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次男の保育園内定に関する一連の流れの記録

これは、22年4月に生まれた次男の23年4月度の保育園内定に関する一連の流れの記録。
様々な思いをもって保育園に申し込まれる方がいらっしゃることは重々承知をしています。
あくまでもその中の一家族の考え・記録として、読んでいただけますと幸いです。

●内定までの時系列

■前提

我々夫婦としては、妻の育休をもう1年延長希望。
【理由】
妻はあと1年じっくりと次男と過ごしたい。(長男も1歳児クラスから入園だった)
長男の時に妻が復職してからの慌ただしさを思うと、私としてももう1年育休だとありがたい。
加えて妻が時短で復職した際の収入≒育休手当という事実。
もちろん多少は増えるものの、負担激増とのバランスが取れていない状態。
であれば家族全員の精神的な安定を考え、育休を1年延長するのがベストと考えていた。

■一次利用申し込み

我々の住んでいる自治体の一次利用申し込みは12月。
上記前提があったため、比較的人気の保育園1件だけを記入し申し込み。
長男0歳児クラスの時は3件書いたものの全滅だったため、この条件であれば間違いなく落ちるだろうとの見立て。
そもそもこの見立てが甘かったことと、ここで一つ重要なチェックを忘れていたことを、結果発表の後に知ることになる。

■一次利用結果発表

結果が発表されたのは2月某日。
妻からLINEが届く。「受かっちゃってる。。」
まさかの内定。
その瞬間、私も一気に血の気が引き、その後仕事に全く集中できなくなってしまった。
まだ0歳の次男を園に預ける悲しさ、妻の復職による生活の変化、内定が出た保育園について(落ちるであろう前提で長男が通っている園とは別の、駅近の人気園に申し込んでいたため、登園の負担は2倍。加えて、あまり環境はよろしくない。)
深く考えず、絶対に内定は出ないだろうと信じきっていた、我々夫婦の油断。
帰宅するまでずっと動揺していた。

■内定後

帰宅後、夫婦で緊急会議。
今後の選択肢は2つ。
①内定が出た保育園に一旦通わせ、長男が通っている保育園への転園希望を出しておく。
②内定を辞退し、二次利用で別の保育園に申し込む(なるべく落ちたい)

②は不確定要素が大きい。内定を辞退して、すでに定員になっている保育園に申し込み落ちた場合、それが正当な育休延長の理由として認められるのかが微妙。さらに内定辞退により、マイナス1点が来年の4月入園まで付きまとってくるため、本当に入りたいタイミングで厳しい結果にもなり兼ねない。
①しかないか、という結論でその日は解散。

ちなみに、今さらではあるがよくよく調べてみると、実は申込用紙に「育児休業から復職する意思がなく、育児休業を延長したい」人向けのチェック欄があった。(それにチェックすると指数が調整されてほぼ受からなくなる)
妻曰く、長男の時(3年前)には無かったと。でも今となっては後の祭りだった。

■発表翌日

翌朝、一次の結果を踏まえた保育園の空き状況がHPにアップされていたので早速確認。
長男が通う保育園の0歳児クラスは空きゼロ。
しかし、長男の園の次に近所にある園の0歳児クラスの空きがなんと「1」
これしかない。せめて通わせるのであれば近い園が良い。そしてふと以下のプランが思い浮かぶ。

内定辞退(評点マイナス1はやむなし)
→近所の空き「1」の園に二次申し込み
→とはいえ一次で落ちてしまった家庭も含め応募は多いはず
→落ちてしまったら育休延長

ベストは内定が出ずに育休延長。最悪でも近所の園に通わせることができる。夫婦で話し合った結果、このプランでいくことに決定。奇跡的に空きがあってよかった。

■二次利用に向けた動き

二次利用申込スケジュール

2月某日 一次結果発表
某日の4日後 内定辞退締切
某日の7日後 二次利用申し込み期限

そう、つまり超タイト。
1番のネックは二次利用申し込みでも「就労証明書」を再提出しなければいけない点。
就労証明書は人事部による記入がマストのため、自分だけではどうにもならない。二次利用に向けて人事に相談。何とか間に合わせてもらえることになった。

■内定辞退

内定辞退は妻に行ってもらった。
担当の方からは「内定辞退は本当にもったいない、いい園だから考え直してみて」と言われたようで若干心が揺らぐも、何とか立て直して内定辞退をしてきたとのこと。お疲れ様でした。。

※内定辞退に関して、保育園に通わせたくても通わせられない方からすると本当に失礼なことであることは重々承知をしています。これは我々夫婦の確認・準備不足で、心から反省しています。

辞退の後、二次利用の説明をしてもらったようで、曰く、空きゼロの園に申し込んでもいいらしい。ちゃんと本当に行きたい園に申し込むべきだと。それで落ちても不承諾通知は出るらしい。本当に?よく分からん。。

■二次利用申し込み

人事から無事に就労証明書を受け取り、何とか期限内に申し込みができた。
第1希望は長男が通う園(空きゼロ)、第2希望は空き「1」の近所の園。
例のチェック欄にはチェックしないことにした。
二次利用からこのチェックをすることがルール的にどうなのか微妙で、そこが原因で不承諾通知が出ない可能性も無くは無かったし、なんとなく自分の倫理的もどうかなと思ってしまった。(今さらだが。)また長男が通う園(空きゼロ)だけにして、不承諾通知→育休延長という方法もあったが、なんとなくそれも違うように感じたため、やめておいた。
おそらく一度内定が出たことで、共働きの覚悟をしてしまったからだと思う。これで近所の園に内定が出ればまた共働き。落ちたらもう1年育休。
あとは運に任せようと思う。
夫婦で納得した形で、申し込みが完了した。

