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「あなたにとって人生とは?」という問いに答えられますか?

「人生とは?」


この抽象度が極めて高い質問に対して、どれくらいの人が自分の答えを持っているだろうか。

「答えを持っている方が自分の人生の確固たる軸となりそうだ」、という理由から僕は、少し前まで「自分作りからの自分探しからの個性磨き」という自分なりの答えを持っていた。

少し解説すると、人生は大きく3つのフェーズに分けられていて、1つ目は無意識に行動することが多い幼少期や学生の頃がこれにあたり、自分という人間を作る期間である。

2つ目は、これまでの経験から形作られた自分の価値観や人となりを自覚するフェーズに入り、自分をとことん知るよう努める。

これはどんな職業として働くのかやどんな仕事をするのかなどを考えることはこれにあたる。

自分探しをしないと就職や転職はできないから。
(逆に言うと自分探しをすることで、就職すべき企業が分かったり転職したいと感じるようになったりする)

3つ目はその自覚した自分の特徴を生かして、個性を磨いていく。

要は、専門性を高めていく、というフェーズである。

これまで創り上げてきた人生から、どこの分野において個性を磨いていくのかということを考えた末に、その分野でひたすら個性をピカピカに磨き上げる作業に入る。


これまでは、このように考えていた。

だが、アメリカに来て現在半年ちょっとが経つが、この考え方に少しづつ変化が見られている。

では、変化後はどのように定義しているのかというと、

「死ぬまでの暇つぶし」

である。

皆さんもこの言葉は一度はどこかで聞いたことのある言葉だと思うが、僕はこの考え方に限りなく近い考えを人生に対して持つようになった。

いや、一つ目の定義と全然違うじゃねーか」と思った方もいると思う。

では、僕にとってこの半年で何が変わったのか。

一番大きく変わったことは、接する人だ。

アメリカにいることで接する人は、そもそも人種が違うということで、生き方や、ライフスタイル、仕事や勉強、娯楽に対する考え方など多くのことにおいて違いを感じている。

この世に生を受けて、長く見積もって死ぬまでの約100年間という時間をどのように使うのか。

海外に来て強く思うことは、アメリカの人は自分の思う自由気ままに生きている、ということ。

なんとなくアメリカ人が自由人なイメージは日本にいても想像できると思うが、そのイメージを現在、肌で体感しているというところである。

眠ければ寝る、食べたければ食べる、学校に行きたくなければ休む、練習に行きたくなければ休む、勉強したければ勉強する、歌いたければ歌う、叫びたければ叫ぶ、、、

本当に自由の国という言葉通りの生活を送っている。

仕事はお金をもらっているという点から、多少強制されているときもあるかもしれないが、そこに関してもオンオフの切り替えがはっきりしていて、休日は好きなことを楽しんでいる。
(金曜日になると必ずHave a good weekend.と言われるが、みんな本当にHave a good weekend.している。)

そして、このような生活をしている人と同じ国で生活していると、思考や行動も似てくるところがあって、もともと人目を気にしないタイプであった僕でさえ、その特徴は加速しており、自由気ままに生きている。
(日本に帰ったらいろんなところで注意されそうですが)

ということもあって、「死ぬまでの暇つぶし」と人生を定義している言葉はとてもしっくりくるようになった。


だが、最近になって就活をしていることもあって、改めて自分にとって「人生とは何なのか」、について考えて見たところほかの言葉の方がしっくりくることに気付いた。


その言葉というのが、「片道切符の山登り」である。

(山登りに切符は必要ないというツッコみは受け付けません)

解説すると、できなかったことができるようになるという、いわば傾斜や階段みたいなものを一つ上に上る、これを繰り返して、死ぬときには自分にとっての山の一番高いところに到達したい

片道切符としている理由としては、人生30歳や40歳あたりからは人生の下り坂とも言われているが、僕は死ぬまで山を下りたくないという思いがあるからだ。

体力や見た目は歳と共に下っていくかもしれないが、それ以外の自分次第でどうにでもなる部分に関しては最後まで登り続けたいと思う。

ということでここ最近で自分の中での「人生とは?」という質問に対しる答えは

「自分作りからの自分探しからの個性磨き」
     ↓
「死ぬまでの暇つぶし」
     ↓
「片道切符の山登り」

という変遷を経て、現在に至る。

経験と共にこの定義は変わっていくし、変わっていくことが悪いことだとは思わない。


ここまでの話を聞くと、「こいつ意識高くてダルいな」とか「結局世間体気にした発言だろ」とか思われるかもしれないが、僕はこれまでの人生で生産性のないことをすることや自分が一ミリも新しい自分にならないことをしてきたことがない。(したとしてもすぐに飽きてやめていた)

一方、勉強で上を目指すことやサッカーで上を目指すことできなかったことをできるようにすることに関してはすごく楽しく熱心に没頭して取り組んできた過去がある。

ということでこれからの人生もおそらくこの方向性で人生を進めていきたいと思うだろう。

ということで改めて、

人生とは?

→「片道切符の山登り」

である。




定期的に自分にとって

「人生とは?」

と考える機会を設けることで、長期的に見て後から振り返ると自分にとって幸福な人生を送れると思うし、意思決定の際の軸にもなると思うので、是非一度考えてみてはいかがでしょうか。


では、また。



〇思考


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