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「飲食業」×「製造業」私のレア体験集

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飲食業の世界で。製造業の世界で。 私に舞い込んできた、ある日の出来事。
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記事一覧

「講演会」という粋なプレゼント。

飲食店の仕事に明け暮れていた時のこと。
顧客名簿を真面目につけていたら、社長がとても喜びました。

ある日の会社のセミナーは、とても素敵な方が講師として招かれました。

とても小柄でキレイなその方は、講師とは全く違う職種の方。彼女が顧客名簿に重きをおいていることを社長がたまたま知っていて、その重要性を私たちに聞いてもらいたく講師をお願いし、セミナーに至りました。

何日か後、社長が、あの講演は私へ

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「真実は強い。」はじめての営業会議で。

飲食店の店長になっての、はじめての棚卸し。そこで出た原価率は、本部が出した想定原価率を上回り、かなり高いものでした。営業会議までに、その原因を見つけ、報告しなくてはなりません。

飲み放題が、飲まれ放題になったり、原価が高いものが売れすぎても、原価率は上がりますが、そういうことが原因なら、想定原価率も上がるので、問題は、原価が高いことより、想定原価との差が大きいことです。

「ご飯を多く盛り過ぎて

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「店長たちの目の前で、大学生のアルバイトが副店長に昇格。」(飲食業でのレア体験)

飲食店に勤務していた時のこと。

店長会議で、付近に競合店がオープンすることになった店の店長が、戦略を問われています。

社長は、その答えに共感する様子をまったく見せず、「君なら、どうするんた?」「自分の店だったら、どうなんだ?」などと、ランダムに他の店の店長にも意見を求めてきました。

もし、次にあたったら、なんて言おう?

そんな心配も意味なく、社長は大きな声で、隣の事務室から社員を呼び、「〇

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「男だから、やってやろうじゃないか!」(飲食業でのレア体験)

ホテル勤務をしていた時のこと。

支配人クラスと私が異動するという人事異動の発表がありました。

私が勤務していたホテルは、何年か前に新規開業したばかりのホテルだったので、各セクションは、専門的な支配人たちに預けられているイメージがあり、この辞令は誰にとっても意外でした。

自分は「異動の対象外」と思っていた人が、異動することを知らされた、その日の晩、「これは一体何事か?」という思いを持ち寄るよう

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