麻裕です。金曜日です。今日も今日とて、特別バージョンと言えば聞こえが良い、個人的にはおサボりの回です。MONOKOTOYAのお話をさせてください。

今日は私たちStudioMKにとって、格別に特別な金曜日です。
”MONOKOTOYA”という私たちのお店が、初めて世に晒される日だからです。

2022年11月11日｜Fri｜

小さなチャレンジを重ねて来た2年半の中で、最も責任を伴うチャレンジ。
そんなタイトルで記憶に刻まれるであろう記念日です。

私たちは、建築・プロダクトデザインを中心に、デザインの力で世界を少しでも面白く楽しくしていきたいと思いながら、日々の時間を過ごしています。それは、提供者としてだけでなく、この世界で生きる当事者としても。

”最高の人生だったー！”

いつか迎える終の時に、心から自分の人生を抱きしめられるように、そんな人が1人でも増えるように、人生を形作る様々な”時間”をデザインしていきたい。
この思いを強く胸に抱いて、出来ることをやってきました。

”上手くいかない時”そんな時間もたくさん過ごしてきました。いや、そんな時間をたくさん過ごしています、です。それでも、そんな時間さえ何故だか愛おしいのは、きっといつか、そう遠くない先で、この時間体験が誰かの幸せに繋がる、そう確信しているから。

誰よりも日々の時間を楽しんでいるのは、たぶんきっと私。

叶えようとしている夢は、簡単じゃないことがよーくわかっている。でも、登りたい山はもう見つけたから、あとは登るだけ。そう考えると、怖いことよりも愉しみの方が大きく心を占めていて。

登る途中に何があるのかわくわくするし、登った先で私や私の大切な人たちがどんな景色を見られるのかわくわくする。下る時には何があって、次に誰があの景色を見られるのか、私は何を伝えられるのか、それもとってもわくわくする。

今回のMONOKOTOYAオープンも、そんなわくわくのひとつです。頂ではもちろんないし、途中で見る絶景になるのか、悪天候になるのかもわからない。でも必要な一歩であることは間違いない。

MONOKOTOYAでは、実際に私たちがデザインした「物」を手に取り、触り、使うことができます。思いだけじゃ伝わりきらない事が、物に乗って誰かの手元に届けられます。きっと、今より少し、確かに伝えることができる。とっても幸せなことです。

MONOKOTOYAには”時間を愉しむ調度品”が並んでいます。
初めてのオープンとなる今回は「1stコレクション”BonVoyage”」シリーズとして、紙で作られた4つの調度品が、堂々と皆さんを迎えることになりました。

時間には色々ありますが、今回の作品たちは”自分時間”をとても大切にしているような気がします。蔑ろにしちゃいけないのに「蔑ろにしちゃっていいよねランキング」で易々と1位になりがちな”自分時間”。小さな時間だけれど、重い時間。

自分のために使う小さな時間に、少しの変化を起こしたい人。ぜひお手にお取り下さい。すでに上手く使えている人。自分を蔑ろにしがちな大切なあの人に贈ってあげてください。

使いこなせる人、そうでない人は出てくると思います。だけどこれだけは、全員が感じることができます。”大の大人が寄ってたかってお金と時間をかけて作ったんだから、何か大事な意味があるんだろう”ということ。

”時間って、そんなに大切なのかな？”そんな風に、普段意識しない”時間”に対して、思いを巡らすきっかけを1秒でも作れたなら、MONOKOTOYAは、してやったりです。にやにやです。

そうそう。それに、誰かを愛おしく思い、喜びに溢れた時間を無性に作りたくなる、私も大好きな季節がすぐにやってきます。クリスマスです。
贈り物に悩んでいる人、ぜひMONOKOTOYAの調度品を候補に思い浮かべてください。少し変わったプレゼントにはなるけれど、きっといつもと違った時間を過ごすことができるはずです。

MONOKOTOYAのGrandOpeningは、本日2022年11月11日18:00よりオープンです。2週間限定の開店&予約販売で、12月1日より順次発送。クリスマスには間に合います。

思わず宣伝を口走ってしまいましたが、やっぱりひとりでも多くの人に出会いたいのです。お許しください。まだまだ注目されていない小さなデザインチームですが、引き続き、愉しい時間を一緒に創り出していけたら幸いです。

Fin.
麻裕