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【留学】アメリカの大学生は勉強三昧?

日本の大学と言えば、人生の夏休みとも揶揄される期間であり、一部の大学生は、これまでの学生生活からは想像もできないほど堕落した生活を送る人もいる。

そこまでいかなくても、多くの飲み会やサークル活動、バイトなどを通して、勉強することは愚か、授業に出席することすら蔑ろにされることもある。

皆さんはアメリカの大学生(僕はcollegeに通っているので、universityについては全く同じであるとは断言できません)がどのような生活を送っているのかご存じでしょうか。

今回は日本の大学生とアメリカの大学生の大学に通うことへの意識の違いについてまとめてみようと思います。


アメリカの大学では、「入学するのは簡単だけど、卒業するのが難しい」という話は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

先日の記事で書いたように、collegeに通う大学生は、universityへの編入を目指す人も多く、そのためには高い成績が必要になります。

(ちなみに、universityへの入学は、高い成績だけでなく、これまでの活動の実績のようなものをまとめた書類や、universityに入学したい理由をまとめた書類を用意したりする必要があるそうです。)

collegeでの成績のつけられ方は、毎授業の課題と、中間、期末テストの点数を総合して、100%(4.0)満点で成績が決まります。

74%(2.0)未満だと、日本で言う落単という扱いになります。

university編入に向けて最低でも90%を取得することを目指している人は多いです。


日本の大学とアメリカの大学の大きな違いの一つに、その学期に受けている授業数の違いがあります。

僕が日本の大学の1年生として授業を取っていた時は、平均週12コマ(1コマ1時間程度)くらいでした。

一方現在は、週7コマ(1コマ1時間程度)です。

「アメリカ大学生は勉強三昧?」というタイトルをつけましたが、これだけを見ると、日本の大学生の方が多くの授業に出席して勉強をしているように見えます。

しかし、課題の量を比べることでどちらがより勉強をしなければいけない状況かが分かります。

僕の通っていた日本の大学の授業では、たまに課題レポートのようなものが出る、そして期末には簡単なテストのようなものがあるクラスもある、という感じでした。

課題にかける時間で言うと週2,3時間程度でしょうか。

一方アメリカでは、クラスにもよりますが、基本授業1コマに対して課題が提示されます

もちろんすべて英語で行うという点を考慮しても、週15時間以上は課題に費やしているというのが現状です。

また、日本の大学では出席することが、成績アップにつながる授業もある一方、アメリカでは出席があるクラスは一切聞いたことがありません。
(日本でも理系学部の授業は、出席を取らないということを聞いたことがあります)

ということで、アメリカの大学生は日本に比べて、授業以外で勉強をするという環境が多くあり、日本の中学や高校の延長にとても近い感覚があります。


日本はいろいろ規則が厳しく、アメリカは自由で緩いというもを各国のイメージとして持っている人も多いと思いますが、大学生だけを見てみると、日本の大学生はアメリカよりもずっと自由な環境にいると言えます

同じ大学に通っている友達に週末や空き時間に遊びに行くことを提案しても、必ず「課題が終わったらね」、という会話が行われます。

自由な国民性のアメリカ人でも、課題をしっかり優先して、高い成績を維持することにはしっかりコミットしており、本当に大学に勉強しに来ているという感覚を強く受けます。

このような勉強三昧の日々を送っていることもあり、課題が早く終わって、週末遊びに行く時間があったりすると、すごく派手にパーティをしたり、思いっきり楽しんだりします。

オンオフの切り替えは、大学生に限らずアメリカに住んでいる人はすごくはっきりしている印象があります。


日本の大学生と比べると、「大学に通うという行為」にかなり大きな違いがあることが分かりました。

そして、日本の大学生ははるかに自由な時間が多く、好きなことに取り組むことができるという利点もあるので、自分の将来に向けてこの期間は無駄にすることなく過ごすべきであると感じました。

これから留学をしようとしている人や、現在日本の大学に通っている人に何かの気付きになれば嬉しいです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


では、また。



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