃない

もう
別の人

子ども達も
私も

一人の同じ人 
ではあるけれど
別の人

同じではない


もう
戻ることのない
キラキラした時間

そのときの
空気

気持ち

今 そこにいるみたいに
思い出せる

穏やかで幸せな輝き


子ども達の小さい頃を
思い出せば

かわいかった
そう思う

だけど

いつだって

今 
目の前の子ども達が
いちばん愛おしい

それでも

振り返ったところにいる
子ども達と私

かけがえのない時間は
輝きを増す


ああ
どうしようもない
この気持ちはなんだ

キューン
ズギューン
バリバリ
ベリベリ

うわぁぁぁ
うおぉぉぉ


言い表せない気持ちが
私の中にある





7〜8年ほど前から、好きな場所を離れたり、長年愛用していたものが手に入らなくなったりすることが度々あった。

日々の暮らしを彩り豊かにするものを失うことはとても辛く、その度に、喪失感から立ち直るのに時間を要した。

ここへきてまた…。

目の前の楽しいことに目を向けて、
自分のやるべきことに集中して過ごし、
どれぐらい時間が経過すれば癒えていくのだろうか。


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