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【読書ふりかえり】母性って何だろう?

👇先日書いた記事

👇今日は、読後の感想を^^

本の紹介は少しです。感想を書いていきたいと思います。


女性なんだから、母性がないとダメなんじゃないのかな…
親なんだから、母性がないとダメなんじゃないのかな…


そんな、しんどさや生きづらさを感じている方が、そもそも母性って何だろう?と考えるきっかけになれたら、幸甚です。


ワイドナショーで見たことある古市さんが書いた『保育園義務教育化』は、こんな目次です

目次
はじめに 「お母さん」が「人間」だって気づいていますか?
第1章 「お母さん」を大事にしない国で 赤ちゃんが増えるわけない
第2章 人生の成功は6歳までにかかっている
第3章 「母性本能」なんて言葉、そもそも医学用語でもなければ根拠もない
第4章 少子化が日本を滅ぼす
第5章 装飾男子が日本を滅ぼすというデマ
第6章 女性が待望される時代
第7章0歳からの義務教育
あとがき
おススメしたい本と、参考文献

『保育園義務教育化』古市憲寿より

本屋でこの<目次>を立ち読みして、即買いしました。新たな視点が欲しかったのだと思います。

読んでみました^^

目次をパッと見て、一番気になっていたのは…

「母性本能」なんて言葉、そもそも医学用語でもなければ根拠もない

でしたが…読んでみて、一番ハッとさせられたのは…

「お母さん」が「人間」だって気づいていますか?


👇以下、私の気づきです

  1. 私も無意識に、「お母さんなんだから、こうあって欲しい」と思うことがまだ時々ある

  2. それは、特に自分の母親に対して、長いこと思ってきたことだったと再認識

  3. ニュースで、車内に子どもを置き去りにしたという類の話を見聞きした時に、瞬間立ち上がる感じもある


👇そして、今まで友人や家族から言われた言葉を反芻はんすうしました

  • あなたのお眼鏡にかなう業者は、なかなかいないと思うよ

  • 親も初めて親になるんだから、わからない事だらけじゃないのかな

  • 親とは言え、上手くできない事は許してあげようよ

私は、自分の親にすごく期待していたのだと思います。
それはまるで、翻ってひるがえって自分を評価していたような感じがしています。

言い方を変えると…

私の親なんだから、ちゃんとしてほしい。
この人の娘なのが、何だか恥ずかしいって思うのはイヤだな。くやしいな。

あー、厳しすぎるわー😨


母性とは?

古市さんによると

多くの社会学者は、「母性愛」は女性に初めから備わっている本能などではなくて、時代や環境が生み出したものに過ぎないと考えている。
赤ちゃんを産んだお母さんが感じる子どもへの愛情が噓というわけではない。だけど、人類の歴史をひも解いてみれば、「母性愛」と呼ばれるものが、時代や国によってまるで違う現れ方をしていることがわかるのだ。

第3章より抜粋

母親だって、ひとりの人間だから、眠くなったりひとりの時間が欲しいと思うのは、当然のこと。

子どもへの愛情に、なぜ母という言葉が必要なのか?

母性という言葉からは、
子育ては母親がするもの
子どもの為なら、どんな事でもするのが母親として当然

というにおいがプンプンしてくる(この本を読む前には、そんなに感じなかったけれど)

日本人は、特に母親を聖母化する傾向が、今でもあるようだ。(私の中にもあった)


感想まとめ

  • 母性愛というのは、女性に初めから備わっている本能ではないと考えると、「子どもをかわいいと思えない」「私は冷たい母親だ」という人への理解が深まる。

  • それは、もしかしたら自分の母親にもある時期生じていたかもしれないと思えてきた。

  • 視線を世の中へ向けると、ベビーカーを押している母親や、仕事をしながら子育てに奮闘しているママさん…がいる。その人たちがどう思っているかは分からないが、「子どもをかわいいと思えない」理由は、人それぞれ。母性の問題として片づけてはいけないよね。と確信した。


(母の名誉のために…手を挙げられたことは全くない。てこずらせたと思うが、よくやってきてくれたと感謝している。)


最後に、古市さんからのメッセージに心温まったのでご紹介します。

幸せな子どもが、この社会に少しでも増えますように。
そして、そのお手伝いが、少しでもこの本でできますように。

あとがきより抜粋


笑顔のお母さんが、この社会にもっと増えますように。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
今日出会うママさんへのまなざしが、温かいものでありますように。


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