さかた@開業15年目の社労士

パチンコ業界→呉服業界→イベント業界→社労士14年。社労士法人と障害福祉サービス事業所…

さかた@開業15年目の社労士

パチンコ業界→呉服業界→イベント業界→社労士14年。社労士法人と障害福祉サービス事業所3か所を運営。 専門は障害年金ですが、法人顧問先もあります。障害ねんきんナビ(https://www.shougai-navi.com/)を運営。 講演、執筆依頼等お待ちしております。

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自己紹介

こんにちは。社会保険労務士のさかたです。 埼玉県で社会保険労務士法人と障害福祉サービス事業所を運営しています。 試しに自己紹介的なものを書いています。 独立する前社会保険労務士のほとんどの方は、社労士になる前に前職を持っています。幼少期から社会保険労務士に憧れて、その夢をついに叶えました!という方にはお会いしたことがありません。社会人になってどこかのタイミングで社会保険労務士という資格を知って、社労士になった方がほとんどです。 元々、ボクも大学を卒業して機械メーカーで法

    • 障害年金の現在地③

      一般的に、障害年金で精神の障害は受給が難しいと言われている。 ここ、noteでも障害年金請求は「難しい」という話と「自分でもできる」という話がいくつも書かれている。 どれも事実だと思うけれども、個人の経験というのはサンプル数が1なので、それだけで語るのは危険、というか全体像を語ることはできない。 ということでまずは統計を見てみたい。 障害年金全体の請求件数と不支給率令和5年度は終わったばかりなので、現時点でこれが最新の統計である。 障害年金の新規の決定件数は、年間で基礎

      • 今年の業績。

        こんにちは。 さいたまで社会保険労務士をしていますさかたです。 労務事情さん、3月15日号にも寄稿しています。 よろしければご覧ください。 今月は決算です さて、個人事業だと12月で期が終わるわけですが、ウチは社会保険労務士法人ですので決算があります。 法人にするとき、決算月をいつにしようかなと思ったのですが、やはりこの仕事は年度替わりの影響を受けるので、3月決算にしました。 ということで現在、決算月の月末です。 一応、業績は人並みに気にしていて、毎月決算をしてもら

        • 障害年金の現在地②

          こんにちは。 埼玉で社会保険労務士をしていますさかたです。 7月に埼玉県社会保険労務士会の障害年金の自主研で外部講師をさせていただくことになりました。3時間もしゃべり続けなさい、という大役です。 社労士向けに話すのは静岡県の必須研修の講師以来ですが、ぼちぼち頑張ります。よろしければお越しください。 平成22年頃の障害年金 開業したのは平成22年3月。この頃の障害年金は現在とだいぶ異なっていたように思う。精神の診断書には、まだ「現症時の就労状況欄」がなかった頃だ。 障

          開業15年目を迎えました!

          こんにちは。さいたまで社会保険労務士をしていますさかたです。 ワタクシ、3月開業でして、めでたく丸14年が経ち15年目に突入しました。29歳で開業したので・・・妙齢に至りました。 写真は現在の事務所に移転したとき(正確には移転する前、ですが)の写真です。 最初は手続きも怪しかった。開業する前は100人規模の中小企業で総務人事をしていました。 そこで社会保険・雇用保険手続の基本のキ(取得、喪失や雇用継続給付)を教わりました。(もちろんOJTですが) ただ、紙でしか手続きを

          開業15年目を迎えました!

          障害年金の現在地①

          こんにちは。さいたま市で社会保険労務士と就労継続支援事業所を運営しているさかたです。 私は障害年金の請求代理を丸14年やってきました。どんな制度であっても完璧な制度というのはないわけですが、現行制度の行き詰まりを感じることもあります。その点についていくつか書いてみます。 年金とは とされています。 つまり、障害年金は障害によって(国民)生活の安定が損なわれることを防止する目的の経済的給付であり、もっと言うと、老齢や障害や死亡があると、所得が下がって生活が脅かされると思わ

          障害年金の「初診日」は無茶苦茶重要だからみんなに知ってほしい

          埼玉で社会保険労務士をしているさかたです。障害年金の請求代理という仕事をしていて、これまで1500件くらいしてきました。 障害年金には「初診日」というものがあります。はじめて医師の診療を受けた日です。この日は実はすさまじく重要な日で、みんなに知ってほしいので書きます。 初診日によって請求制度が変わる障害年金は、初診日に加入していた年金制度で請求をする。 国民年金、厚生年金、共済年金のどれかだ。共済年金は既に厚生年金に一元化されてだいぶ経っているが、まだまれに請求者がいるの

          障害年金の「初診日」は無茶苦茶重要だからみんなに知ってほしい

          インフルエンザとB型。

          こんにちは。さいたまで社会保険労務士をしているさかたです。 先週はインフルエンザで臥せっておりました。。。ちなみにB型でした。 皆さんもお気を付けください。 その間に書いた記事が掲載された雑誌が刊行されていたみたいです。 労務事情さんは、実に10年ぶりの寄稿になりました。全2回なので次号にも載ります。よろしくお願いいたします。 偉そうで恐縮ですが「視点」というコーナーで障害年金について書かせていただいております。 B型をやっていて思うことインフルエンザではないですが、

