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北海道在住。いまは中学校で国語と美術を教えながら大学で日本画を学んでいます。書くことが…

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北海道在住。いまは中学校で国語と美術を教えながら大学で日本画を学んでいます。書くことが好き。趣味はヴァイオリン。5年間ヴァイオリン貯金をして1754年製ヴィンセント・パノルモと出会い。長い付き合いに💕

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  • 文学をめぐって

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ハルノツキ

    • 何者でもない日…

       年度が始まって間もない日、長期、また短期の見通しと度段取りがついたところ で有給休暇を1日取った。    ☆    ☆   ☆    ☆    ☆   ☆    ☆  数年前、父が亡くなった時、戸籍の抹消、遺影選びやそれにまつわる写真、身の回りの品の整理などをした。初めての家族の家族の死を前に、悲しみとは別に、このように、人は社会から消え去るものなのだということが大きく記憶に刻まれている。  人間は、文字の如く人と人との関係

        • 卒業式

           卒業式の朝、教室のホワイトボードに、在校生9名全員がお祝いのコメントを書いてくれ、教え子はそれに「ありがとうございました。楽しかったよ!」とイラスト入りで書き込んでいました。  たった一人だけの教室。教室が足りなくて、資材置き場のような「生徒会室」だったような「家庭科準備室」だったような小さなスペースで3年間一緒に過ごしました。私自身免許もなく、経験もなく、試行錯誤しながら過ごした日々。染め物、キャンドル、朝顔のグリーンカーテン、学級花壇、折り紙、陶芸、いろんな材料のクレー

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          5本

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          画室にて

          画室にて

          美瑛の丘

          美瑛の丘

          季節外れのひまわり〜日々の雪かきに寄せて

          季節外れのひまわり〜日々の雪かきに寄せて

          俵万智「サラダ記念日」と現代口語短歌の可能性について

          取り上げるのは、俵万智の第一歌集「サラダ記念日」で1987年5月8日河出書房新社より初出発行。翌年に現代歌人協会賞受賞。作者はこの時二十四歳。 85年「野球ゲーム」で角川短歌賞二席、翌86年「八月の朝」で角川短歌賞を受賞、「サラダ記念日」にその作品が収録されている。マスコミは20代の女性が受賞したことを取り上げ、マイクを持ち、壇上にワンピース姿で初々しい笑顔を見せる作者がフラッシュを浴びる表彰式の様子を大々的に報道した。それは文学の顕彰というよりは新たなジャンルのスター誕生

          俵万智「サラダ記念日」と現代口語短歌の可能性について

          退勤ついでのブレイクタイム

           最近、退勤途中に珈琲館に寄って気分転換をしてから帰ることが増えている。ただ仕事が終わった後なのだから、ただぼうっと珈琲を味わい、気の利いたBGMに耳を傾ければいいものを、少し広めの席を探し、いそいそとPCを開く。WIFI環境があるのでメールをチェックし、返信の必要なものには文面をていねいに読んで返信し。仕事関係の文章を推敲したり、スケジュールを確認したり。  そんなことなら、職場でやればいいんじゃない?と自分で自分にツッコミながら、なぜそんなことをしているかといえば、家でも

          退勤ついでのブレイクタイム

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          ひまわり畑

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          +2

          ゆうやけ

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          「それから」の物語を紡ぐうつわ

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          山羊さん

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          然別湖

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