渡邊大志

渡邊大志です。プロモーション事業と総合広告デザインの仕事をしているプロデューサーです。…

渡邊大志

渡邊大志です。プロモーション事業と総合広告デザインの仕事をしているプロデューサーです。若い世代につなぐ社会を実装デザインしたく、地方創生の取り組みも事業として展開中です。その中の一つの僕のテーマ。日本の伝統産業の可能性。地方の可能性を探る旅をテーマにNoteをOPENします。

最近の記事

大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 9:PR開始】

クラウドファンディング開始を4月26日に設定 みなさん お待たせいたしました。 クラウドファンディングのためのプレスリリースとSMS告知をスタートさせました。 とはいえ、ここから読まれる方もいらっしゃるかもなので少しここまでの流れを説明させてください 僕たちの集団は三陸エリアを中心にしているメンバーで三陸の地方の伝統産業の価値を見直しながらデザイン力という付加価値をつけることで、国内外へその魅力を発信する。新しい三陸伝統産業の価値を見出そうとする有志メンバーです。ただボ

    • 大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 8:開発準備開始】

      和づくりメンバーがおのおの準備開始大漁旗職人菊田氏との合意をとった前回の投稿から、我々和づくりメンバーは各々準備にとりかかっています。今回は第一弾の挑戦としてクラウドファンディングで新製品の開発費用を集めようと試みており、その準備はもちろんなのですが、そのあとのメンバーと職人菊田氏と連携(これはただ一緒に動くではなく、長いスパンで目標をともに歩むための経済的な連携も含む) その仕組み作りを各々のデザイナーが各方面で準備を進めている感じです。 今回はその様子を少しだけご紹介。

      • 大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 7:大漁旗職人とのプラン固まる】

        大漁旗に新しい価値を!デザイン方向性固まる以前大漁旗職人の菊田氏との打ち合わせで、大漁旗への菊田氏の想いも大漁旗自体の魅力も再確認させていただき、色々プランも考え直す部分もあったため、少し2週間ほど時間を開けてまた菊田染工房を訪れた。 その間は色々な地方で活躍をしている職人はどんな考えを持っているか? 大漁旗の魅力をどう使えるか?全国の大漁旗職人の方々が何を大切にしているか?そのあたりを調べながら、考えをまとめる時間にあてていた。そして今回の訪問にいたった。 その間にまと

        • 大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 6:大漁旗職人の想い】

          大漁旗の技術は職人の勘も大切 大漁旗職人菊田氏の型へのこだわりとその工程の難しさ、そして細やかさを知った私たちの前に菊田氏はまた簡単にデザインされ実際に色を入れてくれたものを持ってきてくれた。 私:これは?もしかして。 菊田氏:はい。渡邊さんが持ってきていただいた色々な布に簡単に色を入れてみました。どうでしょうか? これは大漁旗の可能性として色の出方、色の塗り具体などを知りたいと思った私が以前に東京で生地屋さんへ行って、少し色の入っているもの、生地が厚手のもの、しっとり

        大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 9:PR開始】

        • 大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 8:開発準備開始】

        • 大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 7:大漁旗職人とのプラン固まる】

        • 大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 6:大漁旗職人の想い】

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 5】

          大漁旗技術のひとつはきめ細かな型 菊田氏の事務所に戻りと数週間前にテスト用としてお渡した仮デザインを魅せてもらえることになった。 このデザインは仮というよりも、どちらかというと、どのように大漁旗ができていくのか?そしてどんな工程があるのか?何が大変か?そしてどの程度の色の再現性と細やかさになるのか?どんな問題が起こるのか?まず和づくりメンバーが理解をすることを目的としてテスト用としてお願いをしたものであった。 1枚を完成させるのに約1か月ほど期間で菊田氏は仕上げてくれた。

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 5】

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 4】

          和づくりメンバーでの大漁旗工房で大漁旗づくりの技術と文化に触れる なんともお恥ずかしいことに、私の体調の管理不足で新型コロナウイルスにかかってしまい、本当に久しぶりの投稿。いや気仙沼に来ることじたいが以前の訪問よりだいぶ時間が経ってしまった。 今日は和づくりのメンバーと宮城県に最後の1人となった大漁旗職人菊田氏の工房見学に訪れた。その菊田氏の新しい製品開発と担い手を残すための取り組みのための活動を始めた私達には必要なこと。 今回の工房見学は以前新製品開発のために仮の

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 4】

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 3】

          前回までのおさらい 確か前々回の投稿でメンバーを三陸で募って三陸の伝統産業を再建を考えるとお話をしたかと思いますが、この投稿から見ていただいた方にもわかるように少し前回までのおさらいで経緯を記載します。 三陸気仙沼という場所で副業を目指したデザイナー育成をやっているんですね。それはもちろん受講者よりお金をもらって。 その卒業生を中心に取り組んでいくことになったのが伝統産業の再建というか。 デザイン×伝統産業だったんですね。 言い出しっぺは私ですがw もう6年くらいこっち

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 3】

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 2】

          大漁旗の技術と可能性を知る 前回大漁旗の文化を残しながら新しい価値に挑戦と話しましたが その技術の詳細や可能性、何かができるか?などを検証するために職人菊田氏と三陸デザイナーが組んで、テストデザインで一回色の詳細な再現範囲なども確認するべ関係者の立ち合いのもとにテストすることになりました。 日程はまだ菊田氏の準備状況によりますが もう少しでテストができそうです あくまでテスト用なのでテスト後に様々なデザインを検討するのを前提としていますが、再現性を確認するようにテストに

