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詩 【 太陽をさがして 】


ずっと眩しかった

太陽のひかりは とても眩しすぎて
ぼくには とても 見づらかった

でも それに耐えていた

太陽はひとつなんだから
すこしくらいの眩しさ
辛抱できない自分がわるい

それしかないと思っていた

でも あるとき
先生は ぼくに こう言ったんだ

「 ほかにさがしてみたかい 」

はじめは 言ってる意味が わからなかった

「 太陽が ふたつ あるかもしれないじゃないか
  ちゃんと 自分で 調べてみたのかい 」


ぼくは 心臓が飛び出そうなくらい 驚いた

太陽がふたつあるだなんて
そんなこと 思いもしかなった

でも 先生の言うとおり
ぼくは 自分で 確認したわけじゃない

みんなそう言っているし
そんなの常識だったし ずっと思い込んでるだけだ

ぼくのように 
いまの太陽が 眩しすぎる人は きっといる

さがせばいい

さがしてなければ つくればいい

何かほかに 代わりのものは 見つかるはず

たとえ 見つからなくても
つくろうとして つくれなくても

ただ じっと眩しさに耐えてるみじめさに比べたら
何か行動に起こしてるほうが ずっといい

先生の言うように 太陽をさがしてみようと思う

ずっとずっと
眩しい太陽に こころ灼かれながら

自分に合った  温もりあふれる太陽

20240225


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