■二次利用結果発表

3月某日、結果発表。
前回と同様に、仕事中に妻からLINE。
結果は、第2希望に入れた保育園に内定。
なんとなくそんな気はしていたため、一次ほどの衝撃は無かった。
もうこれは、ここで生きていくにはお前らみたいな低所得世帯は共働きしろという自治体からのメッセージなのかなと。
育休希望のチェックを入れたらどうだったのか、空きゼロの園だけ申し込んでおけばよかったか、色々と考えてしまったし少しだけ後悔もしたが、受け止めようと思う。
帰宅すると、そこには同じように受け入れた表情の妻がいた。

●なぜ内定が出たのか

まず一次利用の内定に関しては、枠に対して第1希望が1.5倍だったにも関わらず、しかもその園しか応募しなかったにも関わらず、内定。
二次利用はまだ詳細が出ていないが、そもそも第2希望で、しかも内定辞退による指数マイナス1があったにも関わらず、内定。
本当のところは分からないが、おそらく我々の世帯収入が、この地区においてかなり低いことが要因だと感じている。(所得が高い世帯が多い地区で、我々はなかなか引っ越すタイミングがなく無理して住んでいるのは事実)大きなお世話だと言いたいところだが、おっしゃる通りでもあるので何も言えない。
まぁ色々な要素を踏まえて指数がめちゃくちゃ高かったんだと思う。自治体も良かれと思って内定をくれたと考えるしかない。

●今回の反省点

①育休延長希望のチェック欄

これが全て。なぜかこれを見逃してしまっていた。(この記事のサムネ、実際の申込書だが、該当部分が黄色くマークされているにも関わらず。。)
そして上にも書いたが、二次利用申し込み時にこれをチェックすることが果たしていいのかダメなのかの判断がつかなかった。場合によっては不承諾通知が出ない可能性があったためだ。二次利用申し込み時に担当者に正直に聞けば良かったとも思ったが、その質問すら微妙かなとヒヨってしまったのも事実。もう一次利用時に見逃していた時点で詰んでいたと思うしかない。ただただ無念。

②内定が出る前提での園選び

第1希望しか書かない作戦でいくにしても、今回のようなケースがあるため、実際に通ってもいい園を書くべきだった。
実は最初に内定をもらった園、人気は高いのだが、環境が良くなかった。駅近だが施設は古く、近所のコンビニの前に喫煙者も多く、あまり通わせたくない環境。そして駅近だが家からは遠い。通勤の流れで登園させるならいいが、仕事の関係で出勤時間がまちまちなので、日によっては不便だったりする。
総じて、じゃあなぜそこに申し込んだんだって話だが、全くその通りで返す言葉が無い。本当に人気だけで書いてしまった。
例え育休延長希望のチェック欄にチェックを入れていても、まさかの事態は起こりうるので(例えば希望者が枠より少なかったりとか)必ず、通える、通ってもいい園に申し込むべきだったし、同じ境遇の方は気をつけてほしいと思う。

③内定辞退のリスク

今回はたまたま近所の園に空きが1出ていたので、内定辞退→二次利用に踏み込むことができたが、もし空いていなかったら…
空きゼロの園だけに二次利用で申し込んで、不承諾通知が出なかったら…
そして指数マイナス1で臨む、今度は絶対に内定を取らなくてはいけない来年の1歳児クラスの申し込み。
内定辞退にはリスクがたくさん潜んでいる。そこに対しても考えが浅かったと、今さらながら反省している。
そして二次利用に関しても、就労証明書の準備など注意が必要。再提出は免除してほしかったのが本音。対応してくれた人事には感謝しかない。

●次男の入園、妻の復職に際して

次男が通う園は、近所なのでよく見かけていたが、保育士さんたちもベテランみがあり、好感のある園だった。そして長男の保育園に通っていた子が転園していたり、お友達の兄弟が通っていたりと、つながりもあるため、結果的によかったかなと思う。
まだ0歳で通わせることだけが辛い。親目線として、ただただ手放したくない。。でも早くから外の環境に出ることはプラスだと思うしかない。うぅ。
そして妻の復職。かなり勝手な話だが、妻が育休で家を守ってくれているというのは、10月から復職した自分としては非常に心強かった。
妻が復職するとなれば、当然私も働き方を変えていかなければいけない。
在宅勤務、土日休みの調整。(妻も私も小売なので、土日も仕事が入ってしまう)
来年度の所属にも左右されてしまうが、週1日は在宅勤務、週1日は平日休みを入れることで、負担を分散したいと考えている。土日は夫婦で休みをずらして対応するしかないか。家族4人で過ごす時間が一気に減ってしまうことが今からとても悲しい。
でも工夫しながら乗り越えていきたい。きっとできる、はず。

●おわりに

ただひたすらに、「育児休業から復職する意思がなく、育児休業を延長したい」にチェックを入れなかったことを後悔している男が、前を向くために書き殴った記録でした。
このご時世、保育園に入りたくても入れない方もいる中で、ワガママな話だと分かっています。でも子育てに関しては、色々な考え方やスタイルがあっていいと思うし、色々な選択肢がもっと自由に選べる世界になってほしいなとも思います。育休は原則1年まで。それは短すぎるよ。。
まぁ結局は経済力次第なんだなっていうことも痛感させられました。
おとなしく共働きで、生きづらいこの世の中を何とか乗り切っていこうと思います。
長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。

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