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 2】

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 1】

          大漁旗の今の時代の需要を作り出す挑戦2024年からの挑戦 2024年より伝統産業の再興に向けた挑戦を活動として紹介をさせていただきます。まず最初に取り組みをさせていただく産業は、江戸時代より続く港町の文化、大漁旗。気仙沼に残された最後の職人。菊田氏とともに有志メンバーを募って、今の時代の需要を作り出すことに挑戦をさせていただきます。 取り組みに賛同いただき有志メンバーが集結 今回はこの挑戦に際して、ボランティアではなく、自分たちの技術を生かしてサポートいただく有志メンバ

          大漁旗の文化と技術の再興          新しい需要、受け継ぐ担い手を残す【STORY 1】

          三陸伝統産業の挑戦

          新年のご挨拶 新年あけましておめでとうございます。 昨年は僕の記事を読んでいただいた方本当にありがとうございました。 少しだけですが伝統産業の担い手の一面をご紹介できたかと思っております。読んでいただけた皆様に ひとえに感謝を申し上げます。 紹介に終わらない記事を 昨年より続けてきました伝統産業の担い手の取材は今年も続けていきますが もう一つ今年はその先の産業の復興に向けた取り組みなども ご紹介をできれば幸いにございます。 新しい挑戦になるかと思いますが 地方の可能性

          三陸伝統産業の挑戦

          三陸で見つけた港町の小さな物語【力強く暖かい師弟愛】

          大船渡という街 年末ということもあり、今月はなかなか地方にいく時間がないなと。行けても仕事の時間だけのスポット滞在くらい。なかなか地方の産業の担い手にはあえそうにないので、三陸港町で出会った力強く暖かい物語をご紹介。 大船渡という三陸の小さな港町。 街は震災で大きな被害を受けた場所にキャッセン大船渡という商業施設を作り、小さいながらも活気を取り戻している街。 ただしこの街も現在の38000人の人口から2045年までに21000人くらいまで人口が減るほどの街だ。まあ、この規

          三陸で見つけた港町の小さな物語【力強く暖かい師弟愛】

          江戸時代から続く技術を継承する気仙大工 中村養司氏

          地域に必要不可欠だった気仙大工の技術気仙大工とは何者か? 今回は前回に続き気仙大工職人の方に取材となります。 前回の佐々木氏は気仙大工がのちに分かれた木彫職人として技術を受け継いでいたが、もう一つの大工の技術を受け継ぐ職人。今回は富源堂の中村養司さんのもとを訪れた。これで気仙大工とは何者なのか?という答えもでるのかもしれない。 私:中村さんこんにちは。今日はお忙しいなかお時間をいただきありがとうございます。 中村氏:いえいえわざわざこんなところまでありがとうございます。

          江戸時代から続く技術を継承する気仙大工 中村養司氏

          気仙大工の技術を継承する木彫職人佐々木淳一氏【第2-2部】

          今回は先週に続き三陸気仙エリアで農民から始まった気仙大工の技術を受け継ぐ木彫職人佐々木淳一さんの取材を掲載させていただきます。 もし先週の投稿を見られていない方がいらっしゃれば是非先週の投稿から読んでいただけますと嬉しいです 見本も現物もない。それでも再現する技新聞広告から再現した木彫釈迦如来 その後佐々木氏は本当に色々な木彫の作品をみせてくれた。 佐々木氏:これはな。新聞でみた釈迦如来を木彫で再現をしてみたやづだな。 私:新聞?え?何か見本とかは? 佐々木氏:ない。

          気仙大工の技術を継承する木彫職人佐々木淳一氏【第2-2部】

          気仙大工の技術を継承する木彫職人佐々木 淳一氏【第2-1部】

          農民から産まれた気仙大工気仙大工発祥は江戸時代 気仙大工とは気仙地方。あまり聞きなれない地方の呼び名だが三陸では気仙沼、陸前高田、大船渡などのエリアをまとめて気仙地方と呼ぶ。気仙大工の始まりは江戸時代。農民が生活を支えるために建築関係の仕事を始め、出稼ぎ大工の集団として全国的に高い技術力を認められていた。気仙大工は家大工に限らず神社仏閣、建具や彫刻までもこなした集団だそうだ。 気仙地区では気仙大工伝承館が存在し、気仙大工の当時の道具や建物を大切に継承しており、地域に根付いた

          気仙大工の技術を継承する木彫職人佐々木 淳一氏【第2-1部】

          街の縮小ととも減り続ける太鼓の需要

          大正2年より続く 新川靴太鼓店 気仙地区の人々の間では踊り、民謡、太鼓なと様々な文化が古くから根付いている。陸前高田では10月の第三日曜日に全国太鼓フェスティバルが開かれるようになり日本三大太鼓といわれる「御陣乗太鼓」「御諏訪太鼓」「助六太鼓」がすでに出演し、日本一の太鼓フェスティバルとも呼ばれている。それほど太鼓の文化が地域に根付いている地域だ。 今回はその気仙地区で数少ない太鼓職人を訪ね新川靴太鼓店にきた。 今回もご本人の希望で顔出しはしないのでご了承いただきたい

          街の縮小ととも減り続ける太鼓の需要

          日本だけが世界に問いかけられること。

          日本だけが世界に問いかけられること。世代をつなぐ。普段と違う視点の記事 普段は地域や地域文化を支える人の特集をしていく私のnoteなのだが。目的は世代を繋ぐことがその大前提なのだが。 今日は仕事で広島にきた。 ちょうど朝の会議のために入った喫茶店が平和記念公園のそばだったこともありよってみた。 これは普段の投稿とは視点は異なるが、世代を繋ぐことだな。と記事にしてみました。 ほとんどが外国の方 公園内は平日ということもあるのが 約9割が外国の方で、その多さに驚いた。

          日本だけが世界に問いかけられること。