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どこまでが私なのか

私は中学生の頃から、本当の自分とは別に演じている自分を認識していたように思う。そんなことを親友に言うと、「なんか、詩人みたいだね。」と返ってきた。

あなたの周りの人、友達や家族はあなたのことをどれだけ知っていますか?
そして、あなたは自分自身のことをどれだけ理解していると思いますか?

私は、私よりも私のことを知っている人はいないと思う。

と言うのも、私は私以外の人との間に越えられない壁がある。

他人と違う感覚を持っていると気づいてから、自分の伝える力、言語力がない故に理解されないと思っていた。

しかし、伝える力を鍛えた今も、周りにいる人には依然と理解されないままだった。

いつしか、自分の見せる部分、見せない部分が増えてきて、コミュ力があって、友達もそこそこに多いものの、それぞれが私に持つ印象は真逆だったりする。

何が良くて何が悪いかなんてものでもないんだけど。
私は私にしか見えていないって言うのが助長されているというか。

高校生の頃、また違う友達に相談をした。
彼は、「それに悩んでいることも、全部含めて自分だ」と教えてくれた。

確かにそうだと思う。

はたまた、みんな心に誰にも言えない自分を抱えているのなら、なぜ理解してくれないのかという場面が多くある。

保健室で自傷行為のことを相談すると、
「思春期だから、しょうがない。みんな口に出さないだけで、」
と言われた。

そうなんですか? そう言うものなんですか?

口に出してはいけない、見せてはいけない、そんなことを言われている気がした。
あなたはなんでそれができないの、わからないのとも言われているような気がした。

「私ってなんだろう」って考えてしまう私ってなんなんだろう。

そろそろ、相談乗る時の掟みたいなので、「あなただけじゃない、みんな、苦しい思いをしている」ってニュアンスのワード、禁句にしてもらえませんか?

せめて保健室くらいではね。

辛いものは辛い。他の誰かの基準で測るべきじゃないんだよ。
自分軸で生きてこーぜ。





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