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記念日でもないけど「ちゃんとしたチーズケーキ」を焼いてみた【切ってたべる編】

前日ひいひい言いながら作ったチーズケーキ。部屋の中にはビスケットが焼けたいい〜香りがまだ残ってます。あーこの香りだけでコーヒー何杯かいける。(ご飯何杯かいけるみたいな)

つくる編が前編です。ぜひこちらから。


さてさて、前日寝てもらってたチーズケーキ
を起こしたところ、心なしか落ち着いている

スン…

昨日の「急に混ぜられて焼かれたけど?!」みたいな若さゆえのちょっと荒々しい新人のような雰囲気が落ち着き「あ、どうも(ぺこり)」なんて言いそうな先輩風になっている。
しっとりしてるーー。落ち着いてるーー。
寝かせるもんですね。

さっそく切ってみましょう。

えーーっと久々に切るけども、刃をあっためたりするんだっけ…と思いながらそのままいきました。

まず半分。しっとり落ち着いてるんで
断面も落ち着いてる。いいぞ!

んまーー。きれい!断面がもういい…。はぁ。この画だけで何杯か…(以下略)。

切りました!ちょっと私のミラーレスカメラが火を吹きますのでしばしお付き合いください。
わたくし、断面が大好物です。

少し遠目から王道な角度で
ななめ45度
どん
どどん!
よこからどん!

「いいよいいよ!」「この断面最高だよ!」
「この角度もたまんないね!」

などと何枚もパシャパシャして「そろそろ食べたら?」と夫に言われる始末。
被写体がよくって我を忘れました。

さぁ、コーヒーと一緒に食べます。

ぬあーーー!!
思わず机に握りこぶしをダン!てやって立ち上がりたい気分!!

お、おおおいしすぎる!!

昨日の…あの作業たちが…手間たちが…すべてここにつながっている

あのビスケットが完全にいい仕事してる。これあるとないとじゃ、家か店かの違いレベル(家です)。

こしたから…あのちっさいザルでこしたからこの口当たりなめらか、つぶが一切ない。

ハンドミキサーで泡立てたから…ベイクドチーズケーキのずっしりしがちなところに、ふわっとした口溶けが共存している。

最初の型紙のおかげでうまくはずれてナイスな写真がとれてるわけだし。

すべて…すべてこの一口のために用意されていた手間だった。どれも欠けてたら無理。

嗚呼、手間がこのおいしさを呼んだ。おいしさが私を呼んだ。私は大地へ…空へ…(え)

そして、まだ終わりません。
なんと2日目です。

そう。おそらくさらにおいしくなっているはずの2日目。お皿をかえてまた撮影です。
美しい…

美しい…(2回目)
王道角度
今回は後ろ姿も撮らせていただきましたよ

もはや先輩を超え、紳士のような佇まい。無言でぺこり。

食べます。
カラーーン…!フォークを落としてしまいそうなおいしさ!!エアフォークは落ちました。

まとまりが…まとまりがやばい。完全に一体化ビスケットもチーズも私も一緒に一体化

むか〜しチーズケーキをよく作っていたんですが、なんかチーズが強くて重たいなと思ってあまり作らなくなったんです。店とは違うな、素人が作るとこんなもんなのかなって。

でもサワークリーム、きっといい仕事してる。卵白もふわっと感に貢献してる。

ちゃんと作れば、ちゃんとしたものになる。
手間は裏切らない。
手間は手間をこえる!!(?)

お手軽レシピもいいけれど、たまには本格レシピで作ってみるとまたさらにお菓子作りが楽しくなる
そう思いました。

あと2回分あるので、楽しみます。一体何日目が最高なのか…またいつ作ろうか楽しみです。

お菓子作りはいいぞ!

長ーい話お付き合いくださりありがとうございました!

おわり


前編はこちら


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