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リズムを感じる

「トク、トク、トク…」
病院のエコーに映し出された息子の心拍はとても規則正しいリズムを奏ででいました。


初めて病院で息子の心拍の音を聞いたとき、なんて力強いリズムなのだろうと、まだ形にもならない我が子の生命力に感動したことを覚えています。


それは命を授かったことの重みを改めて感じた瞬間でした。


アーユルヴェーダでは1日、1年、一生のリズムがドーシャ(生命エネルギー)のバランスに影響を与えるという考え方があります。


つまり1日、1年、一生のリズムに合わせて生活をすることで、ウェルビーイングに生きることができるという概念です。


自然のリズムに合わせて生活をすることで私たちの心と身体は自然に整うということだと私は思っています。


「胎児の世界」の著者であり医学博士の三木成夫はこの本の中でこのように書いています。

人間の「こころ」について考えてみよう。

それは、こうして見れば、大宇宙のリズムと共鳴する、このからだの”内なる”小宇宙のリズムということになる。

もう何度も繰り返したように、この特殊な生きものでは、その食と性のけじめは、一見、消えてなくなりかけている。しかしそれは、小宇宙の消失を意味するものではない。

生命発生いらい蜿蜿と営まれてきたその宇宙交響のうねりは、このからだの深層でいまなお生きつづけているのでなければならない。

自然の「こころ」に感ずる、いわゆる”共感する”というのが、その何よりの証拠ではないか。

わたしたちはここで、ひとつの大切なことを知らねばならない。
それは人間だけがこうした共感を”意識する”ということである。

この大自然と共振するこころが、意識の鏡に映し出されるのである。わたしたちはこれを「こころの目ざめ」とよび、この目ざめの聖なる場を”あたま”に求める。人びとは「冴えた頭」という。
動物の世界にはこれがない。


自然のリズムを意識しそれに共感することは、人間だけができることなのですね。


私たちは普段、意識をしていないだけで生まれる前から私たちの心臓は毎日リズムをとり鼓動し続けています。


試しに手首の脈に触れてみてください。きっと今のあなたの心臓のリズムを感じることができるはずです。


今あなたの心臓はどんなリズムを奏でているでしょうか?


とても簡単なことですが、これが私たちの内側の自然にアクセスする1番の方法かもしれません🌝

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