          インフルエンザとB型。

          開業15年目は資格を取りたい。

          来月で早いもので開業して15年目になる。 ウチのパートさんはありがたいことに長い方が多くて、年も近い人も多く、一緒に歳を重ねて行っている。 2年ほど前に勤続10年(!)を迎えた方がいたので、感謝を込めて高級エステご招待チケットを送ったら大変喜んでもらえた。今年も10年選手が誕生する年なので、今回はお米券にしようかと思っている。(ウソ) ちなみにその後も順調に8年、6年と続いていて、しばらくはエステ券を配ることになりそうだ。 はっきり言って、15年ともなると開業当初の勢い

          開業15年目は資格を取りたい。

          貧困ビジネスね、まあどうだろね。

          先週、先々週とスケジュールがタイトになっていたところに急遽記事を書く仕事が入ってきてしまい、こちらに書くことができなかった。載った冊子は来週とその翌々週くらいに出るはずなのでまたご紹介したい。 さっき、Xで「障害年金の絡みで、社労士からの脅しがすごい嫌だ」という精神科医の書き込みを見た。社労士に脅されるなんて、弱みでも握られているのだろうか。 タイムリーだし、我々にとって避けて通れない部分なので、ちょっと書きたいと思う。 我々以外にも専門職はいるそもそも障害年金に関係す

          貧困ビジネスね、まあどうだろね。

          なぜ社労士なのに障害福祉を始めたのか

          平成31年2月から障害福祉サービス事業所を運営しています。今は就労継続支援B型事業所が2か所、就労移行支援とB型の多機能型事業所1か所で計3か所になっています。 社会保険労務士でしたし、これまでもパチンコと着物とイベント業界にしかいなかったので、障害福祉に元々いたわけではありません。でも思うところがあって始めました。 念のためですが、真ん中でピースしてる人はボクではありません。 障害年金以外の支援が必要と感じたから障害年金は有期年金といって、いわゆる「更新」が予定されてい

          なぜ社労士なのに障害福祉を始めたのか

          障害年金を業務にする上で。

          正直に言う。障害年金を始めた当初から現在まで一貫して「正直に言う」ということを大切にしている。 どういうことかと言うと、面談した際にウチに頼まなくても自分でできるときにはそのように伝えることにしている。別に不安をあおったり、嘘をついてまで仕事が欲しいと思わないし、自分の思うようにやる、という独立の目的からも外れてしまう。 面談の最初には「今日は私が思ったことをそのままお伝えしますし、何でも聞いて頂いて大丈夫です。その結果、ご依頼いただいてもいただかなくても大丈夫です。もち

          障害年金を業務にする上で。

          現在のシステム構成

          開業した当初はどんなシステム構成にしたら良いか、何を基準に選んだらよいか悩むと思う。 小さく生んで大きく育てる、というのが基本方針なので、ウチの場合は安価なものからスタートしたが、安価な理由が当然あるのでそれがネックになった段階で入れ替えていった。 最初はe-govに平打ちしていた法人化して少し経った頃から法人顧問先を受けていくことにした。 人員も少し増えてきて余裕が出てきた一方、給与支払も増えてきたので余裕がなくなってきたからだ。 障害年金はスポット業務なので、今月依

          開業当初の売上推移。

          こんにちは。埼玉で障害年金と障害福祉サービスやってる 社労士のさかたです。 名乗るといいと聞いたので名乗ってみました。 (書いているのは結構過去の話です) 1年目の売上は50万だった会社員と兼業していた1年目の売上は50万だった。 障害年金は契約してから集金までおおよそ6か月かかることを考えると、1年目に数件程度、回収までできたものがあった、ということになる。売上うんぬんよりもむしろ、休みがない生活が大変だった記憶がある。 売上や実務以外にも、たとえば契約書を作ったり

          どんな業務が自分に合うかはわからない。

          障害年金が好きになった消去法で障害年金を始めたのだったが、業務に取り組んでいるうちにムキになっていた。 もちろん困っている依頼者に喜んでもらえるのも嬉しいことだったが、処分取消を得ることに喜びを感じ、反体制というか、そういう反逆精神をモチベーションにして業務に取り組んでいた。 それが災いしてか、年金事務所の窓口などとはよく揉めた。まだ若かったので必要以上に揉めていた感は正直ある。納得がいかないことがあると、解決しなければ気が済まなかったのだ。申し訳ございません。 たとえ

          どんな業務が自分に合うかはわからない。

          なぜ一人事務所なのに移転したか

          一人事務所に不安を感じた独立して売上は順調に伸びていた。以前「等身大開業日誌」というセミナーを大宮ソニックでやったが、そのときに既に売上を公表しているので、いずれどんな感じで売上が伸びていったか、ここでも書きたい。 ウチは開業2年目、つまり独立して1年目に移転をしている。もう少し力を蓄えて・・・という考え方ももちろんあるけれど、さっさと移転してしまった。 自分が倒れると事業も倒れる不安 障害年金の業務が増えて忙しくなってきたが、別に一人で回らないというほどではなかった

          なぜ一人事務所なのに移